ますらお氏、新作記念SS

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どうも、キョニュウスキーです。ますらお氏のFA陸戦型ガンダム:ハンマーヘッド(https://gumpla.jp/hg/25329928)完成記念に妄想ショートストーリーを載せさせて頂きます。拙い文章で勝手にスミマセン。先に謝っておきます。許して。
パッションを言語化って難しいね!

————-
岩肌が露出した荒涼とした丘陵地帯

その丘陵地帯には、中規模のジオン補給基地が築かれていた。周辺各地から集められた物資を一括管理し、前線基地へ送り出す重要な中継拠点である。
その為、中規模とはいえそこそこの戦力が揃っていた。

R1「レッドリーダーからブルーリーダーへ。そちらの状況を教えてくれ。どうぞ。」

B1「こちら、ブルーリーダー。特に不審な点は見られないな。どうぞ。」

R1「もうすぐ、目標地点だ。警戒を怠るなよ。」

B1「言われるまでもない。 お前こそ油断するなよ。通信終わり。」

ここ数週間、補給部隊が護衛のザクごと何者かに襲撃され、全滅する事件が相次いでいた。 
基地司令はこの事態を憂慮し、調査ならびに撃破の為、特別にMS隊を編成した。2小隊計6機のMSだ。隊長機は送られてきた新型「グフ」。
襲撃地点は特定の範囲内に限られる。地の利はこちらにあると判断されていた。

先に目標に到着したのはチームブルー。

地形は凸凹しており、MSが身を潜めそうな遮蔽物がちらほら見受けられる。

B1「周囲の警戒を怠るなよ。 ここはもう奴の狩場だと思っていいのだからな。」

B2,B3「了解」

センサーを拡げるのと、奇襲による全滅を避けるため、離れた位置に横一列の隊列で進行する。

暫く経ち

B3「何もいませんね。もう居ないのでは?」
B2「まだ補給ルート上だ。襲撃地点もこの辺りだぞ。気を抜くな。」

MSの高さを超える丘の間、ちょうど2体が並んで歩ける程度の幅の谷になっている。ここが奇襲されやすいポイントだと思われていた。現に警戒用のセンサーは無力化されている。 

