MGのガンダムMk-Ⅱ Ver.2.0を改造して、漫画「ガンダムUC episode EX2 獅子の帰還」に登場するバナージ機をつくりました。
また、ディスプレイするためのMSケージもセットでつくりました。
これについては別ページでご紹介しています。
https://gumpla.jp/mg/1834035
いつも通りフレームは部分塗装の簡単フィニッシュ、バックパックとバズーカの濃色部も簡単フィニッシュ、その他の外装は全塗装し、水転写式デカールを多めに貼り付け、ツヤ消しトップコートで仕上げました。
ツインアイやセンサー部にはラピーテープを貼り、細部にメタルパーツを貼っています。
元キットはゴリマッチョ体型なので、スマートになるように改修しています。
ビームマグナムはユニコーンVer.Kaから流用し、ドーベンウルフの右腕はキットを芯にしてセミスクラッチしてあります。
製作途中の状態はストーリーをご参照ください。
●頭
頭でっかちなので、手元にあった初代MGの頭をベースにしました。
・寸詰まり感があるので、前後に2mm延長
・ひさし先端を少し丸くし、裏についているドラフト面を削ってフラットに
・アンテナ部分は2.0のものをシャープ化
・マスクはガンダムVer.Kaのアゴを小さくして取り付け
●胸
ゴリマッチョな印象なので、スマートに見えるように加工しました。
・肩幅を左右各約2mmカット
・腕が胴に寄るように軸のストッパー部を約2mmカット
・首を2mm短縮し、アゴを引けるように干渉部をカット
・胸ダクトの外側を0.5mm弱カット
・肩付け根のブロックを大型化
●左腕
・肩が胴に寄るようにグレーのパーツを表裏逆に組み立て
・腕が胴に寄るように肩内部パーツを削り込み
結果的に肩幅は4〜5mmほど狭くなっています。
・肩外側のダクト部を切り離し、下げて再接着して張り出しを小さく
・肩ダクトの下側が囲われていないので、板を追加
・肩前後外装の外側を削って幅を約0.5mm小さく
・前腕を2mm延長
●右腕
キットを芯にしてプラ板、エポパテ、プラパイプでセミスクラッチしました。
外側の腕のシリンダーは、ヒジの動きに合わせた伸縮はしません。
ドーベンウルフだともう少し大きいのかもしれませんが、バランスを見てこのサイズにしてみました。
●腰
・フロントスカートを2mm延長
前腕もそうですが、延長した部分をあえてスリット状にディテールとして残しました。
●脚
・スリッパが大きいので前方を2mm強カット
・ペタっとした印象なので、足の甲のグレー部分を1mm上に固定
●ビームマグナム
Ver.Kaのものをそのまま流用しました。
目立つ箇所の合わせ目は消してあります。
マガジンは接着して、取り外すギミックはオミットしました。
●バズーカ
キットのものをそのままつくりました。
合わせ目はV溝処理です。
おしりのラックにも付けられますが、右腕等と干渉するので、バックパックにマグネットで取り付けられるようにしました。
保持力はあまり強くありません。
●シールド
・ビームライフルの予備マガジンを付ける箇所にカバーを追加
マグネットで外すことができます。
・腕との接続パーツがコの字型で大きいので、カットしてL字型に変更
●バルカンポッド
・頭に合わせて初代と2.0をミキシング
・合わせ目は右側は消して、左側はV溝処理
ユニコーンと言えばビームガトリングガン、と言うことでシールド裏にマグネットで付けられるようにしました。
前の写真で追加しているカバーを外して、代わりに取り付けます。
このキットは腕とシールドのスキマが広いのですが、そのおかげで入れることが出来ました。
武器を全て装備させるとかなりの重武装になります。
さらに、ユニコーンと言えばMSケージ、と言うことで合わせてつくってみました。
こちらについては別ページに詳細を記載しますので、ご参照ください。
パイロットはキットのものを部分塗装し、ツヤ消しトップコートをしてあります。
