旧キットザクレロMSVマーキングバージョン

というわけで正面。
インパクト絶大ですね。口の中のビーム砲はもうちょっとはハメやすくして欲しかった。
目の部分の塗り分けが曲線的かつ一体構造で、明確な段差がないところもあり結構大変。ちょっと色の境目がデコボコになってしまってますね。

さてタイトルにもあるように、今回のザクレロはMSVのイラストにあるマーキングを再現してみました。当然デカール化されていないので、自作デカールとハセガワフィニッシュシートを細切りしたものが中心です。このちょっとうるさいぐらいの感じがステキ

サイド
合わせ目を消す必要のない部分の接着は模型用水性接着剤を使いました。プラや塗料を溶かさず、乾燥までに時間があるため、はみ出したりズレが起こってもサッと拭き取ってやり直しがしやすく、タイトな接着箇所が多い旧キットにはもってこいかと

リア。何気に説明書塗装指示と設定の塗り分けが違うバーニア内部

ｵﾖﾖﾖ…的な
独自の間接構造でヘタリがこず、しかしてポーズはきっちりつけれる稼働範囲。かなり傑作キットではないかと。
カマはあんまりキレイに塗装するつもりは無かったのであとから筆ぬりですが、流石にシタデルカラーやエナメルでもメタリックでこの面積は塗りムラになりやすく予想外に苦戦。結局エナメルを下地に新水性ホビーカラーのシルバーという組み合わせに

今回デカールで一番悩んだのがこのPマーク
白下地で内側が赤のアルファベットデカールなんてそんなに都合よくはない。でも精度の高い白デカールを作るのは厳しい。
そこで既存の白いアルファベットデカールを下に貼り、そのデカールのスキャン画像をインクスケープでベクターデータ化した上で、外形の線の太さを調整し、内側を赤く塗りつぶし。その赤い部部だけ自作デカールとして印刷して重ねてペタり。
本当はちょっとフォントが違うんですが、数字やアルファベットのデカールはフォントに厳密にいこうとすると割と沼なので…

今の目で見ても造形的には完璧ではないかと。
腕は旧キットお馴染みの、ハメてから捻る方式でアトハメ化してしています。何気に肩のマーキングがディテールで表現されてるんですよね。デカールはまだ同梱されてない時代のキットですからね
…ところで、ザクレロの「クチビル」のところって、あれ本来は色が違うのではなくて、影になってるだけではないかと思うんですがどう思います？