RX-178R アムロ専用ガンダムMk-Ⅱ。本機はロンド・ベル隊発足と同時に、その部隊長を務めるアムロ・レイの要請によって現場に配備された機体である。
しかし、実情としてはZガンダムを望んでいたアムロ大尉に対し、グリプス・ダウン現象を引き起こしたZガンダムを与えるのは危険だという上層部の判断と、ガンダムタイプ自体を与えることそのものを忌避する意見が主流であったところに、ジョン・バウアー議員が自らのコネを利用してなんとか現場に下ろせるのがMk-Ⅱで限界だった、という事情が存在しており、宇宙世紀0090においては既に型落ちといってもいい状態のMk-Ⅱは、大尉の要求に沿うだけのスペックを保持していなかった。
そこで持ち上がったのがMk-Ⅱを現地改修するというプランであり、バウアー議員のコネを利用して最新型量産機(仮)のパーツや、ヌーベルジムⅢなどのパーツを用いてアップグレードを果たしたのが本機であったとされているが、それでもアムロ大尉の反応速度にはついていけなかったようだ。
正面。カラーリングはジオン残党への威圧的効果を期待し、ファースト・ガンダムのものを意識したものにまとめられている他、ライフルは当時開発中だった最新型量産機(仮)のものにカスタマイズを加えたものであり、型落ちしたMk-Ⅱの火力を補強するのに役立っている。また、消耗品のシールドは当時の主力機であったジムⅢからコンバートされているが、結果としてそれがジオン残党により「白い悪魔」の再来を印象付けたとされている。
背面。Mk-II本来のバックパックに代えて最新型量産機(仮)の、エースパイロット向けモデルの試作品をコンバートしており、その結果としてビーム・サーベルはシールドの裏にまとめて懸架される形となった。
ビーム・ライフル。最新型量産機(仮)のものからコンバートしてきたものにロングバレルやスコープなどでカスタマイズを施した逸品であるが、当時では最新型のEパックや補給部品の調達が難しかったため、あまり実戦では使用されていなかったという記録が残されているとかいないとか。
ビーム・サーベル。普段はシールド裏にマウントされている、ヌーベルジムⅢと同型のビームサーベルであり、出力的にはU.C.0091当時でも最新鋭のそれと見劣りしなかったとされている。
ロンド・ベル隊は比較的優遇措置が与えられていたものの、それでも上層部がアムロ大尉を危険視する姿勢は変わらず、最新型量産機(仮)のパーツは主要部分以外は常に供給が不安定だったとされており、補給パーツが不足した場合はヌーベルジムⅢのビーム・ライフルを装備して出撃することも珍しくはなかったようである。
センサー部分もファースト・ガンダムを意識して発光パターンが金色に変えられており、それがどれだけジオン残党に心理的な影響を及ぼしたのかは定かではないが、歴史から抹消された研究データによってガンダム・ヘッドの威圧的効果は確かにある、という証明がなされているため、「白い悪魔」の復活を喧伝するプロパガンダとしては十分に寄与していたものと考えられる。
長々と失礼しました。もしリック・ディジェの代わりにガンダムMk-IIが初期のロンド・ベルに支給されてたら……という定番の妄想を形にしたものです。効果があるかは不明ですがディテール、スラスターを追加したほか、腹部で1mm、足首関節でそれぞれ1mm延長しています。
ガンダムMk-IIをアムロカラーに塗り替えたものです
コメント
コメントをして応援しよう
コメントにはログインが必要です
VXSカラーに憧れて幾星霜。細々と頑張っていきたいです
守次 奏さんがお薦めする作品
ディバインダブルオークアンタ
フェアリライズガンダム
エクシードストライクガンダム・スカイエース
GMB-X105SA エクシードストライクガンダムスカイエー…
ガンダムバエル・ウォーダン
ASW-G-01W ガンダムバエル・ウォーダン。本機はGBN…
ビヨンドフリーダムガンダム
ZGMF-X40thA ビヨンドフリーダムガンダム。本機は新…
ガンダム・ザドキエル
ASW-G-XX ガンダム・ザドキエル。とあるダイバーが再起…