MS-06R 黒ミ 三連星

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　ちょっと前までどこでも売れ残ってたのに、作ろうと思った時にはどこにも無くなっててプレ値販売。転売ヤー、貴様らに赤い血は流れているのか。もういい加減欲しいモノを欲しい時に買いたいよ。

　そんな呪詛を吐きながらやっと見つけたキティさんザク。いや、黒い三連星のＲ型を見てたらクロミちゃんと被ってね。色が。お？今まさにガンスタさんでSD祭りじゃん？って一人で盛り上がり。そしてアイデアが出たその瞬間に、ノリと勢いで作ってしまいましょう。このまま積んだら二度とハコを開けなくなるだろうし…。
　そして世間は世界クロミ化計画の名の元、いろいろとイベントが催されている様子です。
乗るしかない。このビッグウェーブに。

　Ｒ型にしようとする際の関門のひとつめが脚部。
なんとか元パーツから制作できないかと切り刻んでいったら…何も残りませんでしたｗ
　直線基調のため、プラ板ハコ組みを基本に、ちょっとだけパテ盛り作業。左右で非対称、しかもサイズが小さいため精度が重要となってくるので気を遣いました。できるだけオリジナルにディテールを近づけつつもデフォルメ化。フレーム部分を真鍮線で補強しつつ２ｍｍ延長。足首からチラリと覗くシリンダーは真鍮パイプ＆アルミ棒の金属製。バーニア類は市販品ですがクリアブルーでちゃんと焼け表現を施しました。

　頭部。ある意味、このネタ制作の心臓部（笑）。
耳部分は切除しパテ埋め。この時、ヘルメットの曲面に合わせるのが地味に大変。顔もいったんパテで目の隙間を埋めてクロミの目にするためスジボリ。おなじく口もスジボリ。墨入れで輪郭線をシャープにして塗装。
　ヘルメットはオリジナルのザクを踏襲するイメージでスジボリし、特徴的な菱形の耳？は積層プラ板にて制作しました。
ちなみに画像で切り出しているプラ板6枚で積層して作ってみたら、なんか小さくて可愛くなかったので泣く泣くリテイク。完成版は大型化したver2.0です…。
計画サイズどおりに作るより、最後は感覚勝負の現物合わせになるのが模型制作の醍醐味ですよ。

　関門ふたつめ。バックパック。
オリジンHG版オルテガ機があったので、それをモデルにスクラッチ。サイズ的に1/144とほぼ一緒なのでこのまま流用して…と悪魔がささやきましたが、下手さ加減を一緒にしないとそこだけ浮くと思ったので諦めて作りましたｗ
　背部バーニアだけ中心部にゴールドのハトメを奢りました。見えないところにもオシャレしないとね。

　小物類、腕、腰部。
　武装はスコープをクリア部品に変更、デカール貼り付け。画像にはまだ刃の部分がありませんが、オルテガ機の大型ヒートホークを流用、キャライメージに合わせて鎌にしました。
　腕部は若干ディテールを加え、ハンド部分はＭＳハンドに換装。本当は丸指が使いたかったのですが、売ってないため仕方なくストックしてある角指を使いました。接続部のボールジョイントが4mmなので1/100サイズのものに変更。
　腰部もディテールとスジボリを加えデカール貼り付け。
　今回のデカールはガンダムデカール数種、HQパーツ、チョップデカールをミックスして使用しています。

　今作はネタ制作ということで宇宙世紀の正史の機体ではないので、ヒール部分のバックライトや全身にあるグリーンやピンクのセンサー・コーションランプなどのチップディテールが入ってます。
一年戦争時のジオン機には、まだそこまでセンサー技術や運用に関してのノウハウがなかったためこういったディテールは入れないというマイルールがあるのですが、コレは見栄え重視で。

　夏から取り掛かっているフルアーマーＺＺが煮詰まってしまい、気分転換を兼ねてキティさんザク改・クロミちゃんを作ってみました。
ネタ制作ではありますが、ここ最近の鬱憤を晴らすべく全力投球しました。こういうのはマジにならないと面白くないからねｗ
普段の投稿でもほぼ素立ちでポーズは付けないのですが、コイツはほとんど「動かせない」ので、映えるアングルを探すのが大変でした。実際に作ってみて解りましたがデフォルメもやはりいろいろと難しい。極まったＳＤを制作してる方、ほんとリスペクトです。

　さてさて夏の酷暑から急転直下で冬の装いですね。ワタクシは酷い風邪をこじらせてしまい週休4日状態でございました。おかげでクロミザクが予定より早く仕上がったワケですがｗ
皆さまは体調にお気をつけて楽しい模型生活をお送りください。
ではごきげんよう。