2025年最初の作品は「リアルタイプ・旧ザク」となりました。
「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」に登場した旧ザクのディティールを参考に、HG1/144ザクⅡF型ソラリ機を改造しました。
■塗装について(その1/5)
カラーリングのイメージソースは、往年の名キット1/100リアルタイプ・旧ザクのボックスアートです。元々の旧ザクのカラーも好きですが、今回は好みでリアルタイプ・カラーをチョイス。
■塗装について(その2/5)
サフ吹き後、基本塗装はラッカー系塗料の東雲ブルーとダークイエローを使用しました。ホワイトを少量足して上面を明るく、パープルとブラックを少量足して下面を暗く、色調を変えてカラーモジュレーション塗装を施しました。
■塗装について(その3/5)
基本塗装終了後、エナメル系塗料のディープブラウンやダークブラウン等でウォッシングと拭き取りを行いました。パーツのクラックの未然防止のため、いったん全てバラして作業しました。
■塗装について(その4/5)
再組立て後、ディティールを強調するためにエッジを意識しながらドライブラシで仕上げました。穂先が柔らかい大き目の平筆と硬い平筆を用いています。優しく塗り塗面を整える時は柔らかめ、エッジにくっきり擦り付ける時は硬めと使い分けています。
■塗装について(その5/5)
首回り、モノアイ・レール、ランドセル等、部分的に鈍い輝きを放つ金属色を使用し、作品の印象がつや消しで全体的にぼやけた感じにならないよう、引き締めを図ります。
ヒート・ホークを装備した状態。(赤熱化した状態は未製作)
ザク・マシンガンを構えた状態。
対艦用ライフルを構えた状態。
■頭部・腹部・脚部の各動力パイプについて
取付基部を全て取除き、エポキシパテやプラ板で穴埋め処理をしました。ヘソ周りの大きな穴はプラ板を貼るか悩みましたが、エポキシパテで埋めることにしました。
■頭部について
正中の支柱と後頭部の突起?をプラ板で自作しました。後頭部の突起はアニメ調の尖った形状ではなく台形とし、作業機械然とした雰囲気が出るようにアレンジしました。0.8mm真鍮線でアンテナを追加してみました。
■左肩アーマーについて
手持ちのジャンクパーツから、HG1/144ザクⅡのパーツを見つけたので、スパイクを除去して使用しました。アーマーと左肩との接続は、シールド接続用のボールジョイントを移植しています。
■武装について
手まわりが寂しかったので、余ったシールドを手持ち式に改造しました。形状を若干変更し、空いた穴はプラ板で塞ぎました。キット付属の握り手でしっかり掴めるように、"コの字型"のランナーを持ち手に使用しています。
旧ザクを作れば必ずやりたくなるポーズ?
徒手空拳でアムロのガンダムに戦いを挑む「ガデム艦長機」のイメージでポージング。
ザク、グフカスタムとそろい踏みでのショット。3体とも元キットはHG1/144ザクⅡF型ソラリ機です。
AFVモデルの塗装方法やウェザリング技法を積極的に用いることで、キットの持ち味であるハイディティールが引き立つと思います。
久しぶりにザクから旧ザクを製作することになりましたが、なんだかとても懐かしく、子供の頃に300円のザクから旧ザクを作った思い出が蘇りました。
コメント
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旧ザクリアルタイプカラーをレクイエムザクに採用とは盲点でした!
渋いですね
後頭部のトサカも重機っぽくナイスアイデアです!
誠一さん、ありがとうございます!誠一さんの作品はどれもクオリティが高く、ガンプラ愛が溢れていると感じています。眼福です!
後頭部のトサカ?を三角形→台形に変更してみましたが、御好評いただき光栄です。
主に1/144ガンプラとマシーネンクリーガーをマイペースで製作。第23回全日本オラザク選手権一次審査通過。ガンダムベース福岡主催「渾身の作品を~(2019.11.30~2020.3.31)」及び「~GBNにDIVEせよ!(2020.7.1~11.1)」入選。
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