ザクⅡS型(ロールアウトカラー)

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MS-06S 指揮官用ザクⅡ(ロールアウトカラー)

量産型ザクⅡC型から耐核装備を廃した上で、主動力炉の増強ほか宇宙戦闘における機動性の向上が最大限図られたエースパイロット向けの上位機種。並行して開発されたF型とは約80パーセントの部品を共有し、地上運用も可能であるが専ら宇宙での高機動戦闘に用いられ、敢えて地球に降ろされる事は殆どなかった。本格的な配備開始は南極条約締結後であるが、ルウム戦役において既に少数が実戦参加していたともいわれる。当時は情報操作により主にC型として運用されるなど存在自体が秘匿されており事実確認は困難である。全機がジオン本国で生産されるなど徹底した秘密保持がなされたが、これは耐核装備排除の事実から戦略意図を察知される事を警戒しての処置であった。戦争の早期決着に失敗した場合、資源確保のための地球侵攻が不可欠となることは開戦前から認識していたが、耐核装備をしたC型ザクの重量では地球上での作戦行動は非現実的であり、事実連邦はこれを根拠として公国軍による地球侵攻を当時全く想定していなかった。宇宙と異なり進軍速度が大きく制限され、またミノフスキー粒子散布により密集状態にならざるを得ない地上モビルスーツ部隊に対する核攻撃こそ最大の脅威あり、そもそも精密誘導の不要な高高度核爆発を迎撃に用いられれば大部隊の降下自体が実施不可能と見られた。すなわち核兵器が存在する限り、地上においてはミノフスキー粒子とモビルスーツを用いた公国軍の新戦術が成立しえない事は明白であった。故にルウムにおける再度のコロニー落とし作戦の構えや全モビルスーツ部隊への核装備など、大量破壊兵器の脅威を強く印象付ける事こそが作戦の主要目的の一つであり、少なからぬ代償を支払ってまで行った苦肉の策であった。結果として南極条約により核兵器使用を封じることに成功し、ここに初めてモビルスーツがミノフスキー粒子の散布下された新時代の戦場において絶対的地位を確立することとなる。

量産型ザクⅡC型から耐核装備を廃した上で、主動力炉の増強ほか宇宙戦闘における機動性の向上が最大限図られたエースパイロット向けの上位機種。
並行して開発されたF型とは約80パーセントの部品を共有し、地上運用も可能であるが専ら宇宙での高機動戦闘に用いられ、敢えて地球に降ろされる事は殆どなかった。
本格的な配備開始は南極条約締結後であるが、ルウム戦役において既に少数が実戦参加していたともいわれる。当時は情報操作により主にC型として運用されるなど存在自体が秘匿されており事実確認は困難である。

全機がジオン本国で生産されるなど徹底した秘密保持がなされたが、これは耐核装備排除の事実から戦略意図を察知される事を警戒しての処置であった。
戦争の早期決着に失敗した場合、資源確保のための地球侵攻が不可欠となることは開戦前から認識していたが、耐核装備をしたC型ザクの重量では地球上での作戦行動は非現実的であり、事実連邦はこれを根拠として公国軍による地球侵攻を当時全く想定していなかった。
宇宙と異なり進軍速度が大きく制限され、またミノフスキー粒子散布により密集状態にならざるを得ない地上モビルスーツ部隊に対する核攻撃こそ最大の脅威あり、そもそも精密誘導の不要な高高度核爆発を迎撃に用いられれば大部隊の降下自体が実施不可能と見られた。
すなわち核兵器が存在する限り、地上においてはミノフスキー粒子とモビルスーツを用いた公国軍の新戦術が成立しえない事は明白であった。
故にルウムにおける再度のコロニー落とし作戦の構えや全モビルスーツ部隊への核装備など、大量破壊兵器の脅威を強く印象付ける事こそが作戦の主要目的の一つであり、少なからぬ代償を支払ってまで行った苦肉の策であった。

結果として南極条約により核兵器使用を封じることに成功し、ここに初めてモビルスーツがミノフスキー粒子の散布下された新時代の戦場において絶対的地位を確立することとなる。

