V2ガンダム2号機(シンイノホノオ鹵獲機)

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近年、ズィー・オーガニゼーションを発端とした反地球連邦運動が活発になり、連邦軍人としてこの状況は見逃せない。最近ではU.C.0096にフル・フロンタルが唱えたサイド共栄圏構想が再注目されている。コロニーと月を中心とした経済圏というのは現状から見ると非常に合理的であることは間違いない。

 では、今回はそんな反連邦組織に運用された”ガンダム”の一つを取り上げよう。

 鹵獲されたMS 一年戦争時、地球連邦軍はジオン公国軍のMSの圧倒的な力を得ようと撃破したMSを鹵獲し自軍で運用していた。鹵獲兵器は敵軍の技術解析や戦力増強、敵軍への擬装など様々な用途で使用でき、旧世紀から続く伝統のようなものであった。さらにその連邦軍のMSであるガンダムタイプなどもジオン公国軍に鹵獲されたRX-79BD-3<ブルーディスティニー2号機>から戦後もデラーズ・フリートに鹵獲されたRX-78GP02<ガンダム試作2号機サイサリス>、エゥーゴに鹵獲されたRX-178<ガンダムMK-II>、ニューディサイズに鹵獲されたORX-013<ガンダムMK-V>、レジオンの鹵獲されたティターンズのMS群、火星独立ジオン軍に鹵獲されたF90-2号機、連邦軍外でも木星帝国に鹵獲されたXMX-2<クロスボーン・ガンダムX2>など様々な機体が鹵獲され、そのまま運用されたり、独自の改修を施し運用されたりしてきた。

 鹵獲されたMS

 一年戦争時、地球連邦軍はジオン公国軍のMSの圧倒的な力を得ようと撃破したMSを鹵獲し自軍で運用していた。鹵獲兵器は敵軍の技術解析や戦力増強、敵軍への擬装など様々な用途で使用でき、旧世紀から続く伝統のようなものであった。さらにその連邦軍のMSであるガンダムタイプなどもジオン公国軍に鹵獲されたRX-79BD-3<ブルーディスティニー2号機>から戦後もデラーズ・フリートに鹵獲されたRX-78GP02<ガンダム試作2号機サイサリス>、エゥーゴに鹵獲されたRX-178<ガンダムMK-II>、ニューディサイズに鹵獲されたORX-013<ガンダムMK-V>、レジオンの鹵獲されたティターンズのMS群、火星独立ジオン軍に鹵獲されたF90-2号機、連邦軍外でも木星帝国に鹵獲されたXMX-2<クロスボーン・ガンダムX2>など様々な機体が鹵獲され、そのまま運用されたり、独自の改修を施し運用されたりしてきた。

 神のしもべ ザンスカール帝国に対抗するために結成された軍事組織リガ・ミリティアはフラグシップ機としてミノフスキー・ドライブ・ユニットを搭載したMSであるLM314V21<V2ガンダム>を開発した。この機体はザンスカール戦争でニュータイプの少年ウッソ・エヴィンが搭乗し多大な戦果を上げ、ガンダム伝説に新たな名を刻んだ。戦後はウッソの故郷であるポイント・カサレリアに放棄されたとされている。 そして本機には2号機が存在していた。それがLM314V22<V2ガンダム2号機>である。この機体はリガ・ミリティアが戦争が長期化した際の前身機であるLM312V04<ヴィクトリーガンダム>のように量産化を見越した<V2ガンダム>の量産試作機である。1号機との相違は確認されている範囲では内部部品を<ヴィクトリーガンダム>と共通化し、センサーをより安価で高性能な物に変更するなど整備性の向上を図った改良が成された程度で大きな変更点はない。本機は戦時中に完成はしたものの、実戦投入されずに月面のアナハイム・エレクトロニクスで保管されていた。一説によると、量産された本機はLM315V31<V3ガンダム>の随伴機としての運用も計画されていたとされる。 しかしその20年後のU.C.0173年に月面を拠点に活動していた過激派宗教団体シンイノホノオに鹵獲され、同組織の戦力として運用された。この組織は「月は人の手にあってはならない物」と考え、月面の施設への破壊活動や月面開発に対してのデモなどを行う団体である。その歴史は旧世紀にまで遡り、当時人気のあったバーチャル配信者サク・シロサワ(活動名はホムラ・シンイ)を教祖として誕生し、当初は月面開拓船の破壊などを行った。その後は長らく表舞台に現れず、暦の変わったU.C.0110年代に突如新体制となって活動を再開し、ジオン残党からの支援を受けて月面での破壊活動を行なっていた。また連邦軍内にも信者は潜んでいたとされる。<V2ガンダム2号機>はカラーリングを本組織の伝統である青と紺に塗り替えられ、同時に鹵獲したアサルト装備のメガ・ビーム・ライフルとバスター装備のマイクロ・ミサイル・ポッドを装備して運用された。そして同年8月に二機のRGM-170<フリーデル>と共に月面のエアーズ市を襲撃し、エアーズ市民軍と交戦し制圧したものの、パイロットであるサバン・クァンが光の翼をうまく制御できず民間人に被害を出してしまった。その責任を取りシンイノホノオは現在に至るまで活動を停止している。その後の本機はアナハイム・エレクトロニクスに返還され、試験機として運用された記録が残っている。 また、パイロットのサバン・クァンについては彼がシンイノホノオ教祖であるサク・シロサワのクローン実験の産物であり、ここから彼はアフランシ・シャアのための土台となったのではという説もある。 余談だが先に述べた鹵獲されたガンダムの多くが「2号機」であり、今回の<V2ガンダム2号機>も例外ではない。このようにガンダムタイプの2号機ばかり鹵獲されることを軍関係者などは「ガンダム2号機の呪い」と呼んでいる。(U.C.0209年6月20日 フィリッペ・サン・シモン)

