「どうしたんだ、坊主」
生まれついての性分なのだろうか、いや、これは後天的なものなのだろう。
だが、コックピットの前でため息を付くパイロットに昔の自分を重ねてしまったのか、声を掛ける。
最も、自分はメカニック……立場の違いはあるが。
それでも、だ。
全く誰の悪影響を受けたのだろうか、と内心笑む。
「整備長……ですか」
彼は驚きながらも歩いてくる俺に正対する。
ヘルメットのバイザー越しに見える顔は若い。
あの人のように表現するならば、そう、まだ男になり切って無い、少年の顔だ。
「どうだ、コイツの乗り心地は?」
コイツ、とは彼に割り振られた機体、Gキャノンの事だ。
まだ本格量産が始まったばかりである為、まだまだ部隊の配備が進んでいない、他部隊からすれば貴重な機体だ。
そんな機体がこの艦には優先的に配備されており、新米にも回るほどだ。
……全くもってここの部隊の司令はどうにも軍人というよりも政治家らしいようだ。
「はい、とても良い感触です」
思案をよそに彼が答える。
ある意味でそう答えさせたようなものだが、それも自負があってのもの。
彼は、と言うと少し歯切れの悪い。
全くコイツは……、こう言う所は、俺にダブらせる必要がないだろうに。
よし、決めた。
「お前さん、今日はコレで終わりだろ?」
その問いには、ええ、と頷く。
また、しかし、とも続ける。
「この後はレポートがーー」
「ーーそんなもの、お前さんにかかれば一瞬だろ?」
そんな事よりも、だ。
「外出申請しておけ?俺がいい所に連れて行ってやる」
怪訝な表情の彼の肩に腕を回し小さな声でひそめく。
「ーーよりどりみどり、だぞ」
立てた小指を見て彼は先程とは違う意味で、ええ、とーー呆れたような、困惑したような声でーー呟いた。
せーふ!月一投稿せーふです!
さて、今回はGキャノンです。
正確に言ったらGキャノンマグナの方のキットを使用したんですがね……。
うん、こっちの方がマグナの方も作れるし、無印の方も作れるんでお得なんすよ。
と言いつつマグナは作ってませんが。
まぁ、旧キットの宿命としてなかなか売っているところが無いってのが難点ですが。
ちな、フレーバーストーリーの最後の小指のハンドサインは日本独自のものなんだそうで。
まぁ、同郷ってことにしておいてくだされ。
マグナの方は……うんまぁ、おいおいね。
そろそろGキャノンなのにキャノン背負ってねぇじゃねぇか!?って怒られそうなんでキャノン装備です。
今回のコンセプトは「強い量産機」です。
設定上、Gキャノンは同時期のMSに比べかなり優秀であるようで(映画劇中は見ないフリ)。
今回はそれの説得力を増すような方向性です。
キャノンを作っといて何ですが、実はキャノン無しの方が好きだったり。
一応ビームサーベルを装備しているらしいので144のキットから流用です。
にしても何処に仕込んでいるんだ…。
ジーキャノン表記が正しいのか、Gキャノン表記が正しいのか……どちらかは分からない……。
元キットの方の表記はジーキャノン、マグナの方はGキャノンマグナ……。
いや、そこに突っかかる人いないかもだけど、なんか妙に気になったのです。
とりま制作。
個人的にGキャノンは無印のカラーよりもマグナの方の真っ赤なイメージが先に浮かびます。
ちっちゃい頃にマグナの方しか持ってなかったせいですねこれは。
頭部は少し大きい感じだったので、下顎をカットしました。
あとは馬面っぽく感じたので顎の上面にコンマ5のプラ板を貼って、パーツ構成を擬似的に上にズラしました。
そしてゴーグル部分が少し広い感じなのでコンマ5プラ板で気持ち細く。
余談ですが、何気にモビルスーツアンサンブルの頭部とほぼ同じ大きさ……実はすり替えてても気が付かない説が微レ存……。
胴体は、詰まった形状なので腹部で1ミリプラ板で嵩上げ、ついでに腰の接続部分でも1ミリ追加。
腰を上げた分、コックピットブロックを下方に伸ばしました。
あと首を1ミリプラ板で嵩上げしました。
腕は、シールド取り付け用に磁石を仕込みました。
あとは、キット付属の手はイマイチ保持力が無いため、ビルドナックルの大きいヤツに変更。
そのままじゃ付かないので、その際適当な1/144のポリキャップに変えました。
……写真じゃアームカバーズレてるけど、ちゃんと直してるから……。
腰は、胴体のところでも触れた通りにお腹で延長。
それに加えて取り付け軸が短い為、適当なプラ棒に変更しました。
フロントアーマーとリアアーマーが短く感じた為、1ミリプラ板を下面に貼って少し大型化しました。
サイドアーマーは見た目が板すぎる感じがしたので、裏側に1ミリプラ棒を貼って少し分厚く見えるようにしました。
あとついでに浮かせたポーズにするために下部に3ミリ穴を掘りました。
脚部は、太腿がふくらはぎ、足首に比べて細く感じるので1ミリ幅増し。
膝アーマーのスラスターに穴開けて適当なパーツでディテールアップしました。
後は、足の中の簡易フレームが挟み込みなので、切り欠いて後ハメできるように。
……実を言うと左太腿の加工ミスって膝関節がかなり緩かったり……。
備忘録として、面倒くさがってプラ板に穴開けただけじゃなくてパイプの方を嵩上げをするべきだった、という感じで。
裏は……うん、色々と割り切ったのです。
どーせ、膝裏は真っ黒にするから見えない、目立たない……目立たないよね?
