HGUC G-3ガンダム(ヘビーウェポン装備)

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皆さんこんにちは!(^○^)

少しづつ秋めいてきましたが、お元気でしょうか?

前回はユーザー枠を超えてちょっとしたお祭り状態になり楽しかったです(´∀`∩)↑age↑

今回ご紹介は「RX-78-3G-3ガンダム(ヘビーウェポン装備)」です!

第二幕で紹介したG-3ガンダムに追加装備で背部に180mmキャノン2門装備してます。ヤシマ重工製で、これについては宇宙の挽歌を楽しんでいただけるよう、地球連邦軍とヤシマ重工の関係を最後にご説明致します。

あと前回返信コメントで宇宙の挽歌『GUNSTAエースで頑張ります』と書いたのでこんなの作っちゃいました!

「月刊GUNSTAエース11月号」!!宇宙の挽歌、表紙飾りました!もとい自作しましたwww(;゚∀゚)=3ムッハーちょっとしたお戯れです(汗)月刊となってますが、毎月ガンプラリリースできるかしら…?コラボされる方がいましたらぜひ表紙に。宇宙の挽歌第三幕episode3、デジラマストーリー行きます!UC:00079、11月後半。ホワイトユニサスを旗艦とした臨時編成の艦隊は、宇宙へ上がってきたティアンム艦隊先遣隊を迎える為、地球に向かっていた。航行する宙域ではジオン軍との散発的な戦闘がありMS隊を早々に展開し警戒に当たる。艦隊は試験隊とアグレッサー隊の混成MS隊に守られながら進むと本来の予定より早くティアンム艦隊の巡洋艦が姿を現す。対するジオン軍トライバル隊もドズル・ザビ中将の指示により少数ながら新型試作MAと共に地球上空に向かい艦隊迎撃の任務に着いていた。ではどうぞ〜!

「月刊GUNSTAエース11月号」!!

宇宙の挽歌、表紙飾りました!もとい自作しましたwww

(;゚∀゚)=3ムッハー

ちょっとしたお戯れです(汗)月刊となってますが、毎月ガンプラリリースできるかしら…?

コラボされる方がいましたらぜひ表紙に。

宇宙の挽歌第三幕episode3、デジラマストーリー行きます!

UC:00079、11月後半。ホワイトユニサスを旗艦とした臨時編成の艦隊は、宇宙へ上がってきたティアンム艦隊先遣隊を迎える為、地球に向かっていた。航行する宙域ではジオン軍との散発的な戦闘がありMS隊を早々に展開し警戒に当たる。艦隊は試験隊とアグレッサー隊の混成MS隊に守られながら進むと本来の予定より早くティアンム艦隊の巡洋艦が姿を現す。対するジオン軍トライバル隊もドズル・ザビ中将の指示により少数ながら新型試作MAと共に地球上空に向かい艦隊迎撃の任務に着いていた。

ではどうぞ〜!

「光…、何の光だ…?」チェスターはメインカメラで正面を映していたが、一瞬何かが煌めいたのに気づく。最大望遠にし光った地点を調べつつ、ゼノに問う。「…中尉、今前方で何か光りませんでしたか?」「お前も気づいたか」「かなり小さかったですが…」「チェスター、セーフティを外せ」「えっ?でもホワイトユニサスからはまだ…」「構わん。良くない気がする」無線越しだが、ゼノの声にいつもと違う重さがあった。彼の中にある何かスイッチが入ったのだろう。

