世界を救った少年が駆るG 〜その名は『トゥルーオデッセイガンダム』〜

『トゥルーオデッセイガンダム』

今回紹介するガンダムで、ゲーム内でも自分なりにミキシングして製作したトラッシュ専用のガンダムになります。裏ボスを倒すと開発できるマスターガンダムをベースに、両腕にアルトロン(ナタク)のドラゴンハングを装着。格闘タイプの中でトップクラスの機体に仕上がったことで、まさにトラッシュ専用機に相応しいガンダム。武器は『ハイパービームサーベル』、『ゴッドバルカン』といった格闘メインの装備。両腕にドラゴンハングを装着したことで格闘値が高め。更に、ドラゴンハングはシールドの代わりとしても使える…と思われます。

右手だけ、HGガンダムZZのモノを使用したので武器を持たせた状態になってます。また、ゴッドバルカンは肩の辺りに機関砲の穴を作っただけになります。

ゲームでの機体の色はほとんどが白にしたので、ガンプラも白にカラーリング。一部もある程度、マーカーで塗装しました。

このトゥルーオデッセイの世界は『宇宙世紀』や『未来世紀』などの遥か未来の世界みたいです。会話でも『未来世紀』の話が少し出ました。本来は『∀ガンダム』の続編として製作していたゲームのようですが、大人の事情もあったりで今の形となったそうです。聞いた話では『X』や『SEED』のMSも加える予定だったそうですが…それも大人の事情のようです。2005年までの機動戦士ガンダムを題材にしている本作ですが、SEEDはおろか∀ガンダムやガンダムX、一部宇宙世紀OVA作品の機体が出てこないという残念さ。でも、『W』の機体も出ているので『アフターコロニー』も時系列に含まれてるのかもしれません。

世界観に関してはここまでとして、自分はこの作品の続編を是非とも作ってほしいと強く望んでいます。

ゲームをクリアした後、どうしても分からない謎があります。それは『ザース』の人間を迫害する存在についてです。かつてGシステムを発明したザース一家は『Gシステム』が引き起こした『大破壊』によって、人類の敵のように忌み嫌われていた。トラッシュの仲間に『トレミー』というお姉さんキャラが登場しますが、彼女も幼い頃に父親は民衆に殺され、母親も逃げた先ですぐに死んだ。兄も死んだのですが……まあ、これ以上は完全なるネタバレになるのであまり言いません。ですが、自分は『ザース』を滅ぼす存在が未だ世界のあちこちにいて、新たな戦いの準備をしていた……という続編の妄想改めIFストーリーを考えました。

という訳で、ここからは自分が考えた『トゥルーオデッセイ』の続編を語ります。

＊ゲームのネタバレも多少あり。プレイしていない方は注意してください。

ネオザースに続き、タッカーとの戦いから数年。

再び起きようとしていた大破壊から世界を救った少年少女達はそれぞれの生き方で静かに、そして平和に暮らしていた。

平和を取り戻したトラッシュは夢であった『ナクリー孤児院』を立て直し、弟分の『フリッツ』と未だ想いを寄せている少女『イーチィ』と一緒に親を失った子供達を育てていた。

この先、MSやら戦争が関わる未来を子供達に歩ませまいとトラッシュ達は毎日必死で子供達を正しい道に進ませようと先生として、世界を救った者として、なにより人として日々子供達の面倒を見ていた。

そんなある日の夜、思いもしない客が来たことでトラッシュ達の平和は再び消えるのだったーーー

「ーーートラッシュ！トラッシュ、起きて！！」

「…んっ、誰？コニーか？それともカイル？またおねしょか？」

「私よ、『ラピス』よ！」

ベッドで眠っていたトラッシュの傍に、かつて共に戦ったザース一族の『ラピス』の姿があった。なにやら慌てているご様子。

その時、別の部屋から銃声が鳴り響いた。外から多数の銃声がする一方、建物の中から反撃する銃声もした。誰が反撃しているのか、トラッシュはラピスを見てすぐに察する。

「トレミーも来ているのか？一体何があったんだ？」

「話は後！トレミーお姉ちゃんが今、連中の相手をしてる。トラッシュはここの子供達と一緒にシェルターに避難して！」

何が起きたのか分からないまま、トラッシュはラピスに言われた通り避難の準備を急ぐ。

子供達の部屋は男の子と女の子に分かれていて、それぞれの部屋にフリッツとイーチィがいる。トラッシュは各部屋で寝ている2人を起こし、避難指示を出す。

トラッシュ達は子供達を連れ、すぐに地下へと急ぐ。

この孤児院の地下には避難用シェルターが用意されているのだ。孤児院を立て直す際、アイゼングラードの『レンザー』の協力と要望によりシェルターが造られたのだが、まさかこんな形で利用されることになるとは一体誰が予想しただろうか……。

