今回のブツはMGのシャア専用ズゴックです。「たまには改造せずに普通にMG作ってみようか」というテーマの元、押し入れから発掘されたキットをほぼ無改造、プラバンもパテも使わず仕上げております。工作はエッジの処理やヒケの処理、モールドの掘り直し程度です。
せっかく改造しないので、塗装にはこだわりたい。よし、現用の潜水艦をイメージして塗装しよう!……と考えた結果、シャア専用じゃなくなりましたがそれはもう仕方がない。
MSM-07ズゴック海中運用機
【いつもの妄想】
純粋な海軍戦力を持たなかったジオン軍は、大型潜水艦と水陸両用MSを組み合わせ海洋戦力として運用した。水陸両用MSはその名の通り、水中と陸上で運用されてこそ真価を発揮するものであるが、本機は終戦まで上陸作戦に投入されることなく、攻撃型潜水艇のように使用された機体である。
■武装
・魚雷発射管
・アイアン・ネイル
・メガ粒子砲
ズゴックは本来水陸両用MS群でも陸戦能力を重視した機体であったため、各部に調整が施されていたと思われる。頭部ロケット砲は耐圧深度の低さから現地で魚雷発射管へと改装された。また、海中での作戦に適した黒色の塗装に変更されている。
以上妄想終わり!例えストレートに組んでも妄想が湧いてくるんだから仕方がない……。
前。潜水艦といえば黒なのですが、真っ黒だと単調になってしまうと思い、黒を三種ほど用意して塗っています。内部メカはやや明るめのグレーとしました。
左横。手持ちの水転写デカールの他、機体ナンバーやジオンマークはマーキングシールを切り出して貼っています。久しぶりにガンダムデカール(ドライデカールのやつ)使いました。使いづらい。
右横。付属の階級章が大尉のものだったので、「これに大尉は乗らんだろう」と一部切り取って少尉に降格。
後。デカールは白や黄色、オレンジのものをチョイスして真っ黒な機体が間延びしないように貼っています。
ウェザリングについて。エナメルのハルレッドとフラットブラックを混ぜたものでウォッシング、さらにウェザリングライナーのラストレッドやディープブラックでちまちま描き込んでいます。塩浮きはエナメルのフラットホワイトを点付けしたり塗り広げたりしたものを、溶剤しみこませた綿棒などで拭き取って表現しました。
アイアンネイルのみ赤錆は控えめ。チタン系の素材なんじゃないかな、考えてそれらしい色合いで塗装。メガ粒子砲の砲口は金属パーツを埋め込み。
MSは錆びるのか論争もありますが、かっこいいので錆びたらいいなと思います。超硬スチール合金はきっと錆びる。
足裏。見えないからって汚しが雑だなと写真を見て気づきました。こちらも小さい穴に金属パーツを埋め込んでみました。MGズゴックはスタンド穴がないんだよな……。
素組との比較画像。元のキットの出来がいいんです。あれこれ手を入れたくはなったけどぐっとこらえて塗りました。正味四日で完成したので、改造しなくて正解だと思う。
汚す前の画像。正直こっちの方がウケがいい気はしている。
汚す前をもう一枚。やはりこれはこれでカッコイイと自画自賛するのですが、海に潜るっていうより夜間迷彩っぽい。
ウェザリングによって「黒いズゴック」が「海に潜ってたズゴック」になってくれたと思うのですがいかがでしょうか?
MGズゴックは2003年のキットだそうです。マジか。最新のものと比べるとパーツ数が少なめで組み立てやすい印象でした。ズゴック自体塗分けも複雑でないので、ざっと塗装するのに向いたキットですね!こんな感じで今後も完成品を増やしていきたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
MGズゴックを潜水艦をイメージした塗装で仕上げました。
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変化球のガンプラを作りがちです。
以前のGUNSTAに投稿していた過去作もサルベージしていきたいと思います。
2021年の目標「コンスタントに完成品を作る」が全く達成できなかった。2022年は「お蔵入りさせない」「サグラダファミリア化させない」を目標にします。
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