「光…、何の光だ…?」

チェスターはメインカメラで正面を映していたが、一瞬何かが煌めいたのに気づく。最大望遠にし光った地点を調べつつ、ゼノに問う。

「…中尉、今前方で何か光りませんでしたか?」

「お前も気づいたか」

「かなり小さかったですが…」

「チェスター、セーフティを外せ」

「えっ?でもホワイトユニサスからはまだ…」

「構わん。良くない気がする」

無線越しだが、ゼノの声にいつもと違う重さがあった。彼の中にある何かスイッチが入ったのだろう。

「正面0時の方向より艦影6!識別コードからティアンム艦隊先遣隊です!」エリー・スワンナ曹長はブリッジ全体に聞こえる位に大きな声を出す。「予定のランデヴーポイントはまだの筈だが、かなり早い接触だな」副艦長のレイ・ローランドはエリーの元まで行くと共にレーダーを確認する。「ええ、それに艦の速度も通常航行より速いです」「…第一種戦闘配置」今のエリーの言葉を聞き艦長のイズモ・アキヅキ中佐はポツリと言う。「…えっ!?」エリーは突然の戦闘配置と声のトーンに反応できなかった。「だから、総員第一種戦闘配置だって」「りょ、了解です!艦内に通達します!」エリーは慌ててコンソールパネルに向き合うと艦内にけたたましく警鐘が鳴り響く。「艦長どういう事ですか?」レイはイズモの方を向き聞く。「俺の嫌な予感って当たるのよね…。ユニサスは艦首15度上げ上昇し位置を固定。右翼のツシマ、ドレスデン、左翼のアンカレッジ、ナイロビは本艦を中心に距離を取り戦闘配置を取らせて」「…あの、艦長!?」「ああ、ゴメンゴメン。言ったでしょ、イワシの群れって」「艦長っ、遠まわしでなくちゃんと言ってください!」レイは声を張り上げ感情を露わにする。「イワシの群れってさ、外敵を寄せつけないように群れてるだけじゃないんだよね。仲間が沢山いたら狙われる標的も増えて自分が食べられる確率が下がる」「…ですからっ!?」「でもね、イワシは逆に沢山群れる事で光を反射してかえって鮫や鯨といった大きな天敵を呼んじゃうのよ」「…………」「…さてティアンム艦隊は何を連れてきたのか?」

「正面0時の方向より艦影6!識別コードからティアンム艦隊先遣隊です!」

エリー・スワンナ曹長はブリッジ全体に聞こえる位に大きな声を出す。

「予定のランデヴーポイントはまだの筈だが、かなり早い接触だな」

副艦長のレイ・ローランドはエリーの元まで行くと共にレーダーを確認する。

「ええ、それに艦の速度も通常航行より速いです」

「…第一種戦闘配置」

今のエリーの言葉を聞き艦長のイズモ・アキヅキ中佐はポツリと言う。

「…えっ!?」

エリーは突然の戦闘配置と声のトーンに反応できなかった。

「だから、総員第一種戦闘配置だって」

「りょ、了解です!艦内に通達します!」

エリーは慌ててコンソールパネルに向き合うと艦内にけたたましく警鐘が鳴り響く。

「艦長どういう事ですか?」

レイはイズモの方を向き聞く。

「俺の嫌な予感って当たるのよね…。ユニサスは艦首15度上げ上昇し位置を固定。右翼のツシマ、ドレスデン、左翼のアンカレッジ、ナイロビは本艦を中心に距離を取り戦闘配置を取らせて」

「…あの、艦長!?」

「ああ、ゴメンゴメン。言ったでしょ、イワシの群れって」

「艦長っ、遠まわしでなくちゃんと言ってください!」

レイは声を張り上げ感情を露わにする。

「イワシの群れってさ、外敵を寄せつけないように群れてるだけじゃないんだよね。仲間が沢山いたら狙われる標的も増えて自分が食べられる確率が下がる」

「…ですからっ!?」

「でもね、イワシは逆に沢山群れる事で光を反射してかえって鮫や鯨といった大きな天敵を呼んじゃうのよ」

「…………」

「…さてティアンム艦隊は何を連れてきたのか?」

「ホワイトユニサスの艦長…。動きが早いな」コマンドボールのパイロットであり、アグレッサー隊隊長のトム・スクリット少佐は艦隊の動きを見つつ前方の先遣隊付近の索敵を行う。「『昼行灯』……か。噂に聞いていたが、かなりの切れ者のようだな」昼行灯は普段は役に立たない者に対して言う蔑んだ言葉だが、彼に関しては意味が異なっていた。行灯は明るい場所では意味をなさないが、暗い中やいざと言う時、その光は頼りになる。昼行灯は一部の者達の間で彼の頭の切れ具合を隠す隠語であったのだ。「こちらサーペント01、ホワイトユニサス聞こえますか?」「こちらホワイトユニサス、どうしましたか?」「艦長は出れますか?」「はいはい、艦長のアキヅキです」「流石ですね。対応が早い」「いやいや、そっちもお気づきのようで」お互いにこの状況を咄嗟に察知した二人の認識は一致していた。「MS隊は先行し両翼に展開させます。先遣隊と接触し次第それをフライ・パス。両側から挟撃しますがいかがでしょうか?」「それがセオリーでしょう。頼めますか?」「やってみます。それから私のボールはビーム撹乱膜弾と高濃度ミノフスキー粒子弾装備です。先遣隊と我が艦隊が接触する前に撃ちますがよろしいか?」「勿論です。頼みますよ。うちの試験隊MSは守備に回しますので」「了解しました。では開始します!通信以上!」トムはイズモとの通信を切ると今度はMS隊に通達する。「こちらサーペント01より各機へ。第一種戦闘配置用意。セーフティ解除。これより戦闘に入る。ツシマ、ドレスデン所属MS隊はエルマー少尉指揮で右翼に展開。アンカレッジ、ナイロビ所属はフリーマン少尉指揮で左翼に展開。少尉両名良いな?」「スマイル02了解!」「シューティングスター03了解」スマイルはバル・エルマー少尉、シューティングスターはミッシェル・フリーマン少尉のコールサインであり、2人はトムに返答する。

