RMS-099 リック・ディアス

宇宙世紀コンの応募作品です
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さて、前回(シャドウファントムおためし版)でお報らせしたとおり、「MS戦記異聞シャドウファントム」、第5部は、まずは機体紹介から入らせていただきます。これまでのストーリーの続きは、フレーバーテキストとして扱いますので、これまで通りご愛読いただける方は、機体紹介の後もお楽しみください。

さて、今回ご紹介いたしますのはRMS-099 リック・ディアスです。

■改修ポイント・特にありません→永野護デザインの赤いリック・ディアスを参考にカラーリングしました。・エゥーゴからシャドウファントム隊(地球連邦軍)への出向機という設定→EFFのエンブレムは印字できないという設定にしています 。■カラーリング・ボディ:イモータルジャスティスレッド・黒:ティターンズブルー1・関節等:ディアクティブグレー■今回の見どころ1 永野護カラー 本機はフレーバーテキスト中で実際に運用される想定機体です。 では、以下、フレーバーテキストです(gundam-kao6)◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆フレーバーテキスト※本記事はガンプラ作品の世界観補足を目的としたテキストです。※本編「MS戦記異聞シャドウファントム」の第5部です。※機体解釈・運用イメージの補助としてお読みください。未読でも問題ありません。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

■改修ポイント

・特にありません

→永野護デザインの赤いリック・ディアスを参考にカラーリングしました。

・エゥーゴからシャドウファントム隊(地球連邦軍)への出向機という設定

→EFFのエンブレムは印字できないという設定にしています 。

■カラーリング

・ボディ:イモータルジャスティスレッド

・黒:ティターンズブルー1

・関節等:ディアクティブグレー


■今回の見どころ

1 永野護カラー

 

本機はフレーバーテキスト中で実際に運用される想定機体です。

 

では、以下、フレーバーテキストです(gundam-kao6)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆フレーバーテキスト

※本記事はガンプラ作品の世界観補足を目的としたテキストです。

※本編「MS戦記異聞シャドウファントム」の第5部です。

※機体解釈・運用イメージの補助としてお読みください。未読でも問題ありません。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

MS戦記異聞シャドウファントム 第5部

「熱き鼓動の果て」

#61 シャドウファントムー幻獣

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 獣のような印象の、黒い機体が、戦場に踊り込んできた。 機体の全長程もある、細身の刀を振り回していたが、煌めく刃はおそらくビームだ。味方の機体は簡単に引き裂かれた。

 獣のような印象の、黒い機体が、戦場に踊り込んできた。

 機体の全長程もある、細身の刀を振り回していたが、煌めく刃はおそらくビームだ。味方の機体は簡単に引き裂かれた。

 完全なる奇襲だった。戦術、など、関係ない。 突如、ピンク色の閃光が空間に走ったかと思うと、そいつらは何もなかったはずの空間に現れたのだ。 現行のMS技術ではとても信じられないような、生物的な動きに、誰も太刀打ちできなった。連邦に、ネオ・ジオン。その宙域にいた戦力は須(すべから)く、そいつらに蹂躙され、淘汰された。

 完全なる奇襲だった。戦術、など、関係ない。

 突如、ピンク色の閃光が空間に走ったかと思うと、そいつらは何もなかったはずの空間に現れたのだ。

 現行のMS技術ではとても信じられないような、生物的な動きに、誰も太刀打ちできなった。連邦に、ネオ・ジオン。その宙域にいた戦力は須(すべから)く、そいつらに蹂躙され、淘汰された。

 地球連邦宇宙軍のビル中尉は、デブリの影で息を潜めていた。ネオ・ジオンの部隊を捕捉し、対応のため、3個小隊で出動した。敵も、同程度の規模だったはずだ。それが、自分以外は、おそらく、敵も味方も全滅している。一瞬のことだった。(……終わりだ。)こうしていても、いずれ敵に見つかり、屠られる。

 地球連邦宇宙軍のビル中尉は、デブリの影で息を潜めていた。ネオ・ジオンの部隊を捕捉し、対応のため、3個小隊で出動した。敵も、同程度の規模だったはずだ。それが、自分以外は、おそらく、敵も味方も全滅している。一瞬のことだった。

(……終わりだ。)

こうしていても、いずれ敵に見つかり、屠られる。

 最初に切り込んできたのは、黒い機体だが、次に突っ込んできて、嵐のように暴れ回ったのは、もう一回り大きなシルエットの機体だった。雄牛のようにも見えるシルエットに、巨大な鉤爪のようなマニピュレーター。そして、尾のような武装を振り回していた。最初の黒い機体は、獣のような

 最初に切り込んできたのは、黒い機体だが、次に突っ込んできて、嵐のように暴れ回ったのは、もう一回り大きなシルエットの機体だった。雄牛のようにも見えるシルエットに、巨大な鉤爪のようなマニピュレーター。そして、尾のような武装を振り回していた。最初の黒い機体は、獣のような"印象"だったが、今度のコイツは、本当に獣のような見た目だった。

 付き従うMSも、見慣れない、黒い機体だった。フリッツヘルムの、ブリキの兵隊のようなふざけた格好をしている。

(来た……!) その、巨大な

(来た……!)

