昔は巨大感を演出したりするために、わざと人体から外したプロポーションにしてデザインし、それだと動いた時に問題が出るという部分については二次元の嘘でごまかす…ということをやってきたのに対し、最近は3DCGで動かすから二次元の嘘が使えず、初めから動かしても問題のないデザインをすることになって、結局は人間の動きをさせるには人体のバランスが一番ということでどんどん生っぽいプロポーションに近くなっている…という流れでしょうから、劇中の内容というよりはアニメ制作の環境変化によって、今後はどの作品でも似たようなプロポーションになりそうな予感。

ラピュタのロボット兵のように、人の形をしているようで人とは違う動きをするメカとかも見たいですけどね。Vや∀では人にできないメカだからこその動きというのもやっていたけど、最近は人間の動きをやらせてなんぼみたいになっていて、ちょっと残念。「人間に戦車の動きをやらせようと思ったらどんな風に人体の形から離れるか」みたいなデザイン路線のメカも見てみたいんだけど…。