戯志才ユウアン

使用キット
三国創傑伝・周瑜アカツキ
三国創傑伝・劉備ユニコーンガンダム
三国創傑伝・趙雲ダブルオーガンダム
SD・ガンダムバルバトスDX
EXスタンダード・ガンダムエクシア

バルバトスは形態再現用装備が結構余剰で出ていたので今回は多めに採用しました。
視認性の悪さを意識しているので、色の塗り分けは控えめにしています。

三国志演義では名前の欠片も登場しない、謎の多い人物が戯志才です。
大した功績を遺さず早くに亡くなり、しかし曹操が「戯志才の後任はいないだろうか」という旨の手紙を荀彧に送っているという、ほんの少しだけ名前が出てくるだけの策士、らしいのですが・・・。
探して遺っている情報と言えば「人と関わるのが好きではなかった」という一点だけ、今回はこれだけの情報で作成を決意しました。

しかし、曹操が後任を探せと言ったぐらいの人物です。何もしていないはずがありません。
むしろ「後世に遺されると困るような事をしていた、あるいは遺してほしくないと頼んだのでは？」という曲解解釈にたどり着きました。人と関わらずとも任務を遂行できる、そして策士としての才も試される…と作成のテーマに据えたのが「アサシン」でした。

名称の由来は使用キットとなっているアカツキ(暁)の対義語、幽闇からです。
明け方の眩い光とは程遠い所業を名前に込めました。(勿論そんな事は実際してないとは思いますが)

以前作成した郭嘉を一緒に並べてみました。

先で触れた、「戯志才の後任」として荀彧が連れてきた人物こそが郭嘉です。
郭嘉の活躍は皆様御存知かとは思いますが、やはり「兵は神速を貴ぶ」という言葉に尽きるのではないでしょうか。(十勝十敗や隔岸観火のお話をされる方とは美味しいお酒が飲めそうですね！)
しかし戯志才が健在であったらこの言葉は生まれなかった訳なので、運命というのは数奇なものです。

両方とも軽装でまとめているので、「郭嘉の先任である戯志才」というのをモチーフとして表現できたかと思います。
どう頑張っても顔を合わせられない二人ですので、ブルーウィングで己の才を遺憾なく発揮する戯志才と郭嘉…なんてのも夢があっていいですね！