 その、巨大な"獣"が迫った。鉤爪のマニピュレーターで、機体の胴体をがっしりと掴まれる。画面いっぱいに、そいつの顔が映ると、ビル中尉は"覚悟"を決めた。

「母さん……!」

コクピットで、思わず、叫ぶ。

『大丈夫、殺さない。』

直接回線が開き、飛び込んできた声は、女の声だった。

(……恐怖のあまり、おかしくなったか、俺は……?)

そう思ったのは、その女の声が、自身の甘い感情をくすぐるような調子だったからだ。あれだけの殺戮を振り撒いた者のものとは思えないような、愛らしい声だった。聞きようによっては、妖しく、魅惑的ですらあった。死のにおいの立ち込める戦場にあってすら、情欲を掻き立てられるような、そんな声だった。しかし、或いは、そういう欲望の世界から切り離された、子どものような、無邪気さをも同時に感じさせる。

『大丈夫だよ、怖がらなくていい。……ン、違うな。怖がっては、欲しいか。』

女の声は、ワケの分からないことを言う。

 その、支離滅裂な言葉以上に、不気味なプレッシャーを感じた。怨嗟に充ちた殺意と、子どもが戯れるような無邪気さとが混ざり合った感情が、心の中に直接、無理やり流し込まれるような感覚だ。ビル中尉は思わず吐き気を覚えた。

『聞こえるか、連邦軍のパイロット。』 今度は、別の男の声だ。華々しく、堂々としたその声は、昨年の秋、ダカールの議会を占拠して演説をした、あの男に似ているような気がした。 いつの間にか、デブリの向こうに巨大な戦艦が出現している。デブリの影になって、よく見えないが、どことなく、ジオン系の艦に見えた。その戦艦の前に、煌々と光を放つものが、一つ、存在している。(MS……黄金に輝く……?)男の声は、戦艦か、黄金のMSか、どちらかから発されているらしい。『我々は

『聞こえるか、連邦軍のパイロット。』

 今度は、別の男の声だ。華々しく、堂々としたその声は、昨年の秋、ダカールの議会を占拠して演説をした、あの男に似ているような気がした。

 いつの間にか、デブリの向こうに巨大な戦艦が出現している。デブリの影になって、よく見えないが、どことなく、ジオン系の艦に見えた。その戦艦の前に、煌々と光を放つものが、一つ、存在している。

(MS……黄金に輝く……?)

男の声は、戦艦か、黄金のMSか、どちらかから発されているらしい。

『我々は"ウルク"だ。偉大なる賢者"ウトナピシュティム"の名の下に、愚かなる地球圏に裁きを下す者なり。』

 男の華々しい声と共に、ギシギシとコクピットが軋む。機体を抑え込む"獣"が、その力を強めているのだろう。モニターには、"獣"の後ろに、蠢く光が見える。闇の中の獣の目のように、不気味にカメラを光らせる量産機どもだった。

『ジオンも、連邦も関係ない。我々は、お前たちを滅ぼす。』

また、別の男の声が聞こえる。先ほどよりも、若い声に聞こえたが、どこか、暗く、重い印象がある。

『いい?生かして帰してあげる。だから……。』

また、女の声だ。更に、ギリギリと機体を締め上げる。

『帰ったら、思い切り、怯えて、泣いて、喚いてね。』

物騒な言葉とは裏腹に、ウフフ、と楽しそうに笑っている。

『忘れないで。

『忘れないで。"ウルク"の"ウトナピシュティム"。』

妖艶で、かつ、純真な響きを纏った声を聞くと、ビル中尉の視界はピンク色の眩い光に充たされた。

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 地球連邦軍第22特務遊撃MS部隊、通称

 地球連邦軍第22特務遊撃MS部隊、通称"シャドウファントム"隊は、資源衛星に偽装した拠点"シャッテン・ブルーメ"に駐留していた。"シャドウファントム"の指揮官である、ラッキー・ブライトマン中佐が、その奇妙な知らせを聞いたのは、4月も数日過ぎた頃だった。

 UC0088、2月29日、旧ジオン公国軍が所有していた小惑星アクシズを拠点としていた、ジオン残党勢力、通称”アクシズ”は、”ネオ・ジオン”を標榜し、ジオン公国の再興を宣言した。続いて、各サイドに制圧部隊を派遣し、ここに、後の世に”第1次ネオ・ジオン抗争”または”ハマーンのクレイジー・ウォー”を呼ばれる宇宙規模の紛争が勃発した。

