クルセイダー作戦

UC.0080.8月上旬。国連軍、アフリカ連合軍、ソマリア共和国政府軍で編成されたタスクフォース105は反政府軍であるソマリア愛国戦線およびサミュエル・オランコ率いるジオン残党軍が制圧しているソマリア北西部旧ソマリランドへ進軍した。当初タスクフォースを率いる国連アフリカ方面軍司令のジョサイア・チャールトン中将とその幕僚は反政府軍の規模と戦力から作戦は短期間で終わると楽観視していたが、反政府軍は一年戦争中期に運用され始めていた対MS用APFSDF弾を搭載したT-72B3戦車で編成された機甲部隊でタスクフォースのMS部隊および機甲部隊を攻撃。地理を熟知した歩兵によるゲリラ戦で更に翻弄。そして反政府軍と共闘しているオランコ率いるジオン残党軍MS中隊の猛攻を初日から受けることとなった。タスクフォース部隊による反政府掃討作戦”クルセイダー作戦”は作戦開始から僅か1週間で戦力の3割を喪った。作戦長期化が懸念されたためジャブローの国連統合軍参謀本部はソマリアへの部隊増派を決定した。