「ホワイトユニサスの艦長…。動きが早いな」

コマンドボールのパイロットであり、アグレッサー隊隊長のトム・スクリット少佐は艦隊の動きを見つつ前方の先遣隊付近の索敵を行う。

「『昼行灯』……か。噂に聞いていたが、かなりの切れ者のようだな」

昼行灯は普段は役に立たない者に対して言う蔑んだ言葉だが、彼に関しては意味が異なっていた。行灯は明るい場所では意味をなさないが、暗い中やいざと言う時、その光は頼りになる。昼行灯は一部の者達の間で彼の頭の切れ具合を隠す隠語であったのだ。

「こちらサーペント01、ホワイトユニサス聞こえますか?」

「こちらホワイトユニサス、どうしましたか?」

「艦長は出れますか?」

「はいはい、艦長のアキヅキです」

「流石ですね。対応が早い」

「いやいや、そっちもお気づきのようで」

お互いにこの状況を咄嗟に察知した二人の認識は一致していた。

「MS隊は先行し両翼に展開させます。先遣隊と接触し次第それをフライ・パス。両側から挟撃しますがいかがでしょうか?」

「それがセオリーでしょう。頼めますか?」

「やってみます。それから私のボールはビーム撹乱膜弾と高濃度ミノフスキー粒子弾装備です。先遣隊と我が艦隊が接触する前に撃ちますがよろしいか?」

「勿論です。頼みますよ。うちの試験隊MSは守備に回しますので」

「了解しました。では開始します!通信以上!」

トムはイズモとの通信を切ると今度はMS隊に通達する。

「こちらサーペント01より各機へ。第一種戦闘配置用意。セーフティ解除。これより戦闘に入る。ツシマ、ドレスデン所属MS隊はエルマー少尉指揮で右翼に展開。アンカレッジ、ナイロビ所属はフリーマン少尉指揮で左翼に展開。少尉両名良いな?」

「スマイル02了解!」

「シューティングスター03了解」

スマイルはバル・エルマー少尉、シューティングスターはミッシェル・フリーマン少尉のコールサインであり、2人はトムに返答する。

「後部メガ粒子砲、4番、5番、6番!!、っってぇぇっっ!!!!」ティアンム艦隊のサラミス級は一斉にメガ粒子砲を放つ。艦隊から後方に向けていくつもの光跡が宇宙を駆け抜ける。「チッ、待ち伏せに合うとはっ…!ルナツーの奴らは何をやっている!?」先遣隊旗艦のサラミスの艦長は文句を言いつつ敵部隊に対して応戦していた。「護衛艦隊と接触まであとどのくらいだ!?」「艦隊接触まであと210秒!その前に先行していると思われる友軍MS隊と……あれ?」「どうした!?」「ミノフスキー粒子戦闘濃度まで急上昇!MS隊レーダーからロスト!」「なにっ!?奴ら撹乱幕と一緒に巻きやがったな!濃い所に入ったら対空レーザー及びミサイルに切り替えろ!敵の動きは!?」「後方敵巡洋艦2隻及びMS7機、未だ健在。ですがこの距離なら味方艦隊に接触する方が早いです!」「よし、このまま最大船速で振り切るぞ!味方艦隊の配置は?」「中心に1隻、高度を上にとっており他4隻が両翼に展開中!」「なら、このまま中心を突っ切る。我が艦隊は旗艦を中心に纏まれ。但し同士打ちにならんように気をつけろ!」

