MSN-04II-2 β-AZIERU
ナイチンゲール級2番機 “βアジール”
<ガンダム・アーティファクトPH-1 #4 ナイチンゲール使用>
1. ●技術士官B(以下 技B)「シャア大…、いえ、ダイクン総帥。総帥専用のMAの支度ができました。ナイチンゲール級2番機“βアジール”です」
●キャスバル・ダイクン総帥(以下CD)「うむ。ネオジオンMSパイロットに量産型サザビーの支給が進んで、別途私専用のマシンが用意されたということか。」
技B「やはり総帥にはスペースノイド自治独立の象徴として、人々の思いを集約する特別な機体が必要かと・・・」
CD「それで金というのも安直ではないか?」
2. ●技B「総帥がエウーゴに出向されたときには、赤いMSを卒業して金ぴかのMSに乗っておられたと伺っております。最新の好みに合わせたつもりなのですが、お気に召しませんか?」
●CD「あれは目立とうとしたのではなく、当時試験採用した耐ビームコーティングが、たまたまゴールドしか選択肢がなかっただけなのだがな・・・。」
3. ●CD「ところで、この機体、足どころか腕もないのか?」
●技B「あんなのは飾りです。MAで格闘戦をするわけじゃあるいまいし、エライ人にはそれがわからんのです」
●CD「気に入らん言い方だな。しかもこんな会話、一年戦争の末期に同じような会話をした記憶があるな。ずけずけとものを言う技術士官だった」
4. ●技B「ああ、それ、私のオヤジです。 サノーバ・セコビッチ・ウソツキー、当時技術大尉でした」
●CD「そうか。名前は聞かなかったが、ジオングに私が乗り込む際に、腹の立つ励まし方をする技術士官がいたことを今でも覚えているよ。それが君の父君だというのなら、納得だな。君の名は覚えておこうか。名は何という?」
●技B「ハ! ロマノフ・サノバビッチ・ウソツキー技術中尉であります!」
5. ●CD「ところで、あの印象的な物言いをする父君は、今はどうしているのだ?」
●技B「父は、ジオングの後ノイエ・ジール、クアダラン・ジールと、サイコミュを搭載した足のない機体の開発にずっと携わってきました。進化した人類であるスペースノイドの搭乗機に足など不要、というのが父の持論でした。ノイエ・ジールはガトー少佐に大いにお喜びいただき活躍の機会を得たのですが、その後にハマーン様専用に開発したクアダラン・ジール(GUNSTA内検索ください)はハマーン様には好んでいただけず、足のあるキュベレイを選ばれてしまいました。 大いに落胆した父は、その後アナハイムにそそのかされ、ヘッドハンティングされてしまったのです。ジオンも家族をも捨てた父とは、それ以来やりとりはありません。私にはそんな非国民のような真似は到底できません。なので、ジオンでしっかりと足のない機体の有用性を証明したいのです」
6. ●CD「なるほど。その心意気は称賛に値するな。しかし手も足もないこの機体で、アムロのガンダムに懐から切り込まれたら、ひとたまりもないのではないか? これでは文字通り手も足も出んぞ?」
7. ●技B「総帥ともあろうお方が情けないことを言わんでください。このβアジールの金色も、進化した耐ビームコーティングです。サラミスやマゼラン級の主砲ならはじき返します。それに両肩の白い部分はスラスターではなくiフィールドジェネレータですので、ビームは二重にはじき返します。背中にはファンネルが4基。近づくMSは先手で殲滅です。両肩先端には5問ずつの有線メガ粒子砲が装備されていますので、近接攻撃はこれで防御できます。」
8. ●技B「また、腹部のハイメガ粒子砲は集約モードと拡散モードが選べます。集約モードであれば以前の機体で使用なさっていたメガバズーカランチャーの2・5倍の威力。拡散モードにすれば、実体弾の攻撃に対する弾幕にもなりますし、懐に万が一入り込まれても拡散ビームで薙ぎ払うことができます。最悪は背部のすべてのスラスターを噴射しての強烈な加速で、敵機を振り払うことも可能です」
9. ●CD「そんなに都合よくいってくれるものなのか?」
