ザク２（Ｆ型改修案）

正面から

一年戦争初頭より、ジオン軍主力M Sであるザクは驚異的なスピードで、多種多様なモデルが試作、開発された。本機はその開発誌に埋もれた、忘れられた機体の一つである。以下の資料は正式採用に向けて、実戦データの収集と、現地における整備生の確認のため、実地テストを終えたところである。

テストパイロットを務めたのは、ジオニック社に出向している(*´ω`*)少尉である。

左側前方より。

主戦場は地球へと移った。空間戦闘用と、地上戦闘用をを分けて開発する事はナンセンスである。そこで軍部は、Ｆ型のマイナーチェンジ及び武装の最適化をジオニック社に命じた。実はこの問題をジオニック社としても認識しており、かなり早い時期から研究がされていたため、設計から試作までごく短時間で完成させることができた。０６Ｆ改として試作されたのが本機である。四肢は生産性の向上を目指し、原型機よりも直線的なデザインとなっている。なお頭部ブレードアンテナは隊長機を示す物ではなく、テストチームとして通信能力を向上させる必要があったからである。

背後より。

軍部からの要求は以下の通り。

１　従来機ではモジュールの交換で空間戦と地上戦に対応してきたが、これを必要とせず、どちらの環境にも対応できること。またコストカットを実現すること。

２　弾薬は、共通としつつ、武装についても改良すること。

3   Ｆ型で機動面な稼働時間が優れていること。

以上である。なかなか難しい要求ではあるが、ジオニック社としても、旗艦商品であるザクの改良に熱が入らない訳がなかった。要求に応えるべく、開発が進められた。

右側面より

シールドに描かれたＺＴＴとはZEONIC TEST TEAMの略であり、ジオニック社製のＭＳは、みなこの部局の試験を通過したものばかりである。また正式採用前にもかかわらず、シールド上部には06F2の表記が見られる。これは社内コードでもあり、採用されるであろうというジオニック社の自信の表れでもある。

装備一覧

試作されたＭＭＰ-７８ザクマシンガンはオプションとして、グレネードの発射筒を装着できるほか、対空砲弾を発射できる。また、ストックの伸縮が可能となった。ヒートホークは前期型よりもやや大型なものとなっている。その他０６シリーズの武器であれば全て運用することができる。

射撃姿勢

上半身が高機動型ザクであるので腹部が可動します。このため前傾姿勢が取れるのでより自然なポージングができます。胴体の動力パイプは高機動型ザクの物は短く、F2の物はスリットがはいっていたので、リバイブ版のグフの物を転用しています。

右側から煽りで。以下設定です。

(*´ω`*) 以上が試作ザク、そうですね開発コードがF2ですし、まだ採用前なのでF1.5ですかね？正式採用の折にはザク2F2を予定しております。本機は直線デザインの採用による生産性の向上とコストカットを実現、四肢を中心に全面的に改修を実施したところ、空間戦においてはF型以上、地上戦においてもJ型以上の機動性と整備性を確保したところが特筆すべきところであります。

(^○^) ご苦労だったな、君はー…？

(*´ω`*) はい、(*´ω`*)少尉であります。地球降下作戦時は軍におりましが、当作戦における功績により、ジオニック社付のテストパイロットとなりまして。

(^○^) そうか、(^○^)少佐だ。私もMS乗りとして開戦時はグラナダにいたよ。今は技術開発本部及び軍需部付将校として、新機体の査定をしておる。今後宜しく…。

(*´ω`*) は！今回のザクはなかなかの良機体で、現地での評判も良く………。

(^○^) 不採用だ。

(*´ω`*) は？！

(^○^) だから不採用だ、なぜ胸部をいじらなかった？

(*´ω`*) 操縦系統をいじりますと機種転換に時間を要するため…。

(^○^) （あれ…？！統合整備計画のデータってまだ渡してなかったっけ？）何にしても軍としては胸部装甲の強化及び統合整備計画にコックピットの仕様に変更し、再度試作及びテストが決定されてるんだな。

(*´ω`*) ということは？

(^○^) データは十分取れた機体はそのまま現地に配備、君は次の機体のテストに向かえ。ﾌﾞｯｯ（通信の切れる音）

• (*´ω`*) うそでしょ…、てか統合整備計画て何？

最後までご覧いただきありがとうございました。F2と高機動型ザクのミキシングでした。ザク同士の組み合わせなので、破綻なくできたと思います。個人的にスタイルも好みです。今後は(*´ω`*)少尉と統合整備計画をシリーズでお送りできればと思っています。