「後部メガ粒子砲、4番、5番、6番!!、っってぇぇっっ!!!!」

ティアンム艦隊のサラミス級は一斉にメガ粒子砲を放つ。艦隊から後方に向けていくつもの光跡が宇宙を駆け抜ける。

「チッ、待ち伏せに合うとはっ…!ルナツーの奴らは何をやっている!?」

先遣隊旗艦のサラミスの艦長は文句を言いつつ敵部隊に対して応戦していた。

「護衛艦隊と接触まであとどのくらいだ!?」

「艦隊接触まであと210秒!その前に先行していると思われる友軍MS隊と……あれ?」

「どうした!?」

「ミノフスキー粒子戦闘濃度まで急上昇!MS隊レーダーからロスト!」

「なにっ!?奴ら撹乱幕と一緒に巻きやがったな!濃い所に入ったら対空レーザー及びミサイルに切り替えろ!敵の動きは!?」

「後方敵巡洋艦2隻及びMS7機、未だ健在。ですがこの距離なら味方艦隊に接触する方が早いです!」

「よし、このまま最大船速で振り切るぞ!味方艦隊の配置は?」

「中心に1隻、高度を上にとっており他4隻が両翼に展開中!」

「なら、このまま中心を突っ切る。我が艦隊は旗艦を中心に纏まれ。但し同士打ちにならんように気をつけろ!」

「…出迎えがいるようだな」トライバル隊MS隊長であるモア・グレイシー少佐はビームの雨が止むと回避運動を止めるが、スピードは緩めずそのまま追撃する。「隊長、いかがなさいますか?」アルファ小隊の小隊長、コールサイン、スモーカーから通信が入る。「前回の戦闘から連邦など恐れる必要はない。未だMS戦に関しては素人のようだからな」「遭遇戦としてはそこそこの数がいるようですが?」「ドズル中将の手前もある、手ぶらと言う訳にもいかん。我が隊ならこの程度の数、手間取る事もないだろう」「…ですね」スモーカーはフッと笑うとスロットルレバーを握り直す。「それと一騎当千と謳う新型MAの実力とやらを見せてもらおう」「未だ未知数ですがね」「レズナーとか言ったか……。奴の目。心の奥底に中々良いものを持っているようだ」「少佐が認めるとは珍しいですね」「あれは戦士の目だ。私やキリュウの様に近い何かがあるのだろう」「左様で…」「打ち上げられた艦隊は我々の足では追いつくのが難しい点から目標を変更する。敵の護衛艦隊は両翼に展開しており、我が隊はそれを殲滅する。アルファは右翼を狙え、私とブラボーは左翼を潰す」「了解!」各小隊長は返答すると二手に分かれ散らばった。

「…出迎えがいるようだな」

トライバル隊MS隊長であるモア・グレイシー少佐はビームの雨が止むと回避運動を止めるが、スピードは緩めずそのまま追撃する。

「隊長、いかがなさいますか?」

アルファ小隊の小隊長、コールサイン、スモーカーから通信が入る。

「前回の戦闘から連邦など恐れる必要はない。未だMS戦に関しては素人のようだからな」

「遭遇戦としてはそこそこの数がいるようですが?」

「ドズル中将の手前もある、手ぶらと言う訳にもいかん。我が隊ならこの程度の数、手間取る事もないだろう」

「…ですね」

スモーカーはフッと笑うとスロットルレバーを握り直す。

「それと一騎当千と謳う新型MAの実力とやらを見せてもらおう」

「未だ未知数ですがね」

「レズナーとか言ったか……。奴の目。心の奥底に中々良いものを持っているようだ」

「少佐が認めるとは珍しいですね」

「あれは戦士の目だ。私やキリュウの様に近い何かがあるのだろう」

「左様で…」

「打ち上げられた艦隊は我々の足では追いつくのが難しい点から目標を変更する。敵の護衛艦隊は両翼に展開しており、我が隊はそれを殲滅する。アルファは右翼を狙え、私とブラボーは左翼を潰す」

