「もう良いだろッ、彼女達を放っておいてやれッ!」
少女の瞳に映ったのは、希望。
見慣れた背中、1人の兵士。
「もうたくさんだっ!これ以上、大切なモノは奪わせないっ!」
【約束、束ねて】
お久しぶりです。
色々と忙しく、中々撮影できませんでした。
大分前回から空きましたが続きです。
迫り来る刃は、兵士の腕に阻まれた。
「なんで、ここに…」
少女が呟くと兵士は答える。
「約束したから…支える、取り戻す、てさ」
兵士は右腕に力を込めた
「だからッ…!」
込めた力を、眼前の敵に振りかざす。
「ゲームオーバーだ、ど外道!」
まるで爆発したかのような打撃音。
「グはァぁ…!!」
「もう、奪わせない!傷つけさせない!」
想定外の一撃に、思考が定まらない。
「くっ…油断したぁ!?このワタシがっ!?」
兵士は地面を強く蹴り、間合いを詰めての蹴りを繰り出した。
「ぐぅッ!」
かろうじて鎌でのガードが間に合うが、あまりの威力に体制が崩れた。
その隙を見逃さず、拳を握り込み、更に前へと踏み込む。
「うぉぉぉっ!」
そのまま敵の顔面へと叩き込む。
その衝撃で、人工生物との融合が解けた。
「なぜだぁ…なぜなんだァ!?ワタシが負ける訳がナィ、ある筈ないのダァ…!」
合体と 強制解除、そして重い打撃により、消耗した頭では、最早正常な判断など出来るはずも無く、只々受け入れ難い現実と、込み上げる敗北感に打ちのめされるしかなかった。
サンザシはそんな敵を一瞥し、直ぐに少女に駆け寄った。
「大丈夫かい?立てる?」
手を差し出すサンザシ。
「えぇ、大丈夫。」
その手をとろうとした時、
「あ"あ"あ"あ"ァァぁッ!!」
背後から聞こえた絶叫に、視線を向ける。
「壊す、コワス、壊シてヤるぅ…!全部ぜんぶゼンブだァっ…!全部だァァァァァァァ!!」
地に伏せたハズの敵が、的確な殺意と破壊衝動のままに、明らかに歪な光球を生成していた。
それはかつて、仲間を失い、自身の死すら覚悟した際に目にした光に酷似していた。
避ければ後ろの少女が危ないが、彼女を抱えて回避するには難しい。
兵士は即座に少女に背を向け、自身の身体を盾にする事を決断する。
「もう、逃げない…守るんだ、俺が、今、ここで!」
「お兄さん、逃げて…」
少女は自身が受けた苦痛、何よりあの日の母を思い出した。
「なんで…なんでまた…助けてよ…誰かお兄さんを、助けてよ…」
地を這うように体を引きづりながら声を絞り出す。
その時、眼前には使い切ったメモリが。
「これは…」
少女の頭によぎる考え。
「今度は、私が助けるんだ、そのために…!」
少女はメモリを握りしめ、まるで祈るようにメモリに願いを込める。
少女の身体には、メモリに干渉する能力など無いのに、メモリはほのかに光を帯びる。
それは、【弾丸】と言うメモリの特性、そして強い意志がもたらした、奇跡だった。
「お兄さんっ!コレをっ!」
少女が叫ぶと同時にメモリを投げる。
兵士はメモリを受け取るが、兵士にもメモリを扱う能力など無かった、無かったはずなのだ。
しかし、兵士はメモリを見た瞬間、まるで当たり前のようにメモリを握りしめた。
「分かった、やってみせるさ!」
拳は光に包まれ、溢れ出す力をまとい始める。
「行くぞっ!」
その溢れ出す力を拳に乗せ、渾身の一撃を繰り出した。
打ち出された力は、敵の光球を打ち砕いた。
「俺たちの、勝ちだ…」
と言う事で、中々投稿出来ませんでしたが、ようやく投稿出来ました。
まずはフロント。
近接特化ですね。
とにかく攻めて行くスタイルです。
アジュガの近接格闘は彼が師匠です。
お次はリア。
ボディはexスタンダードのストライクベースのため、背面アタッチメントが使えます。
ただ、本人が強化パーツが苦手な為、使う事はほぼありません。
頭部はexスタンダードのトライバーニングに食玩のSGシャア専用ザクのバイザーを取り付けました。
上下に開閉します。
瞳は筆書きしました。
オレンジのラインは蛍光なので、ブラックライトで光ります。
色々書きたかったのですが、またの機会に。
コメント
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遅れてきた主人公な感じで良いっすね!
ストーリーどっかでまとめて1本にしちゃいましょw
ありがとうございます。
まとめてどこかでお披露目出来れば良いですね(笑)
自分の「好き」を大切に。
相手の「好き」も大切に。
過去に作成したものもたまに上げてます。
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