 ブライトマンが読んでいる戦闘報告は、3月21日のもので、連邦、ネオ・ジオン、交戦していたはずの両陣営が全滅、根こそぎ姿を消したというものであった。そして、その生き残りのパイロットと機体が、突如、月を挟んで反対側の、宇宙の彼方とも言うべき遥か遠くの宙域で救出された。

 生き残ったパイロットは錯乱しており、支離滅裂なことを言っているという。

 本部から送られてきた情報を、手元の端末に写し、執務室に腰掛けたまま、ブライトマンは眉間に皺を寄せた。

「気になりますか?」

 デバイスを眺めるブライトマンに、正面に立つ腹心の諜報員、キアヌ・ファーブル少尉が尋ねる。

「気になるな。」

「どのあたりが?」

「……全体的に、バカっぽいところ、だな。」

 敵性勢力と見られる連中は、"ウルク"だか"ウトナピシュティム"だかと名乗ったらしい。それが"愚かなる地球圏に裁きを下す"と宣言した。

「"ウトナピシュティム"……古代バビロニアの洪水伝説、ですね。」

キアヌが呟く。ブライトマンも、この知らせを受け、聞きなれないその言葉日て部下のヘント・ミューラー大尉から講釈を受けた。愚かさの極みに達した地上の文明を、神が裁きのために一度滅ぼしたという、大洪水の伝説をなぞらえているのだろう。

「……差し詰め、地球圏に対しての、大規模なテロ行為の予告か何かであろうが……。」

敵の酷く曖昧な宣言の文脈を、なんとか解釈してやると、そう言うことになりそうだ。

「……"ウルク"も、"ウトナピシュティム"は、裁きを下す側の存在ではありません。」

キアヌが、冷静に会話を引き継いだ。

「ついでに言うと、"ウトナピシュティム"と"ウルク"も、直接的なつながりがあるとは言いにくもの同士、ですね。どこか、ちぐはぐです。」

「そう、それだ。」

 ビデオゲームかコミックブックで聞き齧った知識をつぎはぎにしたような、幼児じみた"設定"が、何ともこそばゆい連中に思えた。

「だが、戦力は無視できそうもない。」

 生物的な動きをする強力な機体、謎の戦艦。そして、虚空から突然現れた奇襲の手段。

「ガキ共が兵器をおもちゃ扱いしている。」

ブライトマンは、正直な感想を口にした。

「邪悪、ですね。」

「そうだ、止めてやらねばならん。」

ブライトマンは、呟いて、フッと一つ息をつき、ニヤリと笑った。

「そろそろ、俺たちの出番かな。」

「ネオ・キャバルリーは積んだんだろ?」「ああ、あとはディアスだけだ。」 出撃前のドックの中には、メカニックマンたちの声が響いている。「おーい、急げよ、

「ネオ・キャバルリーは積んだんだろ?」

「ああ、あとはディアスだけだ。」

 出撃前のドックの中には、メカニックマンたちの声が響いている。

「おーい、急げよ、"ニュータイプ"!」

 チーフメカマンのツグ・オーウェルが通信機に向かって楽しそうに言う。

『やってます。』

 ゆっくりと歩くリック・ディアスの外部スピーカーから、若い声が響く。

『あと、その呼び方……やめてください。』

 言われて、ツグはへへ、と笑った。

 地球連邦軍第22特務遊撃MS部隊、通称

 地球連邦軍第22特務遊撃MS部隊、通称"シャドウファントム"隊。

 マーカス・ハクシュウ大佐を司令とした、本部隊は、地球連邦政府内で極秘裏に運用される特務部隊である。

 有事に対し、独立した戦闘権限を行使し、地球連邦の秩序を乱すものを、速やかに制圧する——"宇宙の始末屋"であった。

「……我々も、大概バカっぽいよなぁ。」

出撃前の、慌ただしいドックの中、自身が座乗するMS空母サクラに向かいながら、ブライトマンは自嘲気味に呟いた。部隊運用のコンセプトと言い、装備、施設、部隊名称と言い、"ウトナピシュティム"といい勝負だ。

(旧世紀では、なんて言うんだったかな……ジュニア・ハイ・シックネス……チューニビョー、だったか。)

『第3小隊、搬入完了しました。』

 くだらないことを考えていると、第3小隊長、アンナ・ベルク中尉から、通信が入る。

「ご苦労。出航は120分後。パイロットは、ハンガー付のブリーフィングルームで待機しろ。」


 

【#61 Shadow phantoms / Mar.21.0088 fin.】

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オリジナルストーリー第5部、開幕!

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