 神のしもべ

 ザンスカール帝国に対抗するために結成された軍事組織リガ・ミリティアはフラグシップ機としてミノフスキー・ドライブ・ユニットを搭載したMSであるLM314V21<V2ガンダム>を開発した。この機体はザンスカール戦争でニュータイプの少年ウッソ・エヴィンが搭乗し多大な戦果を上げ、ガンダム伝説に新たな名を刻んだ。戦後はウッソの故郷であるポイント・カサレリアに放棄されたとされている。

 そして本機には2号機が存在していた。それがLM314V22<V2ガンダム2号機>である。この機体はリガ・ミリティアが戦争が長期化した際の前身機であるLM312V04<ヴィクトリーガンダム>のように量産化を見越した<V2ガンダム>の量産試作機である。1号機との相違は確認されている範囲では内部部品を<ヴィクトリーガンダム>と共通化し、センサーをより安価で高性能な物に変更するなど整備性の向上を図った改良が成された程度で大きな変更点はない。本機は戦時中に完成はしたものの、実戦投入されずに月面のアナハイム・エレクトロニクスで保管されていた。一説によると、量産された本機はLM315V31<V3ガンダム>の随伴機としての運用も計画されていたとされる。

 しかしその20年後のU.C.0173年に月面を拠点に活動していた過激派宗教団体シンイノホノオに鹵獲され、同組織の戦力として運用された。この組織は「月は人の手にあってはならない物」と考え、月面の施設への破壊活動や月面開発に対してのデモなどを行う団体である。その歴史は旧世紀にまで遡り、当時人気のあったバーチャル配信者サク・シロサワ(活動名はホムラ・シンイ)を教祖として誕生し、当初は月面開拓船の破壊などを行った。その後は長らく表舞台に現れず、暦の変わったU.C.0110年代に突如新体制となって活動を再開し、ジオン残党からの支援を受けて月面での破壊活動を行なっていた。また連邦軍内にも信者は潜んでいたとされる。<V2ガンダム2号機>はカラーリングを本組織の伝統である青と紺に塗り替えられ、同時に鹵獲したアサルト装備のメガ・ビーム・ライフルとバスター装備のマイクロ・ミサイル・ポッドを装備して運用された。そして同年8月に二機のRGM-170<フリーデル>と共に月面のエアーズ市を襲撃し、エアーズ市民軍と交戦し制圧したものの、パイロットであるサバン・クァンが光の翼をうまく制御できず民間人に被害を出してしまった。その責任を取りシンイノホノオは現在に至るまで活動を停止している。その後の本機はアナハイム・エレクトロニクスに返還され、試験機として運用された記録が残っている。

 また、パイロットのサバン・クァンについては彼がシンイノホノオ教祖であるサク・シロサワのクローン実験の産物であり、ここから彼はアフランシ・シャアのための土台となったのではという説もある。

 余談だが先に述べた鹵獲されたガンダムの多くが「2号機」であり、今回の<V2ガンダム2号機>も例外ではない。このようにガンダムタイプの2号機ばかり鹵獲されることを軍関係者などは「ガンダム2号機の呪い」と呼んでいる。

(U.C.0209年6月20日 フィリッペ・サン・シモン)

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