途中、銃を構えるトレミーと遭遇。再会を喜びたいトラッシュ達だが、今はそんな余裕はない。

少しして地下シェルターの入り口前に到着した一同。

フリッツが扉を開け、急いで子供達を中に入れる。トラッシュは次にイーチィを入れようとした時、彼女の背後から銃を構える謎の兵士の姿が見えた。

「イィィィィチィィィ！！」

トラッシュが慌てて庇ったおかげで彼女は助かる。トレミーとラピスの2人はその兵士に目掛けて銃を乱射。兵士は物陰に隠れてしまい、銃弾を回避。

その隙にトラッシュ達も扉の中へ。鍵は厳重にロックされ、その場にいた兵士と合流する残りの兵士達もどうすることできずにいたーーー

「ーーー久しぶりね、３人共？」

「あぁ…と言いたいが、一体何があったんだ？」

トレミーにそう聞くフリッツ。トラッシュも同じ質問をする。というより、トラッシュは一つあることに気がついていた。

兵士達の狙いが何なのかを……。

「トレミー、君が敵って言ってたヤツらの狙いだけど……」

「トラッシュはもう気がついたみたいだね？そうだよ、連中の狙いはイーチィだよ」

トラッシュ達は子供達の相手をしているイーチィを見る。イーチィは怖くて泣いている子供達を抱いたりして落ち着かせていた。

彼女はトラッシュ達の会話を聞いていないらしく、そのまま一同の会話は進む。

「トレミー、あの敵はネオザースの生き残りか？」

「ヤツらは『ザース狩り』の一味よ」

「『ザース狩り』？」

トレミーとラピスはトラッシュとフリッツにだけ説明する。

『ザース狩り』とは、その名の通りザースの名前を持つ人間を迫害し、殺すという大破壊以降から存在している組織…というより、宗教を母体としたような団体。その団体はしばらくの間姿を消していたのだが、最近になって本格的に動いたとのこと。ネオザースやタッカーの戦いの裏で彼らは準備していたようだ。

そんな団体がなぜトラッシュ達の孤児院を？特に、なぜイーチィの命を？

その時、その場が大きく揺れた。

おそらく、孤児院が再びMSに攻撃されているのだろう。

「クソッ！せっかく立て直したのに！！」

「フリッツ……」

やっとの思いで戦いが終わり、平和を取り戻した。それなのに、また戦いが起きてしまった。

このままだと、このシェルターもいつまで保つか…。

「あーもう！こんなことならMSに乗ってトラッシュ達を助けに来れば良かったわよ」

「お姉ちゃん、それじゃあ私達が孤児院を壊してたかもしれないわよ」

トレミーとラピスもこのピンチを打開する方法が見つからない事態。

そんな中、辺りを見渡すトラッシュ。ある決意をした彼はあるモノが隠されている扉を見る。

「トラッシュさん？」

「兄貴？」

イーチィとフリッツはトラッシュの後ろ姿を見た。

彼がこれからすること、2人はすぐに察する。

「……タッカーの戦いの後、僕はもう戦わないと誓った。もうケンカはしないって死んだ仲間に…、ナクリー先生に…墓の前で誓ったんだ。絶対って！でも、このままだと皆殺されてしまう」

「だから、また戦うんですか？」

「イーチィ…」

「トラッシュさんは戦わないでください！代わりに私が！敵の狙いが私なら…！！」

「気づいてたんだね？……でも、それはできない！」

「どうしてですか？死んだ皆さんに約束したのに…」

「本当にごめん。ここにいる皆を、君を守れるのは僕にしかできないから」

謝るトラッシュは扉に向かおうとしたその時、イーチィはとっさに彼を抱きしめた。

「イーチィ？」

「トラッシュさんはいつもそうですね？人の為に自分を犠牲にするところは…」

「………」

「……ちゃんと帰ってきてください」

「もちろんさ」

…以上、主人公とヒロインの出撃前の大切なやり取りでした。

トラッシュは扉のロックを解除、扉が開く。

中に隠されていたモノの正体、それはタッカーの戦いの後に突如として地上に現れた謎のGシステムでの戦いで手に入れたトラッシュ最強のMSだった。

「行こう、ガンダム！イーチィを！皆を！世界を救う為に！！」

『ガンダム トゥルーオデッセイ2nd　第０話:新たな旅立ち』

新たな戦場に、彼は再びガンダムで戦うーーー

ストーリーはここまで！

如何でしたか？自分が考えたトゥルーオデッセイのIFストーリーは？

その後はどうなるのかまでは上手く考えていませんが、トラッシュ達は新たな敵を前に戦うという展開になります。

ゲームでは地球から月まで行けましたが、自分が考えた続編の設定ではコロニーも出てきて、トラッシュ達の戦う場所も多くなることに。一方、敵はだんだんと強いMSを開発。共に戦った仲間との再会に、新たな仲間との出会い。

