友の封印された黒歴史　『ラストニッパーガンダム』

ラストニッパーガンダム

型式番号:BK-00LN

友達が考えた設定ですと、『機動合成戦士Nガンダム』の後半から登場する主役機とのこと。主人公であるパイロットはその友達本人で、名前は『リオ・カトラット』という名前。偶然にも今のガンプラアニメ『ビルドメタバース』の主人公と同じ名前ですね。そんな彼は民間組織が極秘に開発した『BKシリーズ』のガンダム『ニッパーガンダム』と運命的な出会いをし、仲間や世界を守る為に戦う。度重なる戦いに、ニッパーガンダムは次々と進化していくが、とうとう大破。追い込まれたかと思われる中、BKシリーズの0号機の存在を知る。それこそ、最後にして伝説の機体・ラストニッパー…とのこと。その名の通り、最後のニッパーガンダムという意味。BKシリーズのガンダムの中でもパワーや機動力も飛躍的に高い。しかもストライクやインパルスガンダムのように換装システムを搭載。強力な核エンジンも積んでいることもあり、驚異的な力をも持つ。なにより一番の特徴は手でビームを掴めることにある。ビームを掴む以外に、ビームを出して攻撃することも。必殺技はその手に全エネルギーを集中させて放つ格闘技『キングゴッドニッパー』。ビームによって生み出される巨大なビームのニッパーが敵を斬り裂く。

本来なら背中にウイングがあり、そこにドラグーンが2基装備されている。だが、ガンプラを見つけた時にはその装備は無かったとのこと。行方不明みたいです…。

アンテナがニッパーに似たてていますが、当時友達が使用していた緑のニッパーを意識したとのこと。また、右肩には『ニッパー』と書かれておりますが、これは敵にニッパーガンダムだということを教える為…らしいです。他にも『ペンチガンダム』やら『ヤスリガンダム』も存在されており、それらの機体の肩にもそれぞれの名前が刻まれている設定のようです。

使用ガンプラですが、ベースは旧HGフリーダム、脚もそうです。腕は旧HGインパルス、頭部はレジェンドのモノを使ってますが一部変更しているみたいです。

武装の紹介。

高エネルギービームライフル（設定では、『MAXビームライフル』になっています)

大きめのビームライフル。レジェンドのモノを使ってます。

バラエーナプラズマ収束ビーム砲×2

腰のウイングに装備したビーム砲。元々はレールガンだったようですが、いつの間にか変更したようです。

これは旧HGフリーダムのモノになります。

ビームシールド発生装置×2

両肩に装着したビームシールド発生装置。手に付けるより両肩に付ける方がカッコいい！という理由で、友達は肩に付けたようです。

インパルスの肩にレジェンドのビームシールド発生装置を装着したモノです。

ビームハンド×2

両手がビームを掴める手になっており、ビームを掴む以外に両手からビームサーベルを出すことも可能。ガンダムレギルスといったヴェイガン機とは違うビームの出し方で、ビームを掴んだような持ち方をして戦う。

ドラグーン×2

本来なら背中に装備されているウイングと接続している武器。ドラグーンが行方不明とのことで、自分が持っていたドラグーンだけ用意しました。

バルカン砲

フリーダムがベースの機体なので、機関砲が付いています。頭部のレジェンドにもそれらしき穴がある為、バルカンは4門ある設定です。

必殺技『キングゴッドニッパー』

巨大なビームのニッパーで敵を斬り裂くラストニッパーの最強の技。これはGガン系の機体に対抗する必殺技…だと、友達が教えてくれました。

ビームのニッパーを再現！……と言いたいところですが、ニッパー系の武器を代わりに使いました。

ここで、その友達が当時中学生だった頃に考えた『機動合成戦士Nガンダム』について説明。

舞台は『K.C.(工作センチュリー)』15年。モノ作りなどが盛んになった新たな時代。いつまでも世界から争いが消えないままの時代でもある。その世界では一つの能力が完璧である人間『パーフェクトマン』と普通の人間『ノーマルマン』による争いが続いていた。そんな争いを無くすべく、ある民間組織が『BK計画』と呼ばれるガンダム開発計画を進めていた。しかし、情報をキャッチした敵軍がガンダムを強奪しようと襲撃してきたことで物語が始まる。近くのシェルターで暮らす主人公のリオ・カトラットはクラスメイトとともに民間組織の施設へと迷い込む。敵がガンダム１機を手に入れる中、リオ達はある格納庫で２機のガンダムと出会う。リオとクラスメイトの一人は２機のMSに乗り込み、皆を守る為に戦うのだった……という物語みたいです。やがて、戦いは世界を救う方向に向かうそうですが……まあ、友達が中学時代に考えたストーリー設定になります。

