HG89式ベースジャバー

MSのバイクという感じで、個人的にはお気に入りのサブフライトシステムです。サイドのトラス構造がカッコいい。

キャノピーは、工具などのパッケージに使用されているブリスターパックの透明塩ビを使ってクリアパーツ化。熱してパーツに押し当て成形。コクピット内のシートなどもプラ材で制作。蛍光塗料を塗布し、ブラックライトを当てると、モニターの光に浮かび上がるシートが見える演出を追加しました。

前部の左右には減速時に使用する逆噴射用のスラスターを追加しました。

機首にはバルカン砲を2門とヘッドライトに見立てたクリアパーツを追加。ガンマズルはコトブキヤの動力パイプの部品と真鍮パイプで自作しました。

機首下部にはバルカン砲のマガジンを追加。

機首側面には機首を左右に振るためのスラスターを追加。

緑と赤のポジションランプもクリアパーツで追加。

ミノフスキー粒子散布下ではレーダーが使えず、有視界航行となるため、視界の確保が重要となります。そこで機首上部と下部にはカメラを追加。（WAVEの丸バーニアにクリアレジンを流し込んで制作）

機体後部にはコトブキヤの機銃を追加。追撃された際にも攻撃や牽制ができます。ここにカメラも追加し、後方の視界も確保しています。

フットレストの裏側は肉抜きされているのでプラ板で裏打ち。スライドさせるための溝は途中で途切れていたので、削り取ってつなげました。これでかなり前のほうまでスライドできるようになりました。

MSを固定する可変パワーアームはアクションベース１のパーツを加工して制作。中にPP製のタッパーの蓋から切り出した自作ポリパーツを仕込み、無段階で伸縮できるようにしました。このアームがあるおかげで、ベースジャバーが傾いた状態でも狙撃姿勢のMSをディスプレイできるようになっています。

サイドの上部には前後に2基ずつ姿勢制御スラスターを追加。WAVEの角型バーニアを使用。中心に穴を開け、真鍮パイプを差し込み、噴射口を再現。

メインのバーニアスラスターはクリアブルーとGXクリアオレンジでチタン焼け塗装を施したのち、ファントムグレーとスーパーアイアン２をうすく拭いて渋い色合いに調整。

ディスプレイスタンドのアームは角度を前後左右に調節できるアクションベース２のものを使用。ベースジャバーはアクションベース１にしか取り付けられないのですが、アクションベース２のパーツをプラ板で太らせることで取り付けられるようにしました。

このキットはとにかく挟み込む構造なので、そのままでは塗装が大変。主に段落ち処理で対応しましたが、メインスラスター部分はかなり無理やりに削って後ハメ加工。トラス状のサイドの装甲も合わせ目を消したい部分を切り取り、片方のパーツに接着して合わせ目消しを行いました。

未加工のものと比べるとだいぶメカメカしい印象になったのではないでしょうか。

サブフライトシステムはMSと組み合わせて飾ると世界観が広がって好きです。そして、スケールモデルを作っているようでとても楽しいですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。