●技B「現に一年戦争でのララア・スン少尉のMAは腕も足もないまま連邦のMS群を圧倒したというじゃないですか。問題ありません」
10. ●CD「親子で気に入らん言い方をする・・・。ララアよ、私を導いてくれ・・・。」
●なお、ダイクン総帥が実際にこのβアジールに搭乗したか否かの明確な記録は残されていなかった、というのがもっぱらのウワサだ。
【ウラバナシ】
今更手を付けたナイチンゲール。素晴らしい作品はすでに出尽くしており、今更そのまま作ってもつまらんですね。てか、同じ土俵に上がることすらできませんし。ならば、斜め下からアプローチしますか。
12. Ex-Sのプロペラントってαアジールの肩にしか見えなかったんで、ずいぶん前からこのアイデアはありました。ただ、ワタシ自身はαアジールってあんまり好きな機体じゃないので、なかなか手を付けられずにおりました。
13. あとは背中にちょうどいいようにウイングガンダムのシールドの余りがありましたので、シルエットはめどがついたかな。
14. 今や成人した子供たちが小学校の時に使っていた鉛筆キャップが残っていたのですが、これがアーティファクトのプロペラントタンクにぴったしなんですね。これで腹が決まりました。
15. 設定カラーのベージュも実は好きではなかったので、ガンマかのホワイトゴールドを基盤にいくつかの金で塗り分けています。
16. 超ド級サイズのMAを乾電池よりちょいでかいサイズで楽しめるのは、アーティファクトの良いところ。シルエットと雰囲気は出ましたでしょうか? バレーボールおじさんのように山田化学のジオラマ人間を改造&塗装すれば、ハサウェイのジェガンとチェーンのリガズィで逆シャアごっこできるかな?とよぎったのですが、めんどくさいので、やめました(笑)。
あんなのは飾りです。エラい人にはそれがわからんのです。
コメント
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完成お疲れさまです。
αじゃなく、βなんですね😄。写真からは、アーティファクトとは思えない、大きさを感じます😁。ウソツキー技術士官の脚なしMAへのこだわりがイタイですね😆。
コメント嬉しいです。
はい、βなんです。いくつかのナイチンゲールのバリエーションでダイクン総帥の好みを確認するベータテストと、バリエーション2番機の意味をかけました(笑)。
ウソツキー技術士官親子の足なしMSへの情熱にウソはないです。(gundam-kao2)
コレは良い改造ですな!
ずっと取っておけばいつか報われるパーツがくる良い例ですね😆👍
鉛筆キャップがいい仕事してます👌
ありがとうございます。
鉛筆キャップ、有能でした。ただ、ワタシはサフを吹かずにいきなり塗装する人なので、大きなひびに気がついたのは、金色塗ったあとでした汗
あれま、ガンマカタイプのサフやプライマー入りのガンマカとかあれば良いのにと思いますね🤔
ガンマカって他の塗料を侵食するので、プラに直接塗らないといかんのですよね。直に塗るとabs割れるのでガンマカエアブラシ必須。その上からアクリルだったりエナメルだったり。
コレはまた…
恐ろしくカッコいい(zaku-kao10)
ほんとに上手いなぁ…
巧いなぁ…
ノリで乗り越えてるアタシとは、住んでる世界が違ってますよ(zaku-kao9)
山田化学のジオラマ人間で、ハサウェイ・ジェガンとチェーン・リガズィは、是非ともバレおじさんにお願いしたいのです!!
逆シャア コラボ・ジオラマごっこを是非!
ガンプラってジャズじゃね??と思っているファースト世代ゼータ好きサンデーモデラーです。
☆プロフ画像のBB-8のボディはさりげなくガンプラに。
✩息子の勧めにより2021年06月よりGunsta 戦線に住民票を移しております。
★2023ガンダムアーティファクトコンテストで「商品開発スケッチ風スタークジェガン」が7位をいただきました。感謝感謝。
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