「了解!」

各小隊長は返答すると二手に分かれ散らばった。

「こちらティアンム艦隊所属先遣隊旗艦、デトロイトだ!出迎えの白い艦聞こえるかっ!?」ホワイトユニサスに怒鳴り声が響く。ブリッジの人間は堪らずインカムを外したり顔を顰める。「……あぁ、こちら艦隊旗艦ホワイトユニサス。艦長のアキヅキ中佐でございますがなんですか?」イズモも変わらず頬杖をついたまま無線のマイクを握ると対応にあたる。「貴様ら、出迎えだと言うのに我らティアンム艦隊の上を跨ぐ気か!?敬意はないのか!?」声の様子からして相当な怒りを露わにしている。それに対してイズモは呆れた顔をし面倒くさそうに応える。「戦闘配置につき、こちらも旗艦として軸になるんで無闇やたらに動く訳にはいかんのですよ」「五月蝿いっ!新造艦だからって偉そうにしおってからに!」「お偉方は新造艦と新型MSを見たら喜ぶねぇ…?」レイは合流前にイズモが言っていた事を思い出し、鋭い目線をイズモに送る。イズモもそれに気づき、そんな目で見ないでくれとばかりに顔を背けた。「後はこちらで引き受けるんでルナツーに向かってください。敵の規模は?」「くそっ、覚えておけ!敵はMS7、巡洋艦2だ。現時点で数では圧倒している!やれるな!?」(…知った事か)「了解です。ではよい旅路を。通信以上」「あっ!ちょっっ……」イズモは通信を一方的に切るとマイクを置く。「…ふぅ、やれやれ。名がある所はプライドだけは一人前だからね。ホント困ったもんだよ…」「勇猛を自負するティアンム艦隊が尻尾巻いて逃げて随分な物言いですね」先遣隊はそのままホワイトユニサスの下を抜けるとルナツーへ向かう。すると今度はトムから通信が入る。「こちらサーペント01。ホワイトユニサスよろしいか?」「こちらホワイトユニサス。どうぞ」呆れて脱力した様子のイズモに代わりエリーが応答する。「計7機、敵MSは全てドムタイプと判明」「ドムタイプ?」「地上で確認されているジオンの重MSだ。熱核ホバーで地上を高速移動するMSでそれを宇宙用に改修した機体だ」「この間、ルナツーを襲撃した連中か…」イズモが言う。「ザクよりも大型でホバー移動する点から高出力ジェネレーターにより機動力、パワー、その性能は折り紙付きだ」「彼ら、やっぱ鮫を連れてきたのか…」「間もなく我が隊が交戦状態に入りますので、一旦無線を切ります」

「こちらティアンム艦隊所属先遣隊旗艦、デトロイトだ!出迎えの白い艦聞こえるかっ!?」

ホワイトユニサスに怒鳴り声が響く。ブリッジの人間は堪らずインカムを外したり顔を顰める。

「……あぁ、こちら艦隊旗艦ホワイトユニサス。艦長のアキヅキ中佐でございますがなんですか?」

イズモも変わらず頬杖をついたまま無線のマイクを握ると対応にあたる。

「貴様ら、出迎えだと言うのに我らティアンム艦隊の上を跨ぐ気か!?敬意はないのか!?」

声の様子からして相当な怒りを露わにしている。それに対してイズモは呆れた顔をし面倒くさそうに応える。

「戦闘配置につき、こちらも旗艦として軸になるんで無闇やたらに動く訳にはいかんのですよ」

「五月蝿いっ!新造艦だからって偉そうにしおってからに!」

「お偉方は新造艦と新型MSを見たら喜ぶねぇ…?」

レイは合流前にイズモが言っていた事を思い出し、鋭い目線をイズモに送る。イズモもそれに気づき、そんな目で見ないでくれとばかりに顔を背けた。

「後はこちらで引き受けるんでルナツーに向かってください。敵の規模は?」

「くそっ、覚えておけ!敵はMS7、巡洋艦2だ。現時点で数では圧倒している!やれるな!?」

(…知った事か)

