皆さんこんにちは(≧∇≦)/
お久しぶりです。宇宙の挽歌第二幕、蒼き星の上で瞬くのはepisode1完成し本編スタート致します!
第一弾はEXモデル改造、地球連邦軍試験艦ユニサス級一番艦ホワイト・ユニサスです( ・`ω・´)
こちらオリジナルMSVで地球連邦軍のMS母艦と言えばペガサス級ですが飽和気味なのと入れそうな型番がないので別の級を作りました。細かい設定等は後程や今後に記載します。只今、更に先のガンプラも製作中で第二幕はゆっくり連載になるかと思います(;^ω^)
第二幕スタートは地球連邦軍のMS評価試験隊からです。オデッサ作戦から1週間後。地上での激戦は、その国力に物を言わせた物量作戦により地球連邦軍が勝利を治めた。宇宙ではジオン軍の特務部隊によりルナツーが襲撃され、港湾施設が被害を受けてしまうが、MSの量産とパイロット育成は着々と進められ再度軍備を整えていた。そしてそれと同時に新型MSや技術の開発も進み、様々な場所で実戦を兼ねた評価試験が行われている。この宇宙でもオデッサ作戦と同規模、いやそれ以上の作戦が始まろうとする前にとあるMS評価試験隊が動いていた。
ではどうぞ~!
「大丈夫、彼ら?連日連戦だけど」
ホワイト・ユニサス艦長、イズモ・アキヅキは艦長席から隣に立っている副艦長のレイ・ローランドに尋ねる。
「仕方ありません。スケジュールが押してるんですから」
「とは言ってもねぇ、お客さん達も無理を言ってくれるじゃないの」
「技術研究畑の頭の固い人間ばかりで、こちらの都合には耳を傾けませんから」
「困ったもんだよ」
イズモが頬杖を着きながらぼやいているとブリッジの入口扉が開く。すると1人の男が入ってきた。
「待たせたな艦長。始めてもらって構わない」
汚れのない綺麗なオレンジ色の繋を着たこの男は技術士官のモスク・ハンだ。
「博士殿、わざわざブリッジまで来んでも格納庫のモニターでも見れますよ?」
「自分の理論の検証はこの目で見たいのさ」
「まあ、構わんですけど…」
予定が押している事から生真面目なレイは少し苛立ちながら指示をする。
「よし始めろ」
「試験宙域クリア。これより6回目の模擬戦を開始します」
オペレーターのエリー・スワンナ曹長はコンソールパネルに入力をしながら言う。
「で、今度はどんな調整をしたんです?博士殿」
「いや、何もしていない」
「…えっ?」
「私のマグネットコーティング理論は何も間違っていない。理論、計算、今施されているあの機体においてもだ」
「じゃあなんですか。今試験している2体に大きな性能差がないのはパイロットが原因という事ですか?」
「カタログスペックでは通常のRX78−3とRGM−79SPは有効索敵射程以外に然程性能に違いはない。だが新たにマグネットコーティングを施したRX−78−3の方がこのシングルコンバットで優位性が出ないのはおかしな話しだ」
「だからまあ、こうパイロットも交互に入れ換えて試験している訳で…」
「私から言わせればどちらの人間もマグネットコーティングを活かしきれていない。落第点だな」
ハッキリ仰るとイズモは心の中で呟きながら深く息を吐いた。
「お言葉ですがハン博士。彼らはMS操縦技術においては今の連邦軍の中では高いものを持っています」
レイが割って入る。
「なら連邦軍もその程度なのだろう。今の連邦軍ではこの技術は持て余すという事だ」
このストレートな物言いにレイの表情は更にきつくなる。
「ならどんなパイロットなら良いのです?」
「あれでMS操縦に優れた人間なら、そうだな。所謂超能力者が必要かもしれんな」
「ニュータイプって人間の事ですかい?博士殿。技術屋の割にはオカルト染みた事を仰る」
「超能力者は可能性の一つとして言っている。それがニュータイプかどうかは知らんがな」
「ニュータイプってなんです?」
エリーが聞くとレイが呆れた顔で答えた。
「そんな事も知らないのか。ジオン・ズム・ダイクンが提唱した宇宙に適した新人類の事だ」
「新人類…?」
「定義がある訳ではないが、宇宙に出た人間が進化し直感や洞察力に優れた人間になるそうだ」
「じゃあスペースノイドはみんなニュータイプになるんですか?」
「そんなの私が知る訳ないだろう」
「ああ、雑談中悪いんだがブリッジの皆さん。そういうのは無線閉じてやってくれるかい?」
G−3ガンダムのパイロット、ゼノ・イーゲル中尉はスロットルレバーを握りしめたまま、終始会話を聞いていた。
「…ああっ、すみません中尉!」
エリーは慌てて応答する。
「申し訳ないが俺もアイツも普通のテストパイロットでさ。そんな超人みたいな力はないんでね」
「気にするな中尉。今試験されているマグネットコーティングの方が疑わしいもんだ」
「何だとっ!私のは既に論文も出て研究予算も組まれているんだぞ!」
「…はいはい最善を尽くします」
このままだとレイとモスク・ハンの口論は終わりそうにないと思ったゼノはそう言いカタパルトでガンダムに発艦姿勢を取らせた。
「ゼノ・イーゲル、G−3ガンダム宙間試験型出る!」
電磁カタパルトの加速により全身がグレーに施されたG−3ガンダム宙間試験型は勢いよく飛び出した。イーゲルは元航宙機のパイロットで加速Gには耐性がありものともせず機体を操作する。
「聞こえるか、チェスター?」
「なんです?中尉」
