ゼータ・レイピアI 風

「MSZ-007 ゼータ・レイピアⅠ」（MSZ-007 Z Rapier I）、開発コードネーム「η（エータ）ガンダム」は、35年以上前のモデルグラフィックス誌のムック（別冊）「GUNDAM WARS PROJECT Z」や「GUNDAM WARS II MISSION ZZ」に登場したMSです。
リックディアスの開発チームが関わった、ゼータガンダムの発展強化型、という設定だそう。ゼータガンダムとの大きな違いは、装備をいろいろと変更することができる設定のよう。
ちなみに「レイピア（Rapier）」とは細身の両刀の剣なんだそう。フェンシングの刀の前身？

「GUNDAM WARS PROJECT Z」には小田雅弘さんが、「GUNDAM WARS II MISSION ZZ」には明貴美加さんが書かれたラフ画・イラストが掲載されています。
また、「GUNDAM WARS PROJECT Z」には冒頭に作例が掲載されていますが（冒頭掲載ということでイチオシだったんでしょう）、小田雅弘さんが書かれたラフ画とはあちこちデザインが異なります。おそらくムックには掲載されなかった設定画などが存在したんだろうな、と推測してます。

さて、今回はHGBDガンダムテルティウムをベースに作ってみました。一週間前の姿。

テルティウムをいったんバラバラにして、各パーツの組付け位置を変更したり。
ムックによるとヘッドは縦長、とのことから、旧キットEx-Sガンダムのヘッドをベースに、リックディアスっぽい頭頂パーツなど自作。
肩アーマーはテルティウムそのままですが、取り付けを大きく変更したり。腕周りはあえてそのまま。

背面バインダーやフロントアーマーはゼータガンダムから流用。
かなり長い背面のスタビレイザー（スタビライザー？）は、ゼータガンダムのパーツを基部に、ジェガンブラストマスターのウイングをドッキング。設定では17mもあるそうなので、1/144で12cmで作成してます。

ビームライフルはデルタカイ用にジャンクパーツを取り付けてそれっぽく。
その他、あちこち切ったり貼ったり、パテやプラ板で成形したりして、大きくデザインを変更してます。

白はラッカー系を筆塗り。青い部分は水性ホビーカラーのインディブルーをチョイスして筆塗り。35年以上経っているためまったく無関係、異なる色だと思いますが、「GUNDAM WARS PROJECT Z」の作例も「インディブルー」で塗装されているそう。
水彩絵の具で墨入れして、デカール貼って艶消しトップコートで仕上げ。

関連がある、ゼータガンダムとリックディアスとパシャリ。
リックディアスとの共通点は頭頂部のパーツくらいですかね。

「GUNDAM WARS PROJECT Z」の作例を再現したMS群とパシャリ。ハーピュレイは別の設定画をベースにしてますが、ついでに並べてます。

HGUC ハーピュレイ 風
https://gumpla.jp/hg/741258

ゼルトザーム改 イグレイ 風
https://gumpla.jp/hg/742317

HGUC エプシィガンダム 風
https://gumpla.jp/hg/770448

35年前のMG誌掲載赤い百式改 風
https://gumpla.jp/hg/774031

同じく、ガンダムテルティウム/ゼルトザームをベースに作った改造MS群とパシャリ。

HGUC シスクード 風
https://gumpla.jp/hg/738707

テルティウム改 ガンダムMk-III 風
https://gumpla.jp/hg/741230

なぜか形式番号が同じ「MSZ-007」である量産型ゼータガンダム 風とパシャリ。こういう、型番被りって結構多いですね。

量産型ゼータガンダム 風
https://gumpla.jp/hg/946856

ガンダムテルティウムで作った、「η（エータ）ガンダム」こと、「ゼータ・レイピアⅠ」風、でした。
ネットで画像検索しても、ガンプラの画像は「GUNDAM WARS PROJECT Z」の作例しか出てこないという、レア中のレア品です。