コクピット内部のパイロットも同様に仕上げました。ほぼ見えませんが…。
可動範囲はほぼキットのままです。
デザインの都合上、右肘関節の曲がる角度が少しだけ狭くなっています。
登場シーン(?)のイメージで。
このキットはヒザを曲げた際に外装がスライドするのがカッコいいと思います。
最近のキットでは当たり前ですけどね
塗装は水性ホビーカラーをエアブラシで吹いています。
・外装:ディアクティブホワイト
・グレー部分:サフ色
・アンテナ:オレンジイエロー
・コクピット等:サーモンピンク
・関節部:ブルーグレー
・スリッパ:ネイビーブルー+ブルー
・バーニア等:焼鉄色
・武器:ティターンズブルー1
・トップコート:UVカットスムースクリアー
今回は上半身の改修、特に頭を初代MGに変えたことが効きました。
以前に同キットを全身に手を加えてみましたが、それより手数が少なく効果的な改修だと思います。
難点は入手性ですね…。
華奢な脚だと思っていましたが、頭と上半身がゴツ過ぎるようです。
Mk-Ⅱはやっぱり立体映えするデザインだと感じました。またつくりたいと思っています。
実はこの漫画は読んでいないのでどのような活躍をしているのか知りませんが、設定が面白い機体ですね。
1/144では作例を見たことがありますが、MGでは珍しいかと思います。各部のディテールはユニコーンっぽく入れてみたつもりです。
かなり私がイメージしているスマートなMk-2に出来たかなと思います。
でも、右腕のおかげでゴツく見えちゃいますが、それがこの機体のポイントだと思います。
次回は1/144で、久しぶりにキットの機体を素直に改修しようと考えています。
ご覧いただきありがとうございました。
コメント
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今回も 随所に拘りが垣間見える素晴らしい作品ですねっ!
毎回 市場にないMSを、MGサイズで このクオリティで作り上げる集中力、、
ホント、凄いとしか言葉が見つからないです^ ^
ありがとうございます!
クオリティはそれほど高くないので、今後もニッチな市場を狙って行きます。
なんだこれ、ちょーカッコイイんですけど…。
ありがとうございます!
良いですよね、Mk-Ⅱ(gandam-kao6)
制作お疲れ様です。
カッコいいマークII、ついつい見入ってしまいます。
ブレない作り込みの精度に只々感心させられます。
ケージの方も白い機体には良い感じですね。
ありがとうございます!
MSケージ、大アジですが面白いキットでした。
精度はいつも通りボチボチなので、雰囲気で誤魔化しています。
白いMk-Ⅱカッコヨ♪
一目惚れ物です♪
ありがとうございます!
Mk-Ⅱそのものが好きなのですが、キットに恵まれていないんですよね…。
漫画は未読ですが白いカラーのMk-Ⅱカッコ良いですね✨スマートでスタイリッシュなプロポーションに特徴的な右腕の非対称感も良いですね!延長部分をディテールとして残すアイディアはナイスです😄MSケージの出来ばえも流石ですね👍
コメントありがとうございます。
面白い機体ですよね。私も未読ですが…。
MSケージ、実は初ウェザリングでして、コレで良いのかがわかりません。
出戻りおじさんモデラーです。中学生だった当時は友達から借りたモデグラでセンチネルを必死に見ていました。
技術は中学校卒業時で止まっているので粗は多いですが、宇宙世紀のマイナーなMSを好みのスタイルでつくっています。
ウェザリングはせずにクリーンなモデリングを基本としています。完成させることを第一に考え、簡単フィニッシュを織りまぜ、多少のミスには目をつぶって進めます。
家に置く場所が無いので、2~3ヵ月毎にヤフオクへ出品していますので、よければ見てみてください。カバー画像は左からヤフオクでの高額落札ランキングです。
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