「了解です。ではよい旅路を。通信以上」

「あっ!ちょっっ……」

イズモは通信を一方的に切るとマイクを置く。

「…ふぅ、やれやれ。名がある所はプライドだけは一人前だからね。ホント困ったもんだよ…」

「勇猛を自負するティアンム艦隊が尻尾巻いて逃げて随分な物言いですね」

先遣隊はそのままホワイトユニサスの下を抜けるとルナツーへ向かう。

すると今度はトムから通信が入る。

「こちらサーペント01。ホワイトユニサスよろしいか?」

「こちらホワイトユニサス。どうぞ」

呆れて脱力した様子のイズモに代わりエリーが応答する。

「計7機、敵MSは全てドムタイプと判明」

「ドムタイプ?」

「地上で確認されているジオンの重MSだ。熱核ホバーで地上を高速移動するMSでそれを宇宙用に改修した機体だ」

「この間、ルナツーを襲撃した連中か…」

イズモが言う。

「ザクよりも大型でホバー移動する点から高出力ジェネレーターにより機動力、パワー、その性能は折り紙付きだ」

「彼ら、やっぱ鮫を連れてきたのか…」

「間もなく我が隊が交戦状態に入りますので、一旦無線を切ります」

「新型がなんだってんだ!こっちだって!」迎撃に向かったジムはビームスプレーガンを構え接近を試みる。「チッ、焦るなっ!前に出過ぎだ!僚機と連携を取れっ!」ミッシェルは後方から新兵が搭乗しているジムを見て叫んだ。新兵達は早くも実戦の空気に飲まれ、敵機しか視界に入らず仲間の存在を忘れている。射程は短いビームスプレーガンだが、速射や連射性には優れ次々とビームが放たれた。しかし相手の殿である角付きのMSはそれを見切り少ない噴射でそれを避ける。敵機も携行火器の射程にジムを捉えるが、射撃をする様子がない。「…怯えているのか。狼狽え弾では落とせんぞ」モアは右手に握った4連装マシンガンの引金を引くまでもないと、ジムへ急接近する。スラスターを巧みに使い、一瞬にしてジムの懐に入るとスパイクシールドを持った左手を腰元で構えた。

「新型がなんだってんだ!こっちだって!」

迎撃に向かったジムはビームスプレーガンを構え接近を試みる。

「チッ、焦るなっ!前に出過ぎだ!僚機と連携を取れっ!」

ミッシェルは後方から新兵が搭乗しているジムを見て叫んだ。新兵達は早くも実戦の空気に飲まれ、敵機しか視界に入らず仲間の存在を忘れている。射程は短いビームスプレーガンだが、速射や連射性には優れ次々とビームが放たれた。しかし相手の殿である角付きのMSはそれを見切り少ない噴射でそれを避ける。敵機も携行火器の射程にジムを捉えるが、射撃をする様子がない。

「…怯えているのか。狼狽え弾では落とせんぞ」

モアは右手に握った4連装マシンガンの引金を引くまでもないと、ジムへ急接近する。スラスターを巧みに使い、一瞬にしてジムの懐に入るとスパイクシールドを持った左手を腰元で構えた。

「遅いっ!!」モアの駆るYMS-08Bドム試作実験機は突き上げる様にスパイクシールドをジムのコクピットに叩き込んだ。正確な狙いで人間なら「鳩尾」の部分だ。スパイクは装甲を貫き、中のパイロットは無事ではすまないだろう。瞬間的に強い打撃を受けたジムは四肢はそのまま気を失ったかの如く動きを止めた。するとモアはそこへ更にマシンガンを撃ち込む。銃弾を浴びたジムは装甲が剥がれ、手足が吹き飛び胴体が爆散する。赤く輝く爆発の光はこの一帯にいる者達全てが確認した。

「遅いっ!!」

モアの駆るYMS-08Bドム試作実験機は突き上げる様にスパイクシールドをジムのコクピットに叩き込んだ。正確な狙いで人間なら「鳩尾」の部分だ。スパイクは装甲を貫き、中のパイロットは無事ではすまないだろう。瞬間的に強い打撃を受けたジムは四肢はそのまま気を失ったかの如く動きを止めた。するとモアはそこへ更にマシンガンを撃ち込む。銃弾を浴びたジムは装甲が剥がれ、手足が吹き飛び胴体が爆散する。赤く輝く爆発の光はこの一帯にいる者達全てが確認した。

「始まったな…」「あの爆発どっちです?敵機ですか?」「ミノフスキー粒子が濃くて分からんな。カメラでも捉えられなかった」チェスターとゼノは旗艦であるホワイトユニサスの直衛にまわり前線からは距離があった。ある種この二人が艦隊を守る最後の防衛ラインとなる。「チェスター、180mmをスタンバイしろ。前は撹乱膜でビームが減衰する。実弾での援護射撃後、撹乱膜のエリアを抜けた奴がいたらビームライフルを使え」「了解」チェスターのG-3ガンダムは追加装備のヤシマ重工製ツイン180mmキャノンを両脇に展開すると射撃姿勢を取る。

