GQuuuuuuX観た

　気まぐれなオタクがパチ組で製作意欲を満たすようになって、既に約一年が過ぎていた。世に氾濫するコンテンツはオタク精神を飢えさせることなく、やがてプラモ欲は薄れ、積まれ、そして■んでいった。

　西暦2025、『機動戦士ガンダム』から最も遠い新テレビシリーズは『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX』を銘打ち、令和の世に先行上映を仕掛けてきた。この一ヶ月あまりの期間で、サンライズとカラーは世代を超える一石を以て、歴戦ファン達の脳の悉くを焦土に至らしめた。

　オタクは、制作の行為に狂乱した。

　興奮醒めやらぬ鑑賞二周目の日曜日、オタクは売り場に唯一残されていた“HG GQuuuuuuX”にめぐりあう。

『ガンプラ、机に立つ!!』

「時間をかけてガンプラを仕上げる、全塗装？」

「全塗装なんてまともなヤツはやらない……」

「あんたさ、久々に全力塗装やってみない？」

「ブランクのあるやつがマスキングなんてやるな。ほんとにハゲるぞ！」

「塗り分けは命懸けなんだよ！」

「このキット、設定画みたいにカッコよく作れるの？」

「造れ──と、ガンダムが言っている」

※ここまで読んでくださった方、悪いオタクの重症投稿にお付き合いいただき、ありがとうございます。

　一年ぶりに新品エアブラシで塗った報告と、本編ばりに様子のおかしいキャプ芸がやりたかっただけです、ハイ。しかしまだだ、まだ塗り分け地獄とシールデカール行が終わらんよ。泣いた。

塗装前洗浄で腕部パーツ紛失しかけるわ、マスキングはイマイチ上手くいかないわで苦しみながら楽しく作ってます。プラモデルはいいね。プラモデルは心を潤してくれる。リ■ンが生み出した文化の極みだよ。

それはそれとして早く1/100立体化してくれ。パーツ細すぎてブキヨウ＝サンには辛いんだわ。

P.S.アマテさんはかっこいい。マチュはかわいい。