「技術屋が俺たちはこのガンダムの性能を発揮してないとさ」
「そう言われてもテストパイロットは機体本来のスペックを引き出す基本に沿った操縦しかしませんよ」
「それがご不満らしい」
「そのガンダム扱いづらいんですよ。動きは滑らかですけど、その分遊びがなくてモーションに無駄が出やすいし」
「的を射た意見だな。航宙戦闘機に乗っていた俺でもベクトルの居抜き方に癖があると感じるからな。あの技術屋から言わせるとコイツを上手く扱うにはニュータイプじゃないと無理らしい」
「ニュータイプ?そんな都合の良い人間なんているんですかね」
「噂じゃこれと同じガンダムに乗っている奴はそうらしいがな」
「例の少年兵ですか。眉唾ものですよ」
「こっちも動きますよ」
先に出ていたチェスターは模擬戦をする宙域まで移動を開始した。
「体力は大丈夫か、チェスター?」
「まだいけますよ」
「流石は首席卒。ただのナイメーヘンのお坊ちゃんという訳じゃないんだな」
「家柄だけで判断して分からないでしょうけど色々苦労してるんですよ。それに中尉と違ってまだ若いですしね」
「……そうかいっ!」
(このガキゃ、次はマジで手加減しねぇからな!)ゼノは心の中でそう叫ぶとガンダムを疾走らせる。
「戦闘開始60秒前」
エリーは液晶パネルに小型観測ドローンの映像を映した。
「にしてもこの艦にはあまりにも多種多様な人間がいるな艦長?」
モスク・ハンはイズモに問う。
「まあ、評価試験隊だからねぇ、お宅らだって本来軍艦なんかに乗る人達じゃないでしょう?」
「我々技術研究班だけでなくオーガスタのMS班ともここで会うとはな」
「ああ、あれは新型のジムにそこの技術が使われているから、わざわざ来たんですよ。なんでもジャブローの開発チームとの共同なんで、そちらさんの開発班も来てるけど」
「民間人のような人間もいたが?」
「民間人?…ああ、あれねアナハイムさん。艦にロゴあったでしょ。彼らもマメよね。試験艦でも確かにこの艦は色んな人間が多いか?」
「艦長だってこの艦の艦長に推薦してくださったのはパオロ中佐だったんでしょう?」
レイが口を挟む。
「えっ⁉そうなの⁉あの爺さんそんないらん事してくれたのっ!」
イズモは目を見開きギョッした顔をする。
「やはりお知り合いでしたか」
「…まあ、昔ちょっとね」
「さながらブレーメンだな」
モスク・ハンは言う。
「ブレーメンってあのグリム童話のですか?」
エリーも会話に混ざる。
「ああ、最も我々は音楽をしに行く訳ではないが様々な者達が集まり何かを成し遂げようとする様は近いと思う」
「やめてよ。あれって訳ありな動物達が集まる話しでしょ?じゃ、なにかい。俺は歳老いたロバってとこ?まあ確かに連邦軍じゃ俺の居場所なんてないけどさ」
「何を言ってるんです艦長。そんな人間がパオロ中佐からの推薦がある筈ないでしょう」
「あのパイロット達も色々ありそうだしな。ブレーメンとは言い得て妙かもしれん」
「模擬戦開始!」
レイの合図と共にゼノのガンダムの直ぐ横をビームが掠める。
「ヤロっ、こっちのレンジ外からいきなり撃ってきやがった!」
チェスターのジムスナイパーカスタムはその圧倒的なロングレンジでガンダムを仕留めようとした。続けて第ニ、第三射がG−3ガンダム目掛けて飛んでくる。
「アイツ実戦経験は少ないがセンスは悪くないからな」
ゼノは航宙機パイロットとしてルウム戦役にも出ておりチェスターよりは実戦経験においては勝る。しかしMSパイロットとしては同時期に配属され技術面では互角であった。階級や年齢も上であり上官としての意地を見せたい所だが、今の所模擬戦では引き分けている。
「やっぱセオリー通りじゃ無理か…」
狙撃の基本「相手より先に撃つ」がそう簡単にはいかない。この宙域ではデブリや岩塊等の遮蔽物はなく狙撃には有利だったが、初手でミスをした為に戦い方を変えねばならない。
「レンジ切り替え。高機動戦開始!」
このジムスナイパーカスタムは名前にスナイパー(狙撃手)とは入っているが、実際はジムシリーズの上位カスタム機であり白兵戦も熟す。
「先ずはこっちの射程まで入ってもらう!」
ゼノはフルスロットルでG−3ガンダムを飛ばす。RXシリーズでも白兵戦に特化した78タイプは機動力に関しては折り紙付きで、そこに関しては既に実戦で戦果を上げているホワイトベース隊のガンダムが証明している。元戦闘機乗りのゼノはその加速に怯む事なく距離を詰めにいく。
「始まったね」
「ええ…」
「あのさ、パオロの爺さんの事知ってるの君?」
「それが何か?」
「いや、何かって程のもんじゃないけどさ」
「以前、中佐から地球連邦宇宙軍に頭一つ上を行く艦隊戦術に優れた士官がいたと聞きます」
「………」
「その人間は頭が切れ過ぎて戦術だけにとどまらず戦略や政治においても優れ、新兵器であるMSが戦場を変えるとも予言。一時参謀本部や軍警察にも所属し一目置かれていたそうです」
「…それで?」
「だが頭が切れ過ぎるが故にジャブローの地球連邦軍では監視対象になり後方の補給部隊に回された」
「何が言いたいの?」
「それは貴方ではないですか?イズモ・アキヅキ中佐?」
〜to be continued〜
ご覧いただきありがとうございますm(_ _)m
第二幕は地球連邦軍の評価試験隊からの目線ですので様々な試作機が登場予定です。MS2機も登場しました!
