ラムズゴック 風

MSV-Rは2009年以降にガンダムエースに掲載されたMSV公式続編。その中で設定された一機が「MSN-07N ラムズゴック」です。

ズゴックの特徴といえば腕の「アイアンネール」。ファーストガンダムの中でもトップクラスに有名なシーン、シャア専用ズゴックが初登場のジムをぶっ刺したという爪、ですね。
が、ぶっ刺したものの抜けなくなるというちょっとマヌケなトラブルが多発した、とかで、ラムズゴックではこれを排して、パージ可能な「クロー装備シールド」に換装した、なんて設定なんだそう。
また、頭部のロケットランチャーの代わりに、「ヒートラム」という、加熱式の角を搭載して、敵艦の船底を切り裂いたりできる、んだとか。その「ヒートラム」から「ラムズゴック」というネーミングになったようです。

さて、ジオン水性部で一番人気といえばやっぱりズゴックだと思いますが、我が家には無改造のシャア専用ズゴック、量産型ズゴックはあるものの、改造品がない。何か作らないと。
カナシイ使い捨てMSであるゼーゴックは、本体部分だけでも結構大きいため、作っても飾る場所がなさそう。てなわけで、ラムズゴックを作ってみました。

ベースはHGUC量産型ズゴック。もう20数年前のキットですが、完成するとむちゃくちゃカッコいいし、低価格だし、とても素晴らしいキットですね。
両腕の「クロー装備シールド」と頭頂部の「ヒートラム」はプラ板とプラ棒でスクラッチ。
プラ板やサードパーティのディティールアップパーツをあちこちに使って、情報量を増やしてます。モノアイレールまわりのステーは薄く削ったり、ボディ数か所にアクセントで穴をあけてみたり。

背面も設定画とにらめっこしながら、それっぽく改造。

「クロー装備シールド」で、ガンダムとガンキャノンとまとめて相手できそうです（笑）

アイアンネイルがなくなったことにより、メガ粒子砲の発射が容易になった、という設定なんだとか。

私はいつも水彩絵の具で墨入れしてます。同じ福岡在住のセイラマスオさんの影響です。
いつもは純粋に墨入れ箇所のみ水彩絵の具を流してますが、今回は全体にばしゃばしゃと塗りたくって、軽くふき取る、という方法を採ってみました。画像じゃあんまりわかりませんが、それなりにヨゴレ感がでてて、いかにも海の中を泳ぎまくってる、という雰囲気が出せました（目の前にある実体は）。

いつものように水性ホビーカラーで筆塗り全塗装。
腕と太ももまわりはグレーを混ぜた白。
本体の薄いグレーは「H61 明灰白色(1)」、緑がかった濃いグレーは「H62 明灰白色(2)」。できるだけ設定画に近いように迷彩の塗り分けをしてみました。
ほかに黒系統を何色かつかって塗り分けてます。
モノアイは携帯電話のデコレーション用パーツを蛍光ピンクで、ヒートラム前面は蛍光緑で塗装。
水彩絵の具で墨入れしてから、デカール貼り、艶消しトップコートで仕上げ、です。
ジオン系ということで今回はRGジオング用デカールを多用してます。

量産型とシャア専用のズゴックとパシャリ。後ろの二匹は目つき悪いですねw

三匹で悪だくみしているところ。

我が家の改造品のジオン水泳部の部員たち。アッグジンはアッガイ系とはいえ、宇宙戦用のため水泳部に入部不可のような気がしますが、まぁ、マネージャーということで。

アッグジン 風
https://gumpla.jp/other/981369

プロトタイプゴッグ 風
https://gumpla.jp/hg/1032106

カプール 風
https://gumpla.jp/hg/954988

同じくMSV仲間の、M-MSVのプロトタイプゴッグ風とパシャリ。

我が家のジオン水泳部の記念写真。こうなってくると、ジュリ...とかアゾ...とかも仲間入りさせたくなりますね。

「クロー装備シールド」は差し替え式でクローを伸ばすことができます。標準のズゴックのアイアンネイルの二倍の長さなんだとか。

なぜかお気に入りの一枚w
モノアイは両面テープ固定としたため、左右どちらにもセットできるようにしてます。

HGUCズゴックで作った、MSV-Rの「ラムズゴック」風、でした。
可愛らしいズゴックが、なかなかワルっぽくなったと思いますが、いかがでしょうか。