【放課後ガンプラグリモワール】02：ガングリモワール

Page2「出発グリモワール」

シイナ・アマミチ。高校一年生。
彼は父の使っていた「エバーブック」を偶然開いてしまい、異世界・「エバーランド」で初めてのガンプラバトルを経験しました。
「･･･っていうか、扉･･･閉じた、はずなのに！！？」
一番驚いていたのは父・マサミチです。
199X年、彼ら７人のＳＤガンダム使いは、「エバーランド」で戦いの末に「扉」を閉じたはずなのです。
この世界が、人に知られないように。
しかし、現地の状況はそうよくなかったことは、ガンプラフォース・ガンニッパーが証明しています。
マサミチ、そしてアマミチは、解らないことだらけながらも･･･「エバーランド」を救わなければならなくなったようなのです！

しかし、そのためにはガンプラを「ビルド」しなければなりません。
エバーランドでは、「演者」･･･ログインする人間が、ガンダムの「役」を演じます。
アマミチは、自分なりのガンプラを作らなければならず、ゴールデンウィークと週末を利用し、ついに完成させました。
ガングリモワール。ＲＸ－７８Ｆ００をベースに魔法使い風に組み上げたガンプラです。

「ガンプラは、魔法だ！」。
父はよく、そう言っていました。ガンプラの持つ魅力は、様々な面であらゆるものをつなげる力があると。
その力を、今。アマミチが、纏うときなのです。

再度ログインしたアマミチ･･･いや、ガングリモワールは、ガンニッパーに少し驚かれながらも、周辺の「ミスク」･･･黒い影のような敵対生物･･･の掃討にかかることになりました。

「相手がミスクなら、ガンプラじゃないんだ･･･僕だって！」
ガングリモワールは、「ガンプラ魔法」の使い手です。
「プランガ、ナンラー、ローズーヒ！！」
召喚したのは、組み立て体験会ガンダムの腕のようなパーツ。それが勝手にビームライフルを放ち、ミスクを倒していきます。
もう一つのビームサーベルは、迫ってくるミスクの攻撃を受け止め、切り裂きます。
ガングリモワールは、無事にガンニッパーとミッションを達成したのでした。

「やっぱり･･･封印が、破れてる･･･！」
「エバーブック」を通して、マサミチの声が聞こえてきます。
アマミチがログインした場所は、かつてエバーランドと現実世界とをつなぐパワースポット･･･「扉」があった場所の近くでした。
かつてマサミチ達が行った封印は破れ、それを象徴する三つの玉は何者かに持ち去られていたのです･･･

（次回は初夏～夏頃更新。次回を待て！）

ガンダムベース東京からＨＧのほとんどは消えたけどＳＤがあるからまた来ちゃうのさ（挨拶）。筆者です。
投稿日現在（2024年4月）、このようにイメージカットっぽい写真も撮れるくらい店内にはガンプラがありません。ただし（２月再版で潤沢になった）ＳＤ除く。
夏まで戦える？ＳＤを積み増しつつ今回はガングリモワール。一言で言えば主役です。
前回のＲＸ－７８Ｆ００を改造したガンプラとなります。
これと共に「エバーランド」の説明なども少し。

【ガンプラデータ】
配役：ガングリモワール
演者：シイナ・アマミチ
所属：まだなし
GP（ガンプラパワー）：320
ベース：ＳＤＣＳ　ＲＸ－７８Ｆ００　ガンダム（イベント限定・現在購入不可）
使用：ＨＧＢＤ　モビルドールサラ
　　　ＢＢ戦士　少年法師霧丸
　　　ＨＧ水星　ガンダムエアリアル（改修型）など
レギュレーション：オフィシャルレギュレーション（ガンプラ商品と一部プラ板、クリスタルのみ使用）
機体解説：横浜土産として購入したＳＤＣＳのＦ００を、「エバーランド」でのガンプラバトル用にカスタムしたガンプラ。
アマミチ自身の腕はまだ未熟だが、手芸店で手に入るクリスタルを使うなど独自の個性が光る。
かつて「エバーランド」を救った父のアドバイスも効いたかもしれない。
本来は心優しいアマミチのスタイルに合わせ、「ガンプラ魔法」という独自の攻撃方法を持つ。