「始まったな…」

「あの爆発どっちです?敵機ですか?」

「ミノフスキー粒子が濃くて分からんな。カメラでも捉えられなかった」

チェスターとゼノは旗艦であるホワイトユニサスの直衛にまわり前線からは距離があった。ある種この二人が艦隊を守る最後の防衛ラインとなる。

「チェスター、180mmをスタンバイしろ。前は撹乱膜でビームが減衰する。実弾での援護射撃後、撹乱膜のエリアを抜けた奴がいたらビームライフルを使え」

「了解」

チェスターのG-3ガンダムは追加装備のヤシマ重工製ツイン180mmキャノンを両脇に展開すると射撃姿勢を取る。

「こちらシュヴェーアトヴァール08。トライバルリーダー、ウォーリア01へ」「こちらウォーリア01。何か?レズナー中尉」「ムサイより出撃しました。そちらまで60秒で行けます」「了解した。敵はMSを出しており数は不明だがこちらより多い。MSは隊で両翼に引きつける。中尉は中央突破し艦を狙え。尚、我々がいるエリアはビーム撹乱膜が散布されておりビームの使用は控える様に」「了解。通信切ります」ケリィは通信を切るとビグレロを更に加速させる。カタカタと揺れていた計器はその振動を止め、ケリィの身体はシートに押さえつけられる。彼のパイロットスーツはMA用の加圧式スーツで一般的なノーマルスーツとは異なる。MAはその機動力から身体に掛かる負荷はMSの倍以上あり、コクピットは現状における最高の耐G処理を施しているが、それでも充分とは言えなかった。「…ガトーよ、必ずやこのビグレロの戦果をお前にも伝える。こいつはただの試作機じゃない…!」

「こちらシュヴェーアトヴァール08。トライバルリーダー、ウォーリア01へ」

「こちらウォーリア01。何か?レズナー中尉」

「ムサイより出撃しました。そちらまで60秒で行けます」

「了解した。敵はMSを出しており数は不明だがこちらより多い。MSは隊で両翼に引きつける。中尉は中央突破し艦を狙え。尚、我々がいるエリアはビーム撹乱膜が散布されておりビームの使用は控える様に」

「了解。通信切ります」

ケリィは通信を切るとビグレロを更に加速させる。カタカタと揺れていた計器はその振動を止め、ケリィの身体はシートに押さえつけられる。彼のパイロットスーツはMA用の加圧式スーツで一般的なノーマルスーツとは異なる。MAはその機動力から身体に掛かる負荷はMSの倍以上あり、コクピットは現状における最高の耐G処理を施しているが、それでも充分とは言えなかった。

「…ガトーよ、必ずやこのビグレロの戦果をお前にも伝える。こいつはただの試作機じゃない…!」

「ここまで60秒……、流石に速いな」モアは敵MSと交戦しながら呟いた。連邦軍のMSの数はこちらより多いがトライバル隊の面々は怯む様子はなく、寧ろ果敢に攻めに行く。「野心とは違う、心の奥底に滾らせる者がジオンにまだいたとはな…」〜to be continued〜

「ここまで60秒……、流石に速いな」

モアは敵MSと交戦しながら呟いた。連邦軍のMSの数はこちらより多いがトライバル隊の面々は怯む様子はなく、寧ろ果敢に攻めに行く。

「野心とは違う、心の奥底に滾らせる者がジオンにまだいたとはな…」

〜to be continued〜

ご覧いただきました皆様ありがとうございます!(*^^*)紹介MSよりトライバル隊の方が見せ場がありましたね。G-3は一発も撃ってない(;^ω^)次はちゃんと戦います!前回、ケリィさんが意外に反響があり驚いてます。やっぱ皆さんが知っているキャラは違いますね。因みにコールサインはドイツ語で『鯱』と言う意味で、これは0083でガトーがバルフィッシュ(ドイツ語で鯨)で呼ばれていたのを参考につけてます。ではガンプラ紹介。基本は前に紹介したG-3ですが後ろにツイン180mmキャノンを装備してます。ビルドファイターズトライのEz-から頂戴してます。

ご覧いただきました皆様ありがとうございます!