バックパックはストレートに。
ついでにですが、脚部のも含めて全てのバーニア内部にwaveのバーニアパーツでディテールアップしました。
形状は中々良いけど、中身がない単なるカッコいいお椀でしか無かったもので……。
武器は本当はヘビーガンの物にしたかったのですが、いかんせんキット付属でない&売ってない見つからない……なので適当な物ででっち上げ。
ライフルは境界線機のアサルトライフルを、干渉するストックを少し切って使用。
ミドルシールドはガンダムAGE1の物を形状変更して使用しました。
AGE1だとあまり目立たないけど、他キットに流用すると輝くAの文字がめっちゃ目立つからね!
キャノンは普通に作成です。
カラーリングはいつもの黒立ち上げで。
マグナカラーのイメージが抜けないから赤をベースにしました。
赤い所はダルレッド。
白い所は明灰白色とミディアムグレー。
黒はマッキーでヌリヌリ。
バーニアはアルミシルバー。
今回はマスキングはマスキングゾル改2を使用しました。
……ムズイ……。
特に胴体のライン辺り……ガッタガタだぞ……。
焦ってやったのもあるし、塗料の少なさに追い詰められた感があったのも確か……要練習なのです。
一応肩のエンブレムと数字と連邦のマーク以外のデカールは、最近僕の作る子ではお馴染みの100均のヤツ。
……とりま、全種2セットずつ確保したからまだまだ大量にあるのだ……。
最後の写真で気が付いた……右のモモ……塗装が薄くて下地が地味に透けてる……!
まぁ、後で明日以降修正しやす……多分きっとメイビー。
何にせよ、どうかハーディガンを再販してくだせぇ…!
小さい頃に持ってたけど、改めてしっかりと作りたいんだ…!
どうか!バンダイ様!
ご視聴ありがとうございました。
全ての意味を見つけて 君は戦士に育つよ
コメント
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完成!お疲れ様でした😊 自分も常々「ジーキャノン?」と「Gキャノン?」ドッチが正解なのか??悩んでおります🤔❓ それにしてもキャノンがちっとも😒💢・・・あっ出てきた😌💨 キャノン無しでもマッシブなスタイルなので見映えがトテモ良いですね😁 だが!キャノン有りだと強キャラ感も出てくる🧐二度楽しめるお得感の在るキットですね
(* ´ ▽ ` *)ノ
コメントありがとうございます♪
そもそもGキャノンのジーって何なんでしょうね?
綴り的にG-CANNONだからGってなんかの略称?
G……Gun……もしかしてガンキャーーおや、こんな時間に誰か来たようだ。
キャノンがちっとも→ひぃ……お許しを!
マッシブ→せっかくキャノンの名を受け継いでいるので偉大な赤い先輩を見習わないとですね!
お得感→更にコレはマグナの方なんでマグナ形態も出来ますぜ!
まぁ、旧キットはしばらく作るつもりは無いですが……。
去年は密かに月一投稿を目標にしてました。
……成功したのかは何となく微妙なところ。
ですんで、今年は究極で完璧な月一投稿を目標に……!
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