Ｆ００は前回参照、シルエットブースター（グレー）で足の長さを伸ばしています。
まず前腕の外装をガンダム・エアリアル（改修型）のものに丸々差し替え。一般的なビルドハンズの使用を可能にしています（ビルハンは丸Ｌを使用）。
あとはエアリアル改修型などのパーツを付けたり。
肩・腰中央にはクリスタルを接着。

後ろから。
帽子はウォーロックイージスから。これにプラ板を足して帽子にしています（両面テープで接続）。
耳はナイトストライクから。
マントはモビルドールサラから。

ＥＰ（エナジーポイント）：
「エバーランド」内でガンプラが行動するために使うエネルギー。
攻撃や特殊技能の使用などで減少し、0になるとエネルギー切れとなり戦えなくなる。
ログアウトすることでのみ回復可能。100％になるまで再度のログインは不可能。
また、演者（ビルダー）の食事などは現実世界でのみ行うことができる。
これらの関係もあり連続ログインは不可能。
学生のアマミチは休日はともかく「放課後」にログインすることを半強制された。

元々のキットの３ミリ軸を使えば杖を背中に懸架出来ます。
杖・頭の飾り・腰アーマーの一部は少年法師霧丸を使用。杖はそのまま使用しました。

ＳＤＣＳの仕様上肩アーマー・足首はフレームから外せる（前腕・足は固定）ほか、帽子は脱帽可能。
アンテナも取れたりします。これらはのちの拡張を意識。
アマミチの能力に合わせて進化するガンプラでもあるのです。

※追記※足首は変えようかと思ったけど結局やめた

飛行スキル：
ＧＢＮでおなじみ、ガンプラを飛行させる能力。
「エバーランド」では、これらの能力は演者が考えた設定を尊重する。よって本機は多少なら飛行可能。
ＥＰを使用するため長時間は飛べない。

マントはサラのスカートまま。二枚に展開します。
なおマント内側にはガンダムマーカー月光蝶ホロシルバーを塗っていますが･･･素組み以外だとちょっと目立たないかな。

マジックロッド：
その名の通り魔法の杖。特筆すべき能力はない（一応ロッドがなくてもガンプラ魔法は出せる）。
殴るつもりもあんまりない。
ガンプラ魔法：
周囲のマナをクラビカルアンテナで固定し、プラ状にして構成する･･･とされる錬金術的なもの。
実際には出撃時にアマミチが製作したパーツを持ち込む形で発動する。
レベル（すなわちＧＰ）が上がればより複雑な武装やランナーそのものを呼び出すことも可能になるとか。

本機の最大の特徴・ガンプラ魔法。
要はパーメットとかビットとかそこら辺のインスピレーションです。
ランナーやパーツの大半はエコプラ組み立て体験会ガンダムからの流用。

ガンプラ魔法パーツ１・ビームライフル：
「エバーランド」でのガンプラバトルにおいて、ガンプラ魔法がきちんと動作するかの確認も兼ねた武装。
組み立て体験会ガンダムの右腕とビーム・ライフルをそのまま流用している。
Ｆ００付属のものに比べ威力は低いがＥＰ消費が少ない。
ガンプラ魔法パーツ２：ビームサーベル：
こちらも動作確認を兼ねているが、ガンプラバトルに当たっては接近戦も必要と考え手首とサーベルを他キットから流用（組み立て体験会ガンダムはライフルしか持てないのだ）する。
ガンプラ魔法パーツは敵を知覚するとランナー部分ごと勝手に飛んでいき、相手に攻撃を加えるのだ。

一応手首はジャスティスナイト、サーベル本体はスタービルドストライクからの流用。
武装パーツは必要に応じて今後も増えます。各作品ページで･･･

クラビカルアンテナ：
ガンダム・エアリアル（改修型）のウイングであるが、本機では「ガンダム00」のクラビカルアンテナとして使用している。
この点などもあり、本機は「ガンプラバトル用にビルドされたガンプラ」･･･純粋なナイト系ガンプラではないのである。
ミスク：
この世界の敵性存在。「エバーランド」の住人のみならず、ログインしたガンプラにとっても有害である。
黒いボディが特徴･･･
･･･しばらくはエコプラザクＩＩとかＢＵＧとかで代用すると思います。ご了承ください。

さて、連載は次回にむけた休止期間に入ります（ガンプラとシナリオを作り切れてないだけとも言う）。
その前に一機だけ投稿されますが、次回は初夏～夏を待て。
その時にまた、「エバーランド」でお会いしましょう。