その後のプロトタイプガンダム。

「転換」

ジャブロー攻防戦ではヘビーガンダムとバトンタッチするようにホワイトベースから降り、一時的に「不死身の第四小隊」のサウス・バニングがこれに乗り、チャップ・アデルのガンキャノンと共に侵入するジオンのモビルスーツ部隊を蹴散らした。なおモンシアとベイトは通常のGMで戦っており、プロトタイプガンダムで戦うバニングをモンシアは羨ましがっていた。

「急転」

その後宇宙に上がってからは、レビル艦隊の旗艦であるマゼランタイプの戦艦「ドラッグ」にガンキャノンやジムコマンド宇宙仕様そしてGファイターと共に配備された。ルナツーで補給と整備を受けた後、キシリアのいるグラナダへと向かう。

実はこの時レビル将軍が最前線で戦う兵士を鼓舞するために自らプロトタイプガンダムに乗ってルナツーの宙域で特訓を行っていた・・・。

「覚醒」

グラナダ攻略戦ではホワイトベース隊がシャアのニュータイプ部隊と戦う裏で、レビルのプロトタイプガンダムがマレット・サンギーヌのアクトザクと対決し、これを打ち破った。アクトザクはサラミス1隻とGMとボールを4機ずつ撃破していたがニュータイプに覚醒しつつあったレビルの敵ではなかった・・・。レビルはマレットを「奇襲攻撃は見事だったが、定見のないパイロット」と酷評していた。

「一気」

ア・バオア・クー戦でもレビルの勢いはとどまる事を知らず、居並ぶ敵モビルスーツ部隊を次々に撃破していた。タカとユージも思わず舌を巻いた。

ユージ「おやぁ、将軍もついにガンダムデビューですか？」

レビル「わしも君達に感化されてこうしてガンダムに乗って戦っているのだよ。それにルウムの借りもここでキッチリ返さねばなるまい・・・」

タカ「レビル将軍、ギレンを討ち取る前に生命保険はかけといた方が良いですよ」

この時レビルをはじめとする地球連邦軍の上層部は「あぶデカ脳」になっていた。早い段階でレビルは二人をニュータイプと考え期待を寄せいていたらしく、いつしかザビ家独裁を打ち砕く礎になってくれると考えていた。

周囲の部下達はタカとユージを「厄介者」とみなしていたがランバ・ラルや黒い三連星をはじめとする名だたるエースを倒した事が連邦軍の兵士達にいい影響を与えていた。

レビル「ではまた会おう。君達の幸運を祈っているぞ」

そう言ってレビルは超スピードで去っていき、ア・バオア・クーの表面に取りついた。ちなみにプロガンもマグネットコーティング済み。

ユージ「俺達よりもあぶないんじゃないの、あの爺さん・・・」

タカ「単純にジオンの奴らを相手に暴れたいだけなんだろ・・・」

ユージ「あれがホントの暴れん坊将軍かな？」

タカ「言えてる」

ボールジョイントのおかげで「ニュータイプ撃ち」もお手のもの(gundam-kao2)

「決着」

サイド3戦ではジオンの残存戦力を刈りつつ、タカとユージが生身でギレンを倒した事を確認。レビルはすぐにガンダムから降りてデギンと会談後、終戦協定を結んだ。彼もまた史実ではやり遂げられなかった事をやり遂げたのだ。

レビルは戦後しばらくの間は将軍を務めていたがUC0083年に軍縮を推進し、ニュータイプ研究所の閉鎖を行うなどの人道支援も行った後に軍を退役した。

ちなみにニャアンが乗っていたプロトタイプガンダムはレプリカである。

アルティメットルミナスのガンダムはHGやEGよりも一回り小さい。おかげで遠近法なしで撮影が容易である（笑）。

元々非可動フィギュアにボールジョイントを付けたおかげで大抵のポーズはとれるようになった。腰も回転するが、構造上太ももだけは前に出す事はできないのが難点。

今回はここで〆。今後もこういった「掘り出し物」を紹介していく予定である。