果たして、トラッシュ達は再び世界を救うことができるのか？そして、イーチィとの関係はどうなることやら……。

いろいろ考えてしまって申し訳ございません。でも、トゥルーオデッセイ好きの方にも分かって貰いたいです。このゲームは素晴らしいモノだと。そして、公式で続編を出して欲しい……という願望も。

トゥルーオデッセイと言えばブースト技、もしくは必殺技！トラッシュの必殺技の構えもある程度やってみました。武器のサーベルの装備あり無しで使える技があり、装備品によって紹介できない技もありますが、ご了承下さい。

ゲームとガンプラ、比較してください。旧キットの為、完全にはできないですが……。

最初は『ブーストアタック』。トラッシュが覚えた最初の斬撃技。

続いては『爆熱拳』。

これはサーベルを持っていない状態(素手)でないと使えない技になります。

『パワーチャージ』

敵単体に装甲無視の突攻撃。

『カウンターゾーン』

防御しながら反撃に備える。

『メガスラッシュ』

『ブーストアタック』の上段階の斬撃技。

『ハイパーチャージ』

『パワーチャージ』の強化技で、装甲無視の強力な攻撃。

『ギガスラッシュ』

『メガスラッシュ』を超える凄まじい斬撃技。

『ガトリングパンチ』

『爆熱拳』と同様で、サーベルなどの武装無し(素手)による連続パンチ技。

最後にして、トラッシュが覚える最強の必殺技はやっぱりコレ！

『ファイナルインパクト』

『ブーストアタック』、『メガスラッシュ』、『ギガスラッシュ』系の最後にして最強の斬撃技。この技はトラッシュしか覚えることができない。ボス戦での決め技に思わず使っちゃいます。最近はザコの戦車などに使っちゃいます。最大威力はMAXで『9999』ダメージです。

他にも射撃技がありますが、装備が格闘メインを中心にしている為紹介ができませんでした。

今回のガンプラの紹介はここまでになります。

この紹介で『トゥルーオデッセイ』をプレイしたい方、久しぶりに遊びたい方は是非プレイしてみてください。

ちなみにですが、このゲームで自分にとって恥ずかしいエピソードがあります。

砂漠の町から敵のアジトである鉱山基地に向かうというところで砂漠地帯を4、5年もさ迷い、高校2年か3年頃だったでしょうか？やっとの思いで辿り着いたということがありました。ゲームで道に迷う、しかも4、5年も。ラストニッパーを製作した友達にこの話をしたところ笑われてしまい、メッチャ恥ずかしかったです。ちなみに、当時はマップを見ても迷ってました(汗)

なので、プレイする方でもし道に迷った場合は攻略本等で対処して下さい。まあ、迷ったおかげでレベルが上がりましたが……。

記念撮影等。紹介したガンプラとゲーム、更にはアンソロジーコミック。このコミックは何年か前にブックオフで偶然見つけたモノになります。

今回紹介した『トゥルーオデッセイガンダム』の名前はタイトルから頂いたモノになります。他のキャラが使うMSの名前も色々あり、中にはトレミーがかつて使ってたサザビーを『トレビー』だったり、『ナイアール』がかつて使ってたガンダムも『ザースガンダム』という名前に変えたりして楽しんでます。

武装だけでなく、MSの名前や色、オプションパーツのカスタマイズもでき、このゲームは今でも遊ぶ方達を楽しませていることでしょう。

最後にトラッシュのテクニックについて。

テクニック、簡単に言うと魔法ですね。トラッシュが覚えるのはRPGの主人公が覚えるであろうモノばかり。回復系やチャージ、瞬間移動といったモノばかりですが、唯一の攻撃系がνガンダムの『フィンファンネル』。レベル34で覚え、ボス戦ではよく使います。ちなみに、『フィンファンネル』を使えるのはトラッシュとイーチィの2名だけ。イーチィはレベル46とだいぶ後に覚えるのですが、アンソロジーの4コマ漫画でネタにされております。

では、今回はここまでです。次回も宜しくお願いします。