では今回ご紹介はオリジナルMSV初の艦艇「ホワイトユニサス」でございます!私、戦艦系作ったの初めてで苦戦しました(-_-;)
ましてやイキナリ改造と無謀な挑戦!
使用キットはコチラ!
EXモデル「アーガマ」!!
敢えてホワイトベースは避けました。というのもMS運用艦としてペガサス級はまあまあの数が就役しているので、どうしようかと考えました。そこで時代はかなり先ですがコイツを弄って一年戦争風に退化させてみてはと思い改造しました(・_・;)
改造はほぼベースキットを使用し一部ディティールアップパーツ使用してます。シルエットが結構変わったかと思いますがMSカタパルト部分のせいですかね。ぶった斬って短くして、その下の部分は通常の組み立てとは違い、ひっくり返して装着してます。お高いEXモデルをノコで切った時はシャアさながら「手の震えが止まりません」でした(;´∀`)
あと元の細かいディティールは一部パテで埋めてます。
因みにペガサス級とは違いユニサス級はペガサス級のデータを元に、地球連邦軍がアナハイム・エレクトロニクス社にMS運用艦の発注をした多目的用試験艦という設定です。宇宙用なのでミノフスキークラフトはカットという設定にしてます。ユニサスはペガサスとユニコーンを合わせた造語で、ペガサスとは似て非なる者として名付けました。アナハイムは後々、アルビオンやアーガマを作りますが、その祖先といった所でしょうかね。
次回は模擬戦を展開しているどちらかのMSを紹介予定です!
また見てくれたら嬉しいです!
(人∀・)タノム
コメント
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第二幕スタート❗おめでとうございます😊🎊
どんなペガサス級がくるかと思いましたが、まさかのアーガマからの改修艦💦デジラマのために貴重なEXモデルをベースに作るとは大胆な決断❗脱帽であります🙇✨
MSもG-3にスナイパーカスタムと良い感じの機体登場で展開が楽しみです😊🎶
この作品でアルビオンがアナハイム社製だという事を初めて知りました😅調べたらその通り💡今後の私の作品作りの良いヒントを頂けた気がします👍✨
次回はMSの方に焦点を当てるとの事で今からワクワクがとまりませ~ん🤩💕
モトッチさんへ!
いつもコメントありがとうございます😆
自分でもアーガマが塗り分けでペガサス級ぽくなるのは驚きでした👀
ここ最近で一番苦労しました💦
やはり艦艇がないと物語が難しいと思い、ネタバレになりますがジオン側も艦艇オリジナル出します👍
スナイパーも意外なミキシングをしていたりキャラも名前から、もしやあの人物の身内?みたいなのもありますので、楽しみにしてください✨
第二幕!まってましたー😆戦艦の改造とはやりますね!
MSの改造とは違ってデザインとか大変そう💦
これからどんな機体が登場するのか…楽しみです!
meg-oceroさんへ!
いつもコメントありがとうございます😁
戦艦改造はいつも使うディティールパーツが合わなかったり難しかったです🤔
でも他にも戦艦を出す予定です✌️
新MSVお楽しみください✨
アーガマ改造からのオリジナル戦艦、これまた良いですね!ストーリー中にも気になるMSも登場し、これからの物語も楽しみですね😆
Sont@さんへ!
いつもコメントありがとうございます😄
若干0083みたいなオーバーテクノロジー感がありますが、ペガサス級の派生みたいに頑張ってみました😅
今後も各人物像が描かれますのでお楽しみください✨
こんにちは。宇宙世紀好きなビルダーです。
ガンプラとデジラマで、まだ未開拓の宇宙世紀を切り開きます。
フォローしてくれたら喜びます(*´ω`*)
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頑張ります!
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