(*^^*)

紹介MSよりトライバル隊の方が見せ場がありましたね。G-3は一発も撃ってない(;^ω^)

次はちゃんと戦います!前回、ケリィさんが意外に反響があり驚いてます。やっぱ皆さんが知っているキャラは違いますね。因みにコールサインはドイツ語で『鯱』と言う意味で、これは0083でガトーがバルフィッシュ(ドイツ語で鯨)で呼ばれていたのを参考につけてます。

ではガンプラ紹介。基本は前に紹介したG-3ですが後ろにツイン180mmキャノンを装備してます。ビルドファイターズトライのEz-から頂戴してます。

後ろから。個人的にヴェスバーのせり出す動きが好きなんですが、ビーム兵器であまりカッコよすぎたりオーバーテクだろ〜、となると世界観が壊れるので従来兵器を転用しました。

後ろから。個人的にヴェスバーのせり出す動きが好きなんですが、ビーム兵器であまりカッコよすぎたりオーバーテクだろ〜、となると世界観が壊れるので従来兵器を転用しました。

こんな感じで両脇に出ます

こんな感じで両脇に出ます

さて冒頭でお伝えした宇宙の挽歌を楽しんで頂けるように地球連邦軍とヤシマ重工の関係をお話します(^^)/地球連邦軍における兵器の発注でヤシマ重工は大事な取引相手で宇宙軍、地上軍共に関わりがあります。開戦してからは宇宙戦艦だけでなく、陸戦用MSの兵器開発をしシェアの拡大を図ります。『 これは主に地上軍に向けた商売でしたが、 MSは汎用兵器である点から宇宙軍にも自社製品を売り込む必要があり、今回試験隊にも宇宙用に改修した180mmキャノンをテストしてもらった』としています。※『 』内はオラ設定です。別の話しですが、ヤシマと言えばミライさんですが、こちらはヤシマ財閥の身内で(※様々な資料から)ファースト本編でも匂わせる台詞があります。哀戦士編でゴップ大将が「ホワイトベースの処理に苦慮する」「君の父上が生きていれば」「婿さんの世話を」なんて言ってますが、こんな政治的背景があるんですね。ファーストの世界観凄いなぁと思いつつ『やったぜ、ブライト玉の輿!!』と遠い目をしてしまいます( ゚д゚ )さて次回はホワイトユニサス隊対トライバル隊の戦闘が激化!!そして本作のジオンサイドの主役、トライバル隊隊長のモアがその実力を発揮し、お待ちかねビグレロが活躍します!ご紹介する機体はモアが搭乗するドム試作実験機(モア・グレイシー仕様)でございます∠(`・ω・´)また見てくれたら嬉しいです!(人∀・)タノム

さて冒頭でお伝えした宇宙の挽歌を楽しんで頂けるように地球連邦軍とヤシマ重工の関係をお話します(^^)/

地球連邦軍における兵器の発注でヤシマ重工は大事な取引相手で宇宙軍、地上軍共に関わりがあります。開戦してからは宇宙戦艦だけでなく、陸戦用MSの兵器開発をしシェアの拡大を図ります。『 これは主に地上軍に向けた商売でしたが、 MSは汎用兵器である点から宇宙軍にも自社製品を売り込む必要があり、今回試験隊にも宇宙用に改修した180mmキャノンをテストしてもらった』としています。

※『 』内はオラ設定です。

別の話しですが、ヤシマと言えばミライさんですが、こちらはヤシマ財閥の身内で(※様々な資料から)

ファースト本編でも匂わせる台詞があります。哀戦士編でゴップ大将が「ホワイトベースの処理に苦慮する」「君の父上が生きていれば」「婿さんの世話を」なんて言ってますが、こんな政治的背景があるんですね。ファーストの世界観凄いなぁと思いつつ『やったぜ、ブライト玉の輿!!』と遠い目をしてしまいます

( ゚д゚ )

さて次回はホワイトユニサス隊対トライバル隊の戦闘が激化!!

そして本作のジオンサイドの主役、トライバル隊隊長のモアがその実力を発揮し、お待ちかねビグレロが活躍します!

ご紹介する機体はモアが搭乗するドム試作実験機(モア・グレイシー仕様)でございます∠(`・ω・´)

また見てくれたら嬉しいです!

(人∀・)タノム

コメント

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  1. meg-ocero 11分前

    月刊連載おめでとうございます🎉こりゃ来月も楽しみだ😆

    戦闘の開始からもう激熱ですね!連邦側もジオン側も魅力的なキャラとMSがてんこ盛りで、これからの展開が待ち遠しいです!

    キャノン装備G-3も格好良いですね😆確かにビーム兵器よりもこちらのほうが似合う気がします!

    来月号、楽しみにしてます😁

  2. cinnamon-1 1時間前

    設定、ストーリー、めちゃ良かったです😆

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