B1「B2,B3 北側の丘を登るぞ。狙われやすいから、何時でも戦闘機動出来るようにしておけ。」

B2,B3「了解」

B3が丘を上がり始めると、丘の影からロケット弾が飛来する。B3の足下に着弾。姿勢を崩されたB3のザクの胸部に大型ミサイルが突き刺さる。

上半身の大爆発とともに擱座するザク

B1「撃て!」 

B1とB2は敵MSが撃ってきた地点に向けてマシンガンを斉射する。

B1「レッドリーダー!、こちら、ブルーリーダーだ!敵MSと遭遇!交戦に入る! B2!俺が近づいて仕留める!援護しろ!」

B2「了解!」

B2のザクは敵MSが隠れた丘の影にむけ断続的に射撃を行う。

バーニアを吹かし、一気に丘の上へ飛ぶB1のグフ

空中でヒートソードを振り被り、丘の影に隠れる敵MSへ振りかぶろうとした瞬間、ブルーリーダーはこちらへ向ける多数の砲口を見た。

B1「!!!」

空中でなずすべもなく蜂の巣にされるブルーリーダーのグフ。

B2「隊長ぉ!」

大地に打ち付けられ、無残に丘を転がる隊長機に愕然とするB2

立ち尽くすザクは影から狙う無反動砲には最後まで気が付かなかった。

————

R1「ブルーリーダー、コチラはレッドリーダー、応答しろ!畜生!!」

大爆発が起こった地点へ急いで向かうチームレッド

R1「各員、おそらくチームブルーは全滅した。気を引き締めろ。」

R2,R3「了解。」

遠目にMSの残骸が見える。
R1「止まれ!これ以上は狙われるぞ。」

転がる残骸から見て、目の前の丘から狙われたのは一目瞭然だった。

R1「今までの補給隊も、あの丘から狙われていたんだな…………回り込むぞ。」

射線が通らないように地形を利用しながら丘を回り込むチームレッド。しかし……

R2「うおおっ!」

移動したR2のザクが遮蔽物越しに左腕をぶち抜かれたのだ。

R2「なんつー射撃性能だよ!」
焦るR2

R1「敵は1機だ!決して止まるな!」

ジグザグの戦闘機動を行いつつ着実に接近するチームレッド。 そして敵MSの姿を捉える。その姿はガチガチに装甲をつけた人型砲台にも見えた。

R1「一斉射撃!」

敵MSはスモークを焚き移動するも、ろくな回避運動も出来ずマシンガンの雨を食らう。

R1「射撃止めー!やったか?」

土埃とスモークではっきりと敵MSを捕らえることが出来ない。

R3「……待って下さい…熱反応、人型!敵MS健在です!」

そうR3が叫んだ瞬間、突風が煙の目隠しを剥ぎ取る。分厚い増加装甲を失い、本来の細身であろう機体が銃口をこちらに向けて立っていた。

R1「全機散開ィ!」

次の瞬間、倍返しとばかりに敵MSからの火力が一斉に牙を剥いた

反応が遅れたR2は大破、R3も大破は免れたものの、戦闘続行は厳しい。

戦えるのはレッドリーダーだけだった。

R1「撤退しろR3」

R3「了解です。流石にこれ以上無理ですね。」

R1「そうだ、だからお前一人で逃げろ。俺が殿を務める。」

R3「無茶ですって隊長!一緒に逃げましょう!」

R1「駄目だ、アレは間違いなく背中を撃ってくるぞ。ヤツの情報を持ち帰れ、命令だ。」

R3「……分かりました。ご武運を。」

R1「おうよ、ついでに貴様のバズーカもよこせ。」

ゆっくりと歩き出すR3のザクを黙って見逃すはずもない敵MSは、ザクの背中に無反動砲を向ける。

R1「お前の相手はこっちだ!」

レッドリーダーのグフはすかさずバズーカを放ち、妨害する。敵MSがひるんだ隙に一気に駆け寄る。

R1「散々やってくれやがって!落ちろぉぉ!」

そのままヒートソードを振り下ろす。ヒートソードが敵MSの左腕ミサイルに触れた瞬間、爆発が起きる。吹き飛ばされる2機。

グフは右腕大破、衝撃で機体が動かない。

R1「今度こそ、やったぞ…」

モニターに悠然と立ち上がる人影が映る
損傷は左腕が潰れただけに見える。

R1「なんで…!畜生……」

近づいてくるMSの右手にはビーム・サーベルが握られていた。対してグフはもう動けない。

近づいてくるMSの顔がハッキリ見えた。

R1「もしかしてコイツは、連邦のガンダ…」

ビーム・サーベルがコックピットを貫いた。

————–

翌日、生還したR3の報告を受けた基地司令は、敵機を極めて危険な存在と判断し、防衛体制の強化を命じた。
しかし、その対応は間に合わなかった。
その数時間後、連邦軍による大規模攻勢が開始される。奮闘するも、これまでにない規模の襲撃とベテランパイロットの喪失によって防衛は不可能だった。
ジオン軍基地司令は降伏を宣言した。

ミデア輸送機、通信室
「こちらハンマーヘッド、司令室、どうぞ。」

「こちら司令室、君の働きのおかげで予想より早く基地を占拠できた。良くやったハンマーヘッド、感謝する。」
「暫く修理と補給で動けないだろう。大きな作戦が予定されている、今はゆっくり休んでくれ。」

「大きな作戦、でありますか?」

「そうだ、レビル将軍が直接指揮される。作戦開始予定日は11月7日。ギリギリ間に合う計算だ。今後の活躍も期待している。宜しく頼むぞ。」

そう言うと通信は一方的に切られた。

パイロットは暗く染まったモニターをなんとも言えない表情で見つめるのであった。

コメント

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  1. ますらお 2週間前

    光栄です!(zaku-kao2)作品のインスピレーションで素晴らしいストーリー作って頂き嬉しい限りです!

    MSイグルーのように名も無きパイロットが、ワンオフや試作機に乗って砂塵の中火薬をはぜるイメージをしているので同じ世界観を想像してもらって嬉しい限りです(zaku-kao5)作った作品に愛着も湧くのでほんとありがとうございます!

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