雨が止むまで傘をさして

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 写真はギリギリ載せきれなかった目をかっぴらいたようなヤバいデミと、今回つくったパーツ一覧です。目の中が見えちゃうから使いづらいと思ってましたが、今思うと中が見えちゃうからかっこいいんですよね、制作中は気づけなかった。あとはデミ系は「塗装するの面倒だからそのまま付けたわ」みたいなパーツでも現地改修っぽく受け入れてくれる懐の深さがあるのが良いですね。

以下今回写真の構成で工夫したところです。

・相手側の事情を表す写真はいっさい載せず、情報の非対称性みたいなのを出すようにしました。また、既視感のある似たような構図やポーズの写真を両方に入れて、片方には説明を書いてもう片方にはなにも書かないことで、一方を見てからもう一方を見ると印象が少し変わるように。

・少年といる時の写真だけザウォートのマスクを外して、2面性が出るように。

・設定やストーリーの説明文はなるべく少なめに、写真だけパラパラと見てもなんとなく話の流れがわかるよう、印象的でかつ分かりやすい絵面の写真を撮るよう心掛けました。

・ザウォートが最後やられる写真では、ザウォートのカメラアイのシールの反射を調整して虹っぽいプリズムが映りこむように。デミの方は正面下からのアングルで完全にザクを想起させる顔に見えるように。

・量産機の「顔の見える・誰かのもとに届く」というのは攻撃される側にとってはすごく皮肉な意味になるので、最後の虹の写真にそのあたりの意味合いも込めて、色々皮肉な写真になるように。

・お互いにパーソナルカラーを受け継いでいってしまうことで、戦場で白い腕の機体と赤い足の機体が延々戦い続けてしまうような話もイメージしました。

  意図したことが伝わる作品になってたかは定かではありませんが、今回演出みたいなのをけっこう考えて作りました。説明しなくてもわかってもらうようにするのが一番ですが、とはいえなにも書かなければ「なにもやってない」ように見える気もするので、こんな工作したよ、と同じノリで工夫したところも書き出してみました。ビルの配置とかだいぶガバガバですが一応イマジナリーラインとか上手下手も少し意識しました。「模型の写真」というよりも「ガンダムの写真」を撮りたい場合、こういうコンテの知識はかなり参考になりそうです。

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