主に指揮官用としてパーソナルカラー等の非標準色で塗装されることが多かったS型は通常、生産工場による下地塗装段階で完成品として納入。最終塗装は軍において行われていた。宇宙用モビルスーツの下地塗装では主に、宇宙艦艇等と同じグレーの標準的な下地塗料が用いられる。主要コンポーネントの集中する胴体については通常、機体内部と同一の多機能性下地塗料が塗布されたが、装甲材の変更された試作機や上位機種等では他の塗料または無塗装で用いられる場合もあった。戦争末期には決戦への配備を急ぐ必要から塗装工程が省略され、ほぼ全ての機体が下塗り状態で実戦投入された公国軍最終量産型モビルスーツが有名である。あくまで現地変更の範疇であり制式指定ではなかったが、後代グレミー・トトが”ザビ家の真の継承者”として蜂起した際に自軍モビルスーツの主塗装を下地色に統一したのは、これに由来するという説が有力である。ただ同じ旧公国軍関係者であっても一部には「無様な色」とする見方もあり、ジオン独立戦争そのものに対する認識の違いが端的に表れていると言えよう。 公国軍モビルスーツの装甲材として用いられた超硬スチール合金であるが、これは一定条件を満たす特殊合金鋼の総称であり、特性の異なる多種多様な合金鋼が含まれる。それらの材質に応じて異なる下地塗料が用いられる一方、塗料の機能性等によって塗分けられた場合もあるため、単純に下地塗料の種類から装甲材の異同を判別することは難しい。コクピット周辺や足底、関節防護装甲等に多く見られる黒色部分については、硬化処理を経た合金素材自体の地色であり通常、塗装は施されないことが多い。装甲材としての性能は高かったが比重が大きく、一部の重モビルスーツを除き主装甲として広範囲に用いられるケースは稀であった。

主に指揮官用としてパーソナルカラー等の非標準色で塗装されることが多かったS型は通常、生産工場による下地塗装段階で完成品として納入。最終塗装は軍において行われていた。

宇宙用モビルスーツの下地塗装では主に、宇宙艦艇等と同じグレーの標準的な下地塗料が用いられる。
主要コンポーネントの集中する胴体については通常、機体内部と同一の多機能性下地塗料が塗布されたが、装甲材の変更された試作機や上位機種等では他の塗料または無塗装で用いられる場合もあった。

戦争末期には決戦への配備を急ぐ必要から塗装工程が省略され、ほぼ全ての機体が下塗り状態で実戦投入された公国軍最終量産型モビルスーツが有名である。
あくまで現地変更の範疇であり制式指定ではなかったが、後代グレミー・トトが”ザビ家の真の継承者”として蜂起した際に自軍モビルスーツの主塗装を下地色に統一したのは、これに由来するという説が有力である。
ただ同じ旧公国軍関係者であっても一部には「無様な色」とする見方もあり、ジオン独立戦争そのものに対する認識の違いが端的に表れていると言えよう。

 

公国軍モビルスーツの装甲材として用いられた超硬スチール合金であるが、これは一定条件を満たす特殊合金鋼の総称であり、特性の異なる多種多様な合金鋼が含まれる。
それらの材質に応じて異なる下地塗料が用いられる一方、塗料の機能性等によって塗分けられた場合もあるため、単純に下地塗料の種類から装甲材の異同を判別することは難しい。

コクピット周辺や足底、関節防護装甲等に多く見られる黒色部分については、硬化処理を経た合金素材自体の地色であり通常、塗装は施されないことが多い。
装甲材としての性能は高かったが比重が大きく、一部の重モビルスーツを除き主装甲として広範囲に用いられるケースは稀であった。

使用キット:BANDAI SPIRITS
      HGUC 1/144 ザク地上戦セット

使用塗料:GSIクレオス
     Mr.カラースプレー 129(半光沢) 濃緑色(中島系)
     Mr.カラースプレー SJ1(3/4つや消し) 呉海軍工廠標準色
     ガンダムカラースプレー SG15(半光沢)
                 MSファントムグレー
     Mr.スーパークリアースプレー B514(つや消し)

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