隠密強襲型ザクⅡ MS-06sa

一年戦争初期、単艦航行中の地球連邦軍所属の戦艦が突然ブリッジのみを攻撃される事態が発生した。
基本的にブリッジで指揮を取る艦長以下主要運航クルーらを排除することで、戦艦の攻撃力を落とすことが目的とみなされた。

この攻撃によりマゼランニ艦、サラミス四艦がドック入りさせられたことを重く見た将官達は目視による監視体制の強化、併せて強化型暗視カメラを増設する対応をした。

しかし、監視体制を強化したにも関わらず何の痕跡もなく忍び寄る「何か」にブリッジを破壊されることは防げなかった。

監視員の唯一の目撃例は「オレンジ色に発光する何か」がブリッジに激突することであった。

何の対応もできない地球連邦軍であったが、しばらくしてブリッジの攻撃は影を潜めてしまった。

なんらかの理由で攻撃が無くなってしまったのである。

一体、あの攻撃は何だったのか。
誰もその答えを出せず、一年戦争は進んでいった。

一機だけ作られた宇宙空間専用の隠密強襲型ザクⅡです。
ひっそり近づき、一回だけヒートホークで攻撃して、ひっそりと帰艦する漆黒のザク。
ひっそりと近づくためにムサイから射出後は圧縮空気を噴射して目的艦に移動します。
機体は電波吸収剤を含んだ漆黒の特殊塗料で塗装されており、左肩のショルダーアーマからはミノフスキー粒子氏を散布する機構が追加されている。
目視発見の恐れがある光源は超短時間出力のヒートホークだけで、モノアイは通常のものではなく旧世代の暗視カメラであったため非常に視界が悪く、目的艦にたどり着けないこともあった。
また、索敵回避のため電波を出力する通信装置は撤去されており作戦中の通信は一切できず、作戦出撃後ムサイに帰艦するには目視で星を見ながら宇宙空間用六分儀で現在位置を把握して移動する必要があった。

しばらくして地球連邦軍艦への攻撃が行われなくなったのは、移動用圧縮空気噴出装置の故障で帰艦できずパイロットのシーゲル・マツザキ中尉がザク機内で餓死したためであった。

誰も救助に来ない宇宙の片隅で彼は何を想って死んでいったのだろうか・・・。

真黒色無双、本当に真っ黒なので色々と使い道がありそうですが、エアブラシのハンドピースがすぐに詰まってしまいました。
希釈加減がよくわかりませんが、かなりドロッとしてます。
今回の使用後に久しぶりにハンドピースを分解洗浄しましたが、ニードル先端が真っ黒にこびりついてました。
(´・ω・)