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注:ガンダムベースは健全なバンダイプラモデル販売店です。

フミナパイセンから30MSまでのバンダイさんの美少女プラモにかける情熱の1ページであり、モビルドール・サラちゃん立体化に繋ぐための技術と評価の試金石として作られたと思われるダイバーズ界のミトコンドリア・イヴことナナミお姉さん。
※ミトコンドリア・イヴ…染色体から人類の起源を辿っていくと、最初の人類は女性だとする説。

美少女プラモはほとんど作ったことはないのですが、発売当時に「このタイミング逃したら一生作らなそうな気がする」と、構造解析も含めて購入した一品。
いや、俺だって心は永遠の男の子なので、活発なお姉さんも内気な少女もおっπのついたイケメンも大好きですよ。みんなまとめて、バッチコイ。

閑話休題。

さて、俺が個人的にガンプラの改修を行う際に最も手を加えるのは腰、股関節の可動域です。

腰は人体の中心であり、ここの可動域が広ければ広いほど人体の動きに近くなると思っています。

とはいえ、ガンプラもといMSは機械。いくらシルエットが人体に近いといえど、構造はまるで別物です。内臓や消化器官なんてありませんし、筋肉の代わりは関節のモーター駆動。Zガンダムなんて胴体の中は一人暮らしならのびのび生活できるくらいがらんどうです。

その割には劇中やたら人間っぽく動きますが、それは人間には存在しなくてもMSには存在する各関節や回転軸をフル稼働して人間と同じ動きを再現しているに過ぎません。例を挙げれば肘や膝の二重関節が該当しますね。
しかし、立体化すると無理が出る代表が腰と股関節。

ガンプラで立ち膝を行うと、特にガンダムタイプは上半身が後ろにのけぞりやすい傾向があります。
実はこの原因は脚の長さの比率にあります。あぐらをかくとわかりますが、膝を中心にすると人体は太ももの長さとスネの長さがだいたい同じです。しかし、デザインの都合、ガンダムタイプのガンプラは太ももよりスネが長い傾向があります。そのため、立ち膝をすると前に出した脚のスネの長さより膝をついた脚の太ももが短いため立ち膝がキレイに垂直にならないわけです。
例えるなら女性ならイメージしやすいと思いますが、ハイヒールを履いた状態で落とし物を拾おうとすると、足首が伸び切った状態で固定されているため爪先〜膝までがスネの状態と同じになり、太ももより長くなってしまうため片膝がつけなくて不安定な体制になる感じです。
いやまあ、俺は男だしハイヒールには縁がないから知らないけど。

じゃあ同じ長さにすればいいと言われれば、それに対するバンダイの答えがビヨンドグローバル版のRX-78。やたら長い太ももとやけに細いスネのバランスから散々な評価をされているのは周知の事実。ハイレゾリューションのゴッドガンダムはちゃんと太ももとスネを1:1の比率に近づけるよう長さを揃え、それに合わせてデザインを整えていたのに何でビヨンドグローバルではベストを尽くさなかったのか小一時間問い詰めたい。

まあ、それは置いといて。迂闊にデザインの比率を変えると後々面倒なので、脚のデザインは変えずに立ち膝をキレイに見せたい。そしてスーパーヒーロー着地をさせたいと試行錯誤した結果が、これまでの俺の作品で紹介した「股関節の改修」です。
まあ、太ももを延長すれば解決するのですが、迂闊に延ばすと足が長くなりすぎて相対的に足が細く見えてしまうデメリットもあるので今回は割愛します。

しかし、まだ足りない。エクシアは独特の膝関節だから従来の股関節改修を行うことで他よりキレイに立ち膝ができるけど、他の機体でもっとスムーズな股関節を作るにはどうしたらよいか。
思考に行き詰まり、解決策を求めて以前組んだナナミお姉さんに股を開いてもらいじっくり調査することに。やましいことはないはずなのに文章にすると事案レベル感が半端ないな。

ナナミお姉さんの協力を得て、解決の糸口になりそうな改修案として以下の点が思いつきました。

従来: ー股ー

改修案:/股\

文章なので表現の限界がありますが、正面から見た際に従来のガンプラは地面と水平になる形で股関節の軸がついています。よくよく考えてみればプラモの重量なら問題ありませんが、本来のスケールで考えれば軸の根本への負担がかなりやばい。上半身の重量に対して負荷の逃げ道がないので立ってるだけで折れることは確実。

一方の改修案は斜めにすることで上半身の負荷を足に逃がすことが出来、ロール軸も斜めなのでガンプラでは難しい、膝を合わせて脚を組む動作も可能になり、フロントアーマーへの干渉も脚が外側に逃げるのでより自然になるはずです。開脚が制限されますが、そもそも人間だって日常でもスポーツでも180°開脚する機会はほとんどないのでデメリットにはなりません。
軸を傾けると足を曲げた際に足が変な方向に曲がってまっすぐ歩けないのではと思われるかもしれませんが、そこは太もものロール軸で調整すれば見た目はまっすぐ歩いている状態と同じになります。

問題は左右均等に角度を付ける方法。三角形の角棒は売ってますが、角度や幅に制限があるため狙った形にするのが難しいのが悩みどころですね。アイデア募集中。

といったところで本日はここまで。残りは宿題とします。以上、お疲れさまでした。

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