RX-79BD-3[FA] ブルーディスティニー3号機・フルアーマー装備実証試験機

ブルーディスティニー3号機（以下BD３）をＩＦ設定盛り盛りのフルアーマー装備でミキシングしました。

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一年戦争末期に地球連邦軍が推し進めた増加ウェポンシステムによるガンダムの強化プラン『FSWS』計画の一環として、ガンダムタイプに装備させる武装の実証試験を先に開発されたBD3を用いて実施された。

BD2号機の強奪による一連の騒動を発端とし、予備パーツであったBD3を実機として急遽建造し追撃任務に当たった事により、各種装備としては既にパーツ単位で組み上がっていたフルアーマー装備は一部を除き実戦配備されることはなかった。
しかしここまでの検証データは後のフルアーマーガンダム（サンダーボルト版）の建造に大いに役立った。

今回の強化案が増加装備式になっている理由としてBD3の出自が挙げられる。

BD3の特筆すべき特徴として『EXAMシステム』がある。このシステム自体、完全に解明させれてはおらずシステム担当者ですら不明な部分の多いものであった。

このシステムは通常装備の状態の起動を前提に組まれている為、フルアーマー装備を機体固定式には出来ずパージ式の追加装備とするしかなかった。

更に戦況によって不要となった装備を順次パージしていきデッドウェイト化を防いでいるが、その都度変わる機体重量・慣性システムを戦闘中に変更していくのは機体OSに多大な負荷を与えるとみなされ、武装自体に火器管制装置を組み込む結果となった。

またこの機体サイズとしては過剰とも言える大きさの索敵レーダーレドームや各種武装にサイトレンズが搭載されているのも、本来MS頭部に搭載する事が多かった火器管制装置を本機ではEXAMシステムを搭載していることからフルアーマー装備を賄うだけの余剰スペースを捻出することが出来なかった。

ジェネレーター回りにもいくつか問題が生じており、RX-78ガンダムの選定落ち部材を用いて建造されたRX-79［G］陸戦型ガンダムのジェネレーター出力ではフルアーマー装備時の重量を支えるには常に高出力状態を維持することになり、ジェネレーターにかかる負荷が課題となった。
その事から以後開発されたFSWS計画のガンダムには積極的に新型ジェネレーターを搭載する運びとなる。

フルアーマー装備がパージ式になってるもう一つの理由として、過去にBD1号機が運用試験中に起こしたEXAMシステムの暴走事故が挙げられる。
フルアーマー装備で暴走状態に陥った際の本機の与える有り余る友軍被害を懸念した開発局からの強い要請で、フルアーマー装備は機体システムとは独立した形でコクピットの起動スイッチもしくは運用母艦側からの発信信号により爆裂ボルトでの装備パージが行えるようになっている。

以上長くなりましたが、ガンダムムック本のマスターアーカイブ風に長々と妄想設定を考えちゃいました。