ラストニッパーガンダムと一緒に、ある意味黒歴史とも言える設定資料を書き尽くしたメモも発見。せっかくなので、『BK計画』のガンダムについても軽く説明します。

BK-01 ニッパーガンダム（画像1）

争いを無くす為に開発したガンダムの1号機。色は緑。アンテナがニッパーの形になっている。専用の武器『ビームニッパーサーベル/ブーメラン（画像2）』を装備する格闘・スピードタイプの機体。完成率がまだ20%だった為、本来の力を出しきれないまま実戦に投入された。その後、ニッパーガンダムは少しずつパワーアップしていき、『トレジャーニッパーガンダム』、『デジタルトレジャーニッパーガンダム』、『デジタルトレジャーニッパーガンダムG』の順に進化していく。

BK-02 ペンチガンダム

BK計画によって生み出された2号機。色は青。パイロットは主人公のクラスメイトなのだが、敵に寝返ってしまい、その軍の技術を投入されて様々な装備にカスタマイズされる。でも、それは情報を得る為に仲間を裏切ったフリを演じたに過ぎない。再び仲間の元に戻った際にはミラージュコロイドとクロー付きドラグーンシステム搭載の未完成機『Xトレジャー』へとパワーアップし、最終的には未来や答えが見える未来予知能力システム搭載の『アンサー・トーカー（ペンチ）ガンダム（画像3）』となって、そのまま最終決戦まで戦い抜くことに。元々は専用武器『ペンチライフル』と呼ばれる武器で戦う射撃タイプのガンダムだった。

BK-03 ヤスリガンダム

BK計画のガンダムの3号機。色は黄色。アンテナが1本で、ヤスリの形になっている。ニッパーガンダムと同じガンダムだが、左肩にどんな攻撃も防げる大型盾『ヤスリシールド』を装備する防御タイプのガンダム。

BK-04 マーカーガンダム

軍が強奪に成功したBK計画のガンダム4号機。色は漆黒。元々はニッパーやペンチ、ヤスリと同じガンダム。パイロットは謎のグラサンエース『ビー・ザ・アコール』中尉。軍の技術を投入することにより、ドラグーンをアームに接続した『ドラグーンアームシステム』を搭載した最強MS『インベーダーガンダム・マーカー（画像4）』にカスタマイズされる。アームの先にあるクローは分離し、ドラグーンとして使える。アームだけで数本もあり、更にそのドラグーンのビーム砲だけで45門もある。

他にも後から開発される２機のガンダムの存在も。ニッパーからマーカーの技術をまとめたガンダム『BK-05 ニペヤマガンダム（画像5）』やらシリーズ最後の機体『BK-06 カッターガンダム』も出るとのこと。中学時代に考えた設定とはいえ、情報量が多過ぎですね…。

「ラストニッパーガンダム！行きます！！」

出撃シーンを再現。しかし、ウイングが無い為か、迫力が無いですね…。

換装システムもあるという設定で、『ノーマルシルエット』ではドラグーン2基搭載、驚異的なスピードを生み出す『スピードシルエット』や対ヤタノカガミ対策形態の『ブーメランシルエット』に、狙撃の『スナイパーシルエット』、更にはあらゆる攻撃をも防ぎきる『ブロックシルエット』が存在するようです。

ネタバレというか、オチというか…。Nガンダムのラスボスについても紹介します。

無人機の『ブラックソードガンダム』と一撃で地球を破壊するかもしれない力を持つ『デストラクションガンダム』です。

どちらにもサテライトシステムを搭載されていることに友達に確認したところ、当時ガンダムXにどハマりだったそうです。デストラクションガンダムには全てのガンダムの中で最も最凶なガンダムとして生み出した模様です。画像にもあるように、必殺技が搭載されているサテライト系武装による一撃必殺『ブラック・ライト』。ヤタノカガミに、自己再生もある。……中学時代に考えたモノとはいえ、とんでもない設定ですね？

「地球を破壊する！そうすれば終わるさ！戦争など！！」

「させない！こんなやり方は間違っている！！」

「地球と共に消えろ！リオォォォ！！」

「キング！ゴォォォッド！ニッパァァァァァァ！！」

リオとラスボスとの最後の戦いはこんな感じらしいです。

絶対絶命の中、ラストニッパーの隠された力が発動する。まだ言ってませんが、この機体には『GNドライヴ』が搭載されています。

『GNドライヴ』といえば……

「トランザム！！」

「な、何だと！？」

そう、トランザムシステムも使用可能。最後は地球を救い、世界は平和になる……というラストみたいです。

まさに、このストーリー自体も黒歴史ですね。

ちなみに、一斉射撃によるフルバーストも可能。

「戦争は無くす！僕が絶対にっ！！」

最後に。今回紹介したこのラストニッパーガンダムですが、自分なりに改良したいかと思います。ある程度原型は残すつもりです。

また、毎回加えているストーリー『機動時空転移 ガンダムリベロ』にも登場しようかと思います。むろん、パイロットのリオ・カトラット君も出演する予定です。友達にそのことを話したら、凄く喜んでいました。

それでは、今回はここまで。次回の投稿も宜しくお願いします。