以前制作したRGガンダムMk-2に、HGのGディフェンサーを合体させてスーパーガンダムにしてみました。
※RGガンダムMk-2についてはこちらをご覧下さい💁
ゲーム「ギレンの野望」では、スーパーガンダムは空を飛ぶことができません。そこで、どうすれば空を飛べるようになるのかと妄想しつつ、手を加えていきました。あれもこれもとやっていくうちに、気づいたら完成まで一年以上経過してしまいました💦かなりのボリュームですが、どうか最後までお付き合い下さい🙇
第一次ネオジオン抗争が終結した後も、地球にはジオン残党や元ティターンズの勢力が各地で燻っており、地球の反地球連邦勢力組織カラバは、その鎮圧に追われていた。一年戦争の英雄アムロ・レイ大尉もまた、アーガマ(地球に降下したまま、カラバで運用されている。)の隊に加わり前線に立っていた。
しかし、空戦兵器の主力が未だにドダイ改であるカラバでは、流石のアムロであっても、敵の可変MA相手に苦戦を強いられていた。これに対抗しようと、アムロは再三Zガンダムの配備を要求。しかし、その願いが上層部に聞き届けられることはなかった。
アムロを支持する一部の技術者たちは、この現状を見かね、とある試作機をアーガマに送った。改修されたMk-2とそのMk-2に空戦能力を付加する新型のGディフェンサーであった。
…という妄想です。
写真は、ポンツーンを背面に回しこみ、各部の推進器のベクトルを後方に集中させた高速飛行形態です。
ポンツーンの基部を延長しつつ、パーツの向きを裏返すことで、ポンツーンを背面へ回し込み、この形態をとれるように加工しました。また、ポンツーンの後端を延長してスリットを設け、垂直尾翼的なスラスターに、これをはめ込むことでロックできるようにしてあります。 この形態、ZガンダムDefineの零式弐型を参考に考えたのですが、ロボット魂で既に採用されていたようです😅
なお、フル装備のMk-2をそのままスーパーガンダムにしたかったので、すべての武装をマウントできるように、背面の装甲板にウェポンラックを追加してあります。
ディフェンサーユニットの背面装甲板には陽力を得るための丸い核熱ジェットエンジンを追加。左右のエンジンブロックは大きく延長したので、なかなかの迫力になったかと。
スーパーガンダムの特徴的な左右のポンツーンは、主に攻撃力と防御力の向上、そしてAMBACによる宇宙空間での姿勢制御能力の向上を狙ったものです。しかし、重力下の空中戦となれば、機動力を大きく落とす要因となってしまいます。(ゲーム「ギレンの野望」では飛行できない設定になっていました。)
そこで、スーパーガンダムを飛行できるようにするために、ポンツーンの機能を見直しました。まず、左右それぞれに推進器を3つ増設。さらに基部のアームを延長して可動の自由度をアップ。これによってギャプランの両腕のような、急激な方向転換やホバリングを可能とするベクタードスラスターとして機能すると考えました。
ポンツーンの基部のアームを延長してあるので、シールドを装備するスペースが確保でき、合体後に盾をパージする必要がなくなりました。ロングビームライフルは、構えやすいようにフォアグリップを追加。また、もともとのグリップはHG用でRGのハンドパーツには対応していないため、RGのバズーカのグリップを移植。
上下に展開するガードは放熱装置と解釈し、裏側にフィンディテールを追加しました。
なお、ポンツーンの後部には、こっそりビームランチャーを追加。ポンツーン先端のバルカン砲より、前方にも向け安く、利便性が高いのではと考えました。
キットのままでは、ディフェンサーユニットとMk-2の間の間隔がスカスカになることや、RGのバックパックのドッキング用の