ずっとつくりたかったHGUCのZⅡをやっと入手出来たので、設定画のイメージでつくってみました。
久しぶりにキットを設定のまま素直に改修しています。
本キットはプロポーションが悪く見えますが、結構設定画に近いようにも見えます。
胸を幅詰めし、脚を延長することでスリムにスマートに改修している作品は見たことがあります。
それはそれですごくカッコいいのですが、藤田さんデザインの良さが薄まっているように思います。
GFFもカッコ良くて好きなのですが、それもちょっと違う感じがしていました。
と言うことで、設定画に寄せつつもカッコよく見えるように改修してみたつもりです。
合わせ目は場所に応じて接着して消すか、V溝でモールド化してあります。
外装は全塗装、関節は成形色の簡単フィニッシュとし、水転写式デカールを貼り付け後にツヤ消しトップコートで仕上げました。
ツインアイや各部センサーにはラピーテープを貼り付けてあります。
頭部はマスクを切り離して後ハメ出来るようにし、マスクは下側を削って小顔化。また、取り付け位置を上にズラして目付きを鋭くしました。
頬の外装をカットして、アゴを引けるようにしました。
トサカがモヒカンのように見えるので、後頭部側を削って形状変更しています。
デカいと言われる胸のパーツはキットのままです。
そのかわりに肩関節にスペーサーをかまして肩の位置を外側に1.7mm移動。
また、上下厚みが薄く見えるように脇腹を一度切り離し、脇の下を削り込み、脇腹を上に1mm延長して再接着。
肩のダクトにはコトブキヤのパーツを追加。
上腕は削り込んで細くしました。
拳はビルダーズパーツに変更しましたが、特徴的な手の甲はキットのものを加工して利用しています。
フロントスカートは外側に1mm拡大。
股関節にスペーサーをかまして1.5mm外側に、サイドスカートも同様にしてさらに1.5mm外側に移動。
ふとももは正面を削り込んで細く見えるようにしました。ヒザは先端を2mm延長。
スリッパは大きく見えるので足の甲を削って薄くし、フラット面を追加。かかとのブロックは前後幅を1.5mm詰めました。
WR時の機首は取付部にスペーサーをかませて後ろにオフセットし、機首側はポリキャップ周辺を削ることで、前傾させることが出来るようにしました。
また、先端を0.5mm厚くし、襟元がスカスカなのでプレートを追加しました。
頭が入るスペースにはプラ板モールドを追加しています。
よく見ると設定画には先端に小さな羽根?アンテナ?があるので再現してみましたが、取り扱いには要注意です。
後方へ伸びる2本のスタビライザー?は4mmほど延長しています。
メガビームライフルは持ちにくいので、グリップ部の構成を変更しました。
GFF式も良いのですが、体から離れてしまうのが難点なので、アレンジしています。
一方でGFF同様にビームライフルをマグネットで横に取り付けられるようにしました。
ビームライフルにはマグネット用の突起を追加してあります。
各部を延長するのではなく横に広げることで、キットの窮屈感を緩和することがネライです。
結果として、手脚や身長を伸ばさずに設定画の雰囲気を残しながらスタイルアップできたのではないか、と思います。
このMSはちょっと人間離れした体型なのがカッコいいのかもしれません。
それが藤田さんデザインの特徴ですかね。
ちなみに、私は青騎士のテスタロッサをイメージしています。
WRへの差し替え変形はキットの通り可能です。
塗装が剥がれるので推奨は出来ませんが…。
サイドスカートの取付軸を延長してしまっているので、フレームを一度カットし、ズラして再接着しました。
ビームライフルはメガビームライフルから外す必要があります。
可動範囲はキットのままです。
肩と股関節はスペーサーを噛まして外に出しているので、少しだけ外れやすくなっています。
(股関節は軸も延長していますが)
ブンドドには向いていません。
肩のスタビライザー裏、サイドとリアのスカート裏と股間のパーツ裏、ヒザ突起の裏はグレーに塗装したプラ板でフタをしてあります。
フロントスカート裏はほぼ見えないので、エナメルのジャーマングレーで塗っただけです。
この機体は宙に浮いている状態がカッコいいですね。
スジ彫りは「各部品にいつもより1本多く」を目標に入れてみました。が、ネットで見かけるようなハイディテールの作品には遠くおよびません…。
塗装は水性ホビーカラーをエアブラシで吹いています。
・ディアクティブホワイト←下記ブルー/ピンク/イエローの下地としても使用
・フリーダムブルー
・サーモンピンク
・オレンジイエロー
・ニュートラルグレー
・エアクラフトグレー+ホワイト:脇/腕/脚のチューブ
・ティターンズブルー1:ビームライフル
・ニュートラルグレー+ダークグレー:メガビームライフル、クレイバズーカ
・焼鉄色
・UVカットスムースクリアーツヤ消し+クリアーツヤ消し
基本はエアブラシですが、細かい箇所は筆塗りも併用しています。
ビームライフルのイエロー部はシールを使いました。
UVカットスムースクリアーはツヤ消しが強くて白っぽくなるので、ノーマルと混ぜたら良い感じになったと思います。
ZⅡは1番好きなMSとも言える機体で、子供の頃にB-CLUBのMS大全集を穴があくほど見た記憶があります。
その頃はキット化されるとは思いもしませんでしたね。
もっと大工事が必要なキットかと思っていましたが、意外と少ない手数でイメージに近くなりました。
やっぱりZⅡはカッコいいと思います。
いつかリゼルをベースに1/100でつくりたいと思っていますが、いつになることやら。
次作はMGで原点回帰のMSをつくろうと計画中です。
ちょっと時間がかかりそうです。
ご覧いただきありがとうございました。
コメント
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設定画に寄せての改修、カッコよくキマってます‼️
塗装ハゲが難点ですが、変形も損なう事なく出来るのは良いですね
UVカットスムースクリアーの情報もありがとうございます
入手したのでコレから使っていこうと思ってましたので、参考になります
ありがとうございます!
もっとちゃんとクリアランス調整をすれば良いのでしょうが、出来ていません…。軽圧入のところはしょうがないのですかね。
求めれば、塗装ハゲ皆無なクリアランス調整も可能かもしれませんが、かなり手間と時間を食いそうですね
…ある程度は、仕方ないと私は思ってます
なるほど。
水性の限界かと思っていましたが、仕方ないですよね!
設定画に寄せつつカッコ良く見える改修が良いですね✨スタイル改修による変形のオミットもせず、ちゃんとWR形態になるのも素晴らしいです😄
ありがとうございます!
変形はしましたが、キズが付くのでもうやりません。これから今回付いたキズを修正します…。
出戻りおじさんモデラーです。中学生だった当時は友達から借りたモデグラでセンチネルを必死に見ていました。
技術は中学校卒業時で止まっているので粗は多いですが、宇宙世紀のマイナーなMSを好みのスタイルでつくっています。
ウェザリングはせずにクリーンなモデリングを基本としています。完成させることを第一に考え、簡単フィニッシュを織りまぜ、多少のミスには目をつぶって進めます。
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