シナンジュ　STEAM PUNK.ver

正面から

スチームパンクの表現として意識したものその1、銅、真鍮、鉄などの金属表現です。

全て黒サフから銅は水性タミヤカラーのダークコッパー、鉄はミスターカラーの焼鉄色をスポンジチッピングの要領でポンポンしました。

銅の部分は荒めにポンポンして黒ずみを残すとスチームパンクの世界観になるかなぁとやってみました。鉄の部分は細かめにして製鉄技術がまだ甘い時代感が出ればいいなぁと思ってました。

真鍮はガンマカのレッドゴールドを使用し、パイプ部分はエアブラシ、エングレービングは綿棒に塗料をつけ、慎重に塗りました。

メタリック系の塗装ばかりなので塗装方法を変えることで単調にならないよう意識しました。

側面から

スチームパンク表現その②、歯車です。

歯車全部見せの部分は少しにし、パーツの隙間に配置したり、金属ニッパーで半分に切ったりして、ただ歯車をつけてスチームパンクっぽいー！ってならないように、一つ一つ意味を持たせるように設置しようと意識しました。

背面から

スチームパンク表現その③、パイプです。

蒸気がメインの動力ということで、動力パイプは全てオミットし、これだけの機体を動かすんだからきっととんでもない量の蒸気が出るだろうと思い、できる限りのパイプをつけてみました。

なんとなく、スチームパンクの世界にあるパイプってクネクネしてるよなぁと思い、今回から導入したホビーノコで切ってくっつけてを沢山やりました。

このパイプが密集してるバックショット、かなり気に入ってます。

↓

特に好きな角度。このアングルを見てお酒飲んでます笑

スチームパンク表現④、武器はきっとリボルバーの機構が必須だろうということで、メイン武器はガンランスをイメージしてセミスクラッチしました。

コトブキヤのリボルバーランチャーを基部にプラ板やプラ棒を使用して作成しました。

持ち手より下の部分がかなり細く弱々しいイメージだったので、シリンダー機構を追加して細身のままでシルエットを太くしてみました。

両腕の銃、左足のタンク、右足の2連砲、かかとのパイプなど、偶然ジャンクで購入していたボールが大活躍しました。

ボールもまさかシナンジュの一部になれる日が来るとは思ってなかったでしょうね。

スチームパンク表現その⑤、シリンダーと機体に這わせたパイプです。

メインのタンクで生まれた蒸気を全身に行き渡らせたり、蒸気のパワーを歯車に伝えたりということで、全身の各所に配置してます。

コトブキヤのパーツだけでは足りず、2ミリプラ棒と3ミリプラパイプで自作して追加しました。

スチームパンク表現【番外編】

腰部両サイドのパーツをペスト医師とガスマスクのイメージでディテールアップしました。

完全に遊びました。

今回のジオラマは、スチームパンクな街の守り神的な存在として街の広場に鎮座している状態をイメージして作成しました。

アクションベースをジオラマの一部にするため、木目シートを貼ったり、歯車つけたりで雰囲気を出しました。

周りの建物はプラ板の箱組みにて作成し、新しい技術として木目塗装に挑戦しました。

タガネやケガキ針で木目をつけた後、薄めのベージュみたいな色をスプレーし、ウェザリングカラーのステインブラウンを木目方向に筆塗り、仕上げにクリアオレンジをスプレーしました。

屋根や右側の建物の壁に使用しましたが、結構ちゃんと木の感じ出たと思います。

アクションベースを加工した台座の下に、角回転台というものとセリアの小物入れの蓋でターンテーブルを作ったので、このジオラマ、動きます！(手動ですが)

パイプだらけのバックショットがお気に入りなのでなんとかジオラマにした後も見せたく、なんとかやり方が見つかってホッとしました。

制作工程①

前作のジオラマでも使用したタンクを今回はバックパックの代わりに使用してみようという思いから改造を始め、リベットを打ったり、メーターをつけてみたりとスチームパンクの表現を模索しながら作り始めた頃ですね。

素組みの後、一瞬でこの羽みたいなバーニアはいらない！と判断しました笑

制作工程②

今作の方向を大きく決めてくれたパイプの制作ですね。角度の調整が大変でしたが、大小含めて10本以上作ったので、パイプ系を曲げる表現はだいぶ身についた気がしてます。

制作工程③

今回は割とイメージが頭の中で作られていたので、頭→胴体→腕というようにパーツごとでディテールアップや改造、塗装まで行いながら進めていて、これは腰部の改造ですね。

リベットをつける作業はいつも楽しくてついつい打ち過ぎちゃいます。

制作工程④

武器はプラ棒やジャンクパーツを見つけてはとにかくキレイにはまる径を合わせながらノリと勢いで制作しました。持ち手の外側の部分のシリンダーのディテール、気に入ったので今後も使いたいですね。

ジオラマを彩ってくれている建物たちです。

楽しく制作できて、そこそこのクオリティにはなった気がしますが、建造物への理解や知識が全然たりてないと気づきました。これから通勤中にもっと建物を見ようと思いました。

ということで、シナンジュ・スチームパンクver、以上となります。

魔改造はザクレンジャー以来でしたが

ザクレンジャー

その後「基本工作をちゃんとやる」という意識で4作品、3ヶ月修行した結果が出たなぁと個人的には思える出来になったと思います。

スチームパンクつながりで、次回作もまた魔改造系の予定ですがそちらも暖かい目で見ていただけると幸いです。

ご覧いただきありがとうございました！！