【放課後ガンプラグリモワール】01：ＲＸ－７８Ｆ００　アマミチ仕様

Page1「ようこそエバーランド」

202X年の現実世界。
そこには実物大の動くガンダムが建ち、多くのガンプラが売り出されていました。
かつて一世を風靡したＳＤガンダムもまた、ガンプラの一シリーズとして展開されていたのです。

横浜にほど近い場所にある公立学校、昇陽高校。
そこに入学したシイナ・アマミチは、父の影響でＳＤガンダムが大好きないわゆるガンプラ少年。
今は「ＳＤガンダムワールドヒーローズ」の影響もあり、高校の図書室で歴史上の偉人の本を読んでいる途中。
同じ図書室に入り浸り･･･帰宅部ともいう･･･のカスガ・コウシロウとは早速親友となりました。
コウシロウはガンプラの名前は聞いたことがあるものの、作ったことはありません。
アマミチは、ゴールデンウィークに父･･･シイナ・マサミチの経営する模型店「ネバーランド」に彼を連れ出すことに決めます。

「ネバーランド」の屋根裏部屋。
アマミチは、そこで一冊の古びた本を見つけました。
父に見せるために持ってきたＳＤＣＳのＦ００（横浜のお土産）をそれにかざすと･･･
不思議な光がそこから発せられ、アマミチは本の中に吸い込まれていったのですー

そこは、不思議な世界でした。
アマミチの身体はＳＤガンダム･･･先ほどまで手に持っていたＦ００となり、景色も全く違う森になり。
そこに、誰か･･･やっぱりＳＤガンダムが助けを求めてきます。
「あそこにいるのって･･･シイナ、さん！？」
ＳＤガンダムはびっくりしていますが、直後、アマミチはやってきた別のガンプラ？ガンダム・・・？と戦うことになってしまったのです。
アマミチにとって、初めてのガンプラバトルでした。

アマミチは、本来は戦いを望まない優しい性格です。
ビーム・ライフルの一撃が敵のガンプラを射抜いたとき、自分で引き金を引いてしまった怖さを感じるのでした。
この世界では、彼はＳＤガンダム「そのもの」になっているのです。
彼に声をかけた赤いガンダムも、茫然としている様子で…

ログアウト･･･現実世界に戻ってきたアマミチに、父はこう言いました。
自分の息子の帰還を喜ぶように。
「ようこそ･･･エバーランドへ。」

･･･そして、過去の自分を見るかのようにー

（次回を待て！）

ありがとう横浜動くガンダム。筆者です。
今回は「放課後」世界の解説編。「ＧＢＮＷ」だと武装テストの時に説明していれば良かったけれど･･･このような「解説」展開を挟まないと進められなくて･･･

異世界・「エバーランド」。page0を参照の通り、SDガンダムが暮らす平和？な世界です。
かつて、199X年にアマミチの父・マサミチ達７人のSDガンダム使いはここに召喚され、「エバーランド」に平和を取り戻した…
…はず、だったのですが。

【ガンプラデータ】
配役：ＲＸ－７８Ｆ００　ガンダム（シイナ・アマミチ仕様）
演者：シイナ・アマミチ
所属：まだなし
GP（ガンプラパワー）：200
ベース：ＳＤＣＳ　ＲＸ－７８Ｆ００　ガンダム（イベント限定・現在購入不可）
レギュレーション：オフィシャルレギュレーション（ガンプラ商品のみ使用）
機体解説：高校合格祝いで父とともに見たＦ００のガンプラを、アマミチが墨入れして完成させたもの（現在アマミチと母の住むマンションでは塗装できなかった）。
一般的な素組みのガンプラではあるが、それでも十分な出力を発揮した。これはF００の全身に体をスムーズに動かすモーターが搭載されていることによる。
ちなみに横浜動くガンダムであるＦ００は父・マサミチの友人が製作に関わっていたらしいが…マサミチにとっては「エバーランド」の記憶を呼び起こさせるようだ…

キットレビューとしてはブログで。ちなみに自分は横浜で購入したものではなくガンダムベースで限定販売されていた時のものです。
当時のＳＤＣＳ最終キット、初代ガンダムの完全アップグレード版。全タッチゲート化、平手付属など豪華な仕様でした。いつかまた再販してほしいな。
フレームはあらかじめＣＳフレームが同梱。
アマミチ仕様はこれにシルエットブースター（グレー）をかまして足をさらに伸ばしています。

演者：そのガンプラを作ったビルダー、もしくはガンプラを使ってエバーランドに「ログイン」するファイター。
ガンプラの操作にレバーなどは必要なく、設定の範囲内で思いのままに動くことが可能。
ログイン中は匂いや痛みもある程度は感じる。常時アシムレイトと言ってもいいかも。
配役：要は機体名。
エバーランドでは、演者がガンプラ（SDガンダム）の「役」を演じている設定。
急に姿が変わると驚かれたりする。
GP(ガンプラパワー）：カードダスに書かれている「HP」のようなものである。
これが大きいほどそのガンプラは完成度が高く強い。最大999。
ただし、演者の頑張りによってその差は埋められる可能性がある。

後ろから。「まだ」普通のSDCSF00ですが、墨入れとフレームの変更は施しています。

ガンニッパー：
エバーランド自警団「ガンプラフォース」の一人。
GUNSTAでかつて「ガンプラフォース」として投稿したもの、こちらで。

アマミチは早速、ガンニッパーと出会ったりもした…ガンプラフォースはかつての「エバーブック」所持者の数と同じ７人、残る２人は製作予定。
このように過去製作のガンプラもそこここに。
目はにっこり目を新造。この後でも使用します。
世界観の解説は次回も続きます。

【次回予告】そしてF００はカスタムされ、新たな姿へ。
シイナ・アマミチの駆る主人公ガンプラ、ガングリモワールが登場。