HGUC No.8 MSM-03 ゴッグ

HGUC ゴッグを成型色仕上げ＋αで作ってみました。HGUCのゴッグのキットは20年選手で合わせ目も目立つ所にありますがプロポーションは抜群の上にフロントアーマーが無い為に足の可動範囲が広く、カトキ立ちが非常に良く決まり成型色もオーカー、ブラウン共に文句なしの良キットだと思います。色分けも良好なのですがアイアン・ネイルと脛の合わせ目だけが問題でオーカーの成型色ですと白化が目立つ事が多いのですが・・・案の定白化してしまいました。白化した所だけガンダムカラーをエアブラシで吹いても良かったのですが「デカールで誤魔化した方が楽」と思ってしまい、今回は大きい合わせ目をどう誤魔化すか？をテーマに作ってみる事にしました。

塗装箇所とカラーレシピ

モノアイ基部→(クレオス)ウイノーブラック 

足首メカ部、肩装甲裏等→(クレオス)新ガンダムカラーMSグレージオン系

バックパック、バーニア→(クレオス)黒鉄色

メタリック以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーをメタリック部にはスーパークリアー3を吹き付けております。

デカールはガンダムデカールのRGのシャア専用ザク用とHGシナンジュ用をメインに市販のコーションデカールを満遍なく貼り、カトキ風にしました。今回は北大西洋潜水艦隊でザクマリンタイプのテストを行ったと記録にありますシーサーペント隊のデカールを貼り、ザクマリンタイプのテストの随伴機をイメージしており左肩と右脇原付近に貼りました(シーサーペント隊もゴックは配備されていたと資料で見た事があります)。モノアイは定番のクリアー化で裏にラビーを貼っています。

RGのデカールはラインデカールが多く、特にシャア専用ザク用のは使えそうなのが多数有りましたから貼る位置を上手く調整して貼ってみましたら、かなり良い感じになり手間はかかりましたが貼って良かったと思いました。特に脛の部分は合わせ目が目立たない上に良い感じになりましたがアイアン・ネイルの部分はかなり強引に貼りましたから結構無茶をしました(笑)。

ゴックはジオノグラフィーでは出なかったのでズゴックのを参考に近い位置に貼るのですが・・・蛇腹の様な腕にそれぞれ前後ろにマーキングがあるのでこれだけは苦労しましたがおかげでカトキ風に近くなりました。ゴックの開発はツィマット社なので設定通りにバックパックにツィマット社のデカールを貼っています。

ゴックはHGUCでも初期なのでそれほどデティールが多くないのですが凹部や膝ダクト、腹部の凸部、肩の裏などにグレーを塗り機械的な感じを出しました。モノアイは埋めるかただ貼るだけか迷ったのですが・・・無理な改造をする腕もないのでそのまま貼るだけにしました。

最後は説明書と。

200以上ありますHGUCでも一桁代のナンバーのは現在進行形で作りやすさで進化しているキットと違い、大変作り応えがあり手を入れる所も多いと思います。一桁代は関節カバーの無いギャン、プロポーションに難があるザク3改とか難しいキットがありますがゴックはズゴックと並んで良キットで複雑なデザインじゃないですから稼働範囲もそこそこあり、今でも通用すると感じました。ゴックはMGも作った事があるのですが蛇腹の腕や頭のモノアイのメカなどが更に進化していて、ビックリするぐらいカッコ良いのですが明らかにHGUCからフィードバックされており、バンダイ様の設計のレベルの高さを思い知りました。水中用MSのHGUCはハズレ無しと聞きますが・・・ズゴックもそうですがフレームがあり、プチMGとも言えるアッガイやゾックは更に完成度も高く作り応え満点ですが寡作のザク・マリナーやゼー・ズールなんかも作りたいです。

ご覧して頂きありがとうございました。