HGUC No.76 MS-14A 量産型ゲルググ

HGUC 量産型ゲルググを部分塗装＋αで作ってみました。設定上ではガンダム並みの性能を持つゲルググは第二次世界大戦時の日本陸軍機である四式戦みたいなイメージがあり自分はザクやドムより好きでした。特にめぐりあい宇宙でのシャア専用ゲルググはやられはするもののビームライフルとビームナギナタを持ってガンダムと互角に戦う所は今でも気に入ってます。ただシャア専用だと派手・・・と昔から思っており、テレビでも劇中でも数カットしか出番がありませんでした量産型カラーの方が好きで旧キットや新旧MGを作りました。特にマリーネやイェーガーに繋がるスカート部後ろにスラスターが沢山あり、潰れた感じの顔のおかげでモノアイに精悍さが出てた旧MGのが一番好きで今でもあります。HGUCと旧MGでは解釈が全然違うのですが大きな改造は無理なのでオマージュを入れながら作る事にしました。

塗装箇所とカラーレシピ

シールド裏、指、首周辺等のメカ部→(クレオス)ニュートラルグレー

スカート内部、太腿部のバーニア→(クレオス)黒鉄色

ビームライフル先端→(ガイア)フレームメタリック(2)

メタリック以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けており、(タミヤ)ウェザリングマスターのススやグレーで簡単に汚しを入れていますが劇中では新鋭機だったので控えめにしています。

デカールはガンダムデカールのHGのシナンジュ用をメインに市販のコーションデカールを満遍なく貼り、カトキ風にしました。旧MGの量産型ゲルググには肩にジオン公国防衛部隊のマークがダンボ印刷してありカッコ良かったのでそれを左肩、スカート前部、シールドに貼りました。モノアイは定番のクリアー化で裏にラビーを貼っています。

HGUCの量産型ゲルググの本体グレーや緑部は成型色が大変素晴らしく、自分には調色出来ない色加減でつや消し吹くと更に質感が増しました(同じ色合いのゲルググマリーネの成型色はグレーは中々なのですが緑はプラスチック丸出しの色合いで成型色仕上げですとかなり厳しいかったので)。合わせ目もあまり目立たなく消しやすかったです。

大きいジオン公国防衛部隊のマークは旧MGのドライデカールで古かったせいか白の一部が転写しなかったのでその部分に切った白の水転写デカールを貼り、少し汚しも入れて誤魔化しました

このキットは発売当時に買った物なので関節がABSでシールド裏の接続部分はラッカーですら割れてしまい修復しています。膝関節はデティールの上に合わせ目もあり処理が困難だったので段落ちモールドにして誤魔化しました。イェーガーのビームマシンガンもあったのですが・・・イェーガーの武器が無くなってしまうのでビームライフルにしました(笑)。

最後は説明書と。

イメージ的にはア・バオア・クーの守備隊でコアブースターに即やられるあのゲルググな感じですが(笑)納得出来る物が出来ました。やはり部隊章や機体番号、コーションを入れますと世界観が広がり、こんな量産型ゲルググがあったのかも？と思ってしまいました。この量産型ゲルググのキットはゲルググキヤノンとコンパチになっていて、先日の再販の際に運良く手に入れられたのでいつの日か迷彩カラーのトーマス・クルツ機を作ってみたいです。ゲルググのHGUCはガトー、荒野の迅雷、リゲルグとバリエーションが出ましたが一番欲しい試作ビームライフルを持った陸戦型はまだなのでMGでも構わないからプレバンで出て欲しいです(欲しかったマドロックもHGUCで出たからワンチャンあるとは思いますが)。