組織解説 国際連合軍

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国際連合は西暦時代の第二次世界大戦終結後に発足。その軍事部門の国連軍は宇宙世紀改暦直前に前身組織の国際連合緊急展開軍を経て改暦後のUC.0002に結成された。元々冷戦構築による新たな戦争を回避する目的で結成されたため、国家の枠を超えた権限と戦力を保持し、その力を背景に世界各地の戦争の芽を刈り取り続けた結果、各国政府および軍と協力しながらもUC.0070時点では実質的な”地球軍”となった。そして、その守備範囲は人類の第二の故郷となったスペースコロニーにもおよび、各サイドにはコロニー防衛名目で駐屯軍も展開した。一方でこの動きを快く思わない勢力も地球、コロニー共に存在し、その最大勢力であるコロニー国家ジオン公国はUC.0079に地球からの独立を掲げて地球に宣戦布告。これに対して地球側は国連軍および各国軍でジオンの侵攻に対抗した。

一年戦争時の国連軍は国連安保理軍事委員会をトップとし、ジャブローの統合参謀本部が地上軍、空軍、海軍、宇宙軍を指揮。これに加えて直轄組織として特殊作戦群をはじめとした複数の特殊部隊、V作戦の中心となった技術部門である技術研究開発本部が存在している。ジオン地球侵攻により各国正規軍が壊滅状態となってからは各国政府の許可を受けて残存戦力を指揮下に置いている。緒戦こそ新兵器モビルスーツを前面に押し出したジオンに敗北し、地球まで攻め込まれるも反攻作戦を経て再建した大戦力でジオンを圧倒。戦線を宇宙へ押し返した。UC.0080.1月1日に地球側の勝利という形で終戦を迎えた。

国連地上軍は一年戦争地球戦線で国連軍最大戦力としてジオンに対抗した。緒戦こそ従来の陸戦兵器しか保有しておらず、対MS戦ノウハウも無い中での戦闘だったため各地で敗戦を重ねていたが、中盤になると対MS戦術の確立によりジオン地上軍の進撃を止めることに成功。更に地上軍の要望に応える形で地上戦用に設計された各種陸戦型MSの配備により反攻作戦を開始。オデッサでジオン地上軍主力を破り、ジオン主力が宇宙へと離脱した後もジオン残存軍掃討のため終戦の瞬間まで世界各地で戦闘を行なっていた。

国連地上軍は一年戦争地球戦線で国連軍最大戦力としてジオンに対抗した。緒戦こそ従来の陸戦兵器しか保有しておらず、対MS戦ノウハウも無い中での戦闘だったため各地で敗戦を重ねていたが、中盤になると対MS戦術の確立によりジオン地上軍の進撃を止めることに成功。更に地上軍の要望に応える形で地上戦用に設計された各種陸戦型MSの配備により反攻作戦を開始。オデッサでジオン地上軍主力を破り、ジオン主力が宇宙へと離脱した後もジオン残存軍掃討のため終戦の瞬間まで世界各地で戦闘を行なっていた。

国連宇宙軍は一週間戦争での大喪失によりビンソン計画で宇宙艦隊が再建されるまで唯一の宇宙拠点であるルナツーにてジオン軍の補給線荒らしを行いつつ、初期型ジムやボールなどでMS運用データの蓄積を行っていた。また、MS母艦となるペガサス級強襲揚陸艦やテスト中のRXシリーズを運用。戦線が宇宙へと移ってからはビンソン計画により再建されたジオン軍を遥かに超える艦艇およびMS戦力でジオン軍の本土防衛拠点であるソロモン、ア・バオア・クー要塞を攻略し、一年戦争終結の原動力となった。

国連宇宙軍は一週間戦争での大喪失によりビンソン計画で宇宙艦隊が再建されるまで唯一の宇宙拠点であるルナツーにてジオン軍の補給線荒らしを行いつつ、初期型ジムやボールなどでMS運用データの蓄積を行っていた。また、MS母艦となるペガサス級強襲揚陸艦やテスト中のRXシリーズを運用。戦線が宇宙へと移ってからはビンソン計画により再建されたジオン軍を遥かに超える艦艇およびMS戦力でジオン軍の本土防衛拠点であるソロモン、ア・バオア・クー要塞を攻略し、一年戦争終結の原動力となった。

開戦前は地球の制空権を完全掌握していた国連空軍は戦線が地球に移るとジオン地上軍が主要宇宙軍基地を強襲した事により併設されていた空軍基地も大損害を受けて後退した。しかし、有事を想定して設置されていた予備基地までジオン軍は把握しておらず、更にジオンが投入した航空戦力は全軍をカバーできるほどの戦力が無かったため制空権を局地的にしか確保できず、世界各地にある予備基地にて再編した国連空軍残存部隊は各国空軍と共同して制空権維持と地上軍支援を行った。

開戦前は地球の制空権を完全掌握していた国連空軍は戦線が地球に移るとジオン地上軍が主要宇宙軍基地を強襲した事により併設されていた空軍基地も大損害を受けて後退した。しかし、有事を想定して設置されていた予備基地までジオン軍は把握しておらず、更にジオンが投入した航空戦力は全軍をカバーできるほどの戦力が無かったため制空権を局地的にしか確保できず、世界各地にある予備基地にて再編した国連空軍残存部隊は各国空軍と共同して制空権維持と地上軍支援を行った。

国連海軍はブリティッシュ作戦の被害を最も受けた。大西洋艦隊は健在だったものの、大津波により艦艇および基地が壊滅した太平洋艦隊は1個機動艦隊が残存したものの、ジオン侵攻によりサンフランシスコのキャルフォルニアベース内の太平洋艦隊司令部陥落および予備司令部のハワイ陥落により機能不全に陥った。しかし、ジオン軍も海軍戦力が緒戦時点では編成されていなかった事で生き残った国連艦隊の艦砲射撃に対抗できず、その隙に海軍は多くの将兵を包囲された沿岸基地から救出した。反攻作戦開始後は輸送艦隊護衛から地上部隊支援を行い、それを阻止するべく現れるジオン海軍の水中型MSやユーコン級潜水艦と激闘を繰り広げた。  国連軍機密指定情報3264号 1954年3月12日 国連安保理緊急集会音声ログ。[南極に先日現れた

国連海軍はブリティッシュ作戦の被害を最も受けた。大西洋艦隊は健在だったものの、大津波により艦艇および基地が壊滅した太平洋艦隊は1個機動艦隊が残存したものの、ジオン侵攻によりサンフランシスコのキャルフォルニアベース内の太平洋艦隊司令部陥落および予備司令部のハワイ陥落により機能不全に陥った。しかし、ジオン軍も海軍戦力が緒戦時点では編成されていなかった事で生き残った国連艦隊の艦砲射撃に対抗できず、その隙に海軍は多くの将兵を包囲された沿岸基地から救出した。反攻作戦開始後は輸送艦隊護衛から地上部隊支援を行い、それを阻止するべく現れるジオン海軍の水中型MSやユーコン級潜水艦と激闘を繰り広げた。

 

 

国連軍機密指定情報3264号 1954年3月12日 国連安保理緊急集会音声ログ。

[南極に先日現れた"難破船"は宝の山だ。あの技術をリバースエンジニアリングする事ができれば60年代中に人類は宇宙にその生活圏を広げられる。我々米国政府はソ連政府と共同でこの冷戦体制を終わらせて人類を宇宙に上げる"ブルーバード計画"を立ち上げた。是非とも各国の協力を頂きたい]

["難破船"の情報は安保理常任理事国に共有されたが、我がフランス政府は性急な革新は冷戦以上の混乱をもたらすのではないかと危惧している]

[それについては我がソ連政府も同感だ。勿論米国政府も危惧している。だが、"脅威"は待ってくれない。南極に墜落した"難破船"から断片的に回収できた情報によれば時期は不明だが将来外宇宙から地球を襲う異星文明の存在が報告されている]

[つまり、"それ"が来る前に備える必要があると?]

[その通り。それがいつになるかはわからないが報告の通りならば、この地球で内輪揉めしている場合ではない]

なお、1954年に南極に墜落した"難破船"こと時代不明な未知の地球製宇宙船は改暦後のUC.0056に解析に成功したコアデータから西暦2199年の未来から流れ着いた国連宇宙軍所属の宇宙巡洋艦と判明。未だ解析されていないデータや技術もあるためUC.0080現在、国際共同管理地区である南極の機密研究所エリアGにて厳重に保管されている。また、外宇宙の脅威の存在は未だ確認されていないが、国連上層部は地球の勢力圏を太陽系全域にまで広げるべく宇宙開発計画を急速に進めている。タイムリミットは真偽不明ながらUC.0231.4月1日。

 

コメント

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  1. cinnamon-1 3時間前

    今回も壮大なストーリー、南極に未来からの副産物、太陽系支配まで、話が広がりましたね😁

    • 設定上この難破船の漂着で技術革新が起こった結果、我々から見た近未来でガンダムの物語が幕を開ける事になってます。また、示唆されている外宇宙の脅威は難破船の姿に見覚えがある人ならわかるようになっています✨

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