「素晴らしい!全く最高だよ!」
前回の続きになります。
前回はこちら↓↓
https://gumpla.jp/sd/1623502
今回も恥ずかしい妄想垂れ流してますので、文章はすっ飛ばして、お写真だけでも見て行って頂ければと思いますので、よろしくお願いいたします。
声の先にいたのは仮面の男。
忘れもしない、姉を奪い、母を手に掛け、故郷を焼いた男…
「お前はッ…!」
アジュガは握った拳をさらに握り込む。
「本当に素晴らしい、これほどの完成度…血の繋がりがこれ程強いとは、さすがの私も計算外だ…」
男はニヤけた口調で姉「ジニア」に近づいてゆく。
「やめろぉ!近づくなぁ!」
アジュガは限界の身体を引きずり這いつくばり、ジニアを覆うように被さった。
「どけ…」
冷たい口調でそう短く吐き捨てるなり、容赦なく男はアジュガに攻撃を浴びせる…
あの日、自分を守った母の姿が脳裏をよぎる…
「うぁぁぁぁあッ!」
限界のはずの身体を、無理やり躍らせ、攻撃を振り払う。
予想以上の抵抗に少し驚きながら、男は身体を引いた。
「なるほど…良いでしょう…」
男が呟いたのと同時に、男の隣に現れたのは謎の物体。
まるで甲殻類の様な、円盤の様なそれはゆっくりと男を包み込む。
「後悔だけはさせてあげますよ…」
「ッ…⁉️その姿は…!」
手には杖ではなく薙刀のようなものがにぎられ、頭には先程の物体が、まるで笠の様に被さっていた。
「こいつは私の生み出した人工生命体、そして私の能力を引き出すための道具だ、まるで君のお姉さんの様にね…」
「姉さんは、道具じゃないッ…!」
怒りが身体を駆け巡る、限界を越えた身体を盾にし、姉を背に立ち上がる。
「君にとっては、だろ?私の目を見たまえよ、君とお姉さんと同じだろ?私は自分の身体さえ道具だと思っているよ?」
「それはお前だけだっ!私たちには関係ないっ!」
とにかく姉を守らねば、その想いだけがアジュガを突き動かしていた。
「全く、力を得ても思考がその程度ではね…もういい、時間の無駄だ…君をバラしてから、お姉さんからメモリーを回収しよう…」
男が「笠」を脱いだ途端、先程より圧倒的なプレッシャーが全身を襲う。
「君のお姉さんにはね、特別なメモリーを埋め込んであるんだ、今まで使ったメモリーや戦闘経験を記憶するね。それを私が取り込んで、完全になる…」
先程よりも格段に上がった身体能力、破壊力、その全てが今の疲弊しきったアジュガには、耐え難いものであった…
「ガハッ…!」
ついにアジュガは崩れ、男を視線で追うことしかできなくなってしまう。
そして、男はゆっくりとアジュガに近づいてゆく…
法撃手状態
普段はこの姿です。
杖を媒介し、高熱のエネルギーを放出します。
このエネルギー攻撃をうけ、アジュガの母は命を奪われ、アジュガ自身も損傷を受けました。
アジュガが目撃したのはこの姿です。
融合状態
いわゆる第二形態。
人工生命体と融合した姿。
身体能力の底上げや、リーチの長い薙刀による攻撃が大変厄介。
解放状態
いわゆる最終形態。
溢れだす力を振りかざし、立ち塞がるものには容赦しない。
薙刀が変形し、大鎌になり、切るのではなく刈る。
溢れだす力が炎となって頭部を飾っており、相手に威圧感を与える。
ちなみに話し言葉が安定しなかったりするのも、実験の影響です。
人工生命体
様々な生物や機械等を用いて作られており、制作手順や使用したものは一切不明である。
「終わりです…安心しなさい、直ぐにお姉さんも送りますから…良いデータでしたよ?」
崩れたアジュガの瞳に写ったのは、自分と同じ瞳が見下ろし、掲げた大鎌を振り下ろす瞬間だった。
「姉さん…ごめん…」
少女の口からこぼれたのは、自身の終わりについての恐怖より、姉を守りきれないことへの悔恨の言葉であった。
そして少女は終わりを受け入れ、瞳を閉じた。
ガキィンッ!
……………………………………………………………………………………………
覚悟した痛みも、受け入れた終わりも、少女には訪れなかった。
次に少女が目にしたのは見慣れた背中、1人の兵士の背中であった。
「もう良いだろッ、彼女達を放っておいてやれッ!」
次回、「約束、束ねて」
見てくださった方、ありがとうございます!
そして、申し訳ないっ!
今回も恥ずかしい妄想垂れ流しですが、またお時間ありましたらお付き合いください。
見た目は好きだが、中身が大嫌いなタイプ!
コメント
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コメント失礼します
今回も熱いストーリーに胸が踊りました‼️
次回作も勝手ながら楽しみにしてます‼️
ありがとうございます。
楽しく見て頂けたなら良かったです(gandam-kao3)
自分の「好き」を大切に。
相手の「好き」も大切に。
過去に作成したものもたまに上げてます。
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弾丸鉄拳・サンザシ
「もう良いだろッ、彼女達を放っておいてやれッ!」 少女の瞳に…
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