『食玩を、玩具から作品へ再構築する』
食玩・GフレームFA第2弾のサザビーを、METAL STRUCTURE 解体匠機やRG・MGを参考に再構築。
これまで何体もGフレームを制作してきましたが、自分自身の今後のGフレーム制作の指針として設定した「食玩匠機」の第一作目となります。
旧Gフレームのサザビーは2019年にキャンディ塗装で制作したことがありましたが、今回はこれまでのGフレーム制作の集大成として、FA版サザビーをスジボリ追加・アフターパーツ追加・キャンディ塗装で仕上げました。
武装関係は塗装途中で放置していますが、気が向いたら着手するつもりです…
【各部アップ】
今回、フレームの延長加工などは行わず、アーマーパーツの改修に重きを置いて仕上げました。
自身初となるスジボリ追加は、解体匠機やRG・MGのディテールを参考に追加。
肩アーマーやフロントスカート、膝アーマーなど、スジボリに合わせてキャンディ塗装の下地(ゴールドとライトガンメタル)を変えることで別パーツ感を強調しています。
Gフレームはもともとのディテールが多めなので、スジボリやアフターパーツ、プラ板追加によるディテールアップは「うるさくなりすぎない」ことを意識しました。
使用したアフターパーツは
◆京商 エバーグリーン スケールモデル プラシート Vグルーブ
◆京商 エバーグリーン プラシート ホワイトプレーン
◆コトブキヤ プラユニット P-124 角モールド
◆コトブキヤ プラユニットP125 角モールドⅡ
◆コトブキヤ M.S.G メカサプライ04 プロペラントタンク(丸)
◆ハイキューパーツ GEMドーム オーロラS
◆ハイキューパーツ HSリベット(1.5mm、5.0mm)
◆ハイキューパーツ SPプレート(1.0mm)
◆ハイキューパーツ STDスラスター(4,6,8,10mm)
◆ハセガワ シルバーカーボンフィニッシュ20
◆ハセガワ カーボンフィニッシュ20 細目
◆バンダイ スピリッツ ガンダムデカール No.126 RG 1/144 サザビー用
◆HGBC 1/144 次元ビルドナックルズ「角」
◆WAVE Uバーニア各種
と、かなりの量、そして金額になってしまいました…
【素体との比較画像】
※素体は今回の完成品のスペアとして確保していたもののため、一部はシャープ化やスジボリが追加された状態となります。
- 頭部改修箇所
◇アンテナをシャープ化
◇メインカメラにはダイソーの装飾テープを貼り付け
◇モノアイをGEMドームとSPプレートに置き換え
◇モノアイの置き換えに合わせ、ひさしとマスクを切削
◇襟足にスジボリを追加して塗り分け - 胸部・腹部改修箇所
下腹部のメガ粒子砲をピンバイスで開口し、裏側にメタルエッチングを貼り付け
- 肩アーマー(メイン)改修箇所
◇肩アーマー(メイン)の末端にスジボリを追加して塗り分け
◇肩付け根のスラスターに合わせ、Uバーニア・プラ板によるディテールを追加 - 肩アーマー(サイド)改修箇所
◇スジボリ・角モールドを追加して塗り分け
◇省略されているバーニアには、STDスラスター 4.0mmを追加
◇アニマギアの余剰パーツとUバーニアで裏打ちパーツを作成
- 腕部改修箇所
◇ハンドパーツを次元ビルドナックルズ「角」に置き換え
◇前腕部にスジボリを追加して塗り分け
◇肘関節にHSリベット 5.0mmを追加
◇上腕部に角モールドを追加
- 腰部改修箇所
◇フロントスカートにスジボリ・角モールドを追加して塗り分け、HSリベット 1.0mmを追加
◇サイドスカートの省略されているバーニアには、STDスラスター 4.0mmを追加
◇リアスカートにスジボリ・Uバーニア・角モールド・HSリベット 1.0mmを追加
◇リアスカート裏側の正面から見える部分にプラ板で作ったふたパーツを追加
- 脚部改修箇所
◇膝部分にスジボリ・プラ板を追加して塗り分け
◇脛正面に角モールドを追加、一部を切り欠き
◇膝関節にHSリベット 5.0mmを追加
◇脛スカートにスジボリを追加して塗り分け
◇脛スカート内側の省略されているバーニアには、STDスラスター 6mm,8mm,10mmを追加
◇スリッパは各所にスジボリ・プラ板を追加して塗り分け、HSリベット 1.0mmを追加
- バックパック改修箇所
◇ファンネルコンテナ背面のダクトにプラシート Vグルーブを貼り付け
◇バーニアにSTDスラスター 4mm,10mmを追加
◇素体のプロペラントタンクの接続軸部分を切断
◇上記の接続軸をプロペラントタンク(丸)に接着して、プロペラントタンクを置き換え
最後にサイズ感を感じていただけるように手乗り画像を。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
【カラーレシピ】
※エアブラシ未所有のため、細かな部分の筆塗りを除き基本的に缶スプレーで庭塗装しています。
①Mr.フィニッシングサーフェイサー1500 ブラック
②GSIクレオス Mr.カラースプレー S9 ゴールド(明るい赤部分、各部スラスター、パイプ等)
③タミヤカラー スプレーカラー TS-42 ライトガンメタル(暗い赤部分)
④タミヤカラー スプレーカラー TS-74 クリヤーレッド 2層塗り重ね
⑤デカール貼り、スミ入れ、部分塗装
⑥Mr.スーパークリアーUVカット(溶剤系スプレー) 光沢
の順に塗装してから、
⑦タミヤ メイクアップ材シリーズ タミヤ コンパウンド(仕上げ目)
⑧ハセガワ セラミックコンパウンド(TT-25)
⑨プロスタッフ 洗車用品 ガラス系ボディーコーティング剤 CCウォーターゴールド 300ml
で簡易鏡面仕上げを施工しました。
『食玩を、玩具から作品へ再構築する』食玩匠機の第一作目です。
コメント
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これは凄いもの見てしまった。
眼福でした!
コメントありがとうございます😊
サイズがサイズなので拡大すると粗が見えてしまいますが、食玩ぽさは皆無になったかなと…
食玩匠機…素敵かつハードルの高い言葉を作られましたね!
我が家にいるGフレームサザビーと元が同じとは思えない…眼福です!
コメントありがとうございます!
これまで何体もGフレームを制作してきましたが塗装とデカールワークや独自アレンジが主体だったので、もう一段上を目指してみようと最上級ブランド「解体匠機」をもじって「食玩匠機」としてみました💦
自身が以前制作したサザビー・キャンディ塗装と比較して、上回ることができたかなと。
u-3さんのようにエアブラシを使えたら、さらにクオリティを上げられそうですが、制作環境や機材のケア(使用後の洗浄)を考えると導入のハードルは高そうです…
アーティファクトの積みもあるので、u-3さんの作例も参考にさせていただきます。
なるほど、食玩とは思えない圧倒的な密度感!
感服しました!
コメントありがとうございます!
これまで避けてきたスジボリにも初挑戦しつつ仕上げてみました。
よくよく見ると、フィニッシュシートが片方はがれていたり、腰のサイドアーマーの取り付け位置がズレていたりと減点箇所がありますが、食玩の解体匠機化を目指した1作目としては頑張れたかなと。
これからも食玩らしからぬ密度・情報量を目指して精進する所存ですので、ご覧いただければ幸いです。
食玩のGフレームをアレンジしています。エアブラシ未所有なので、塗装はスプレー塗装と筆塗り部分塗装で頑張ります。
@HRD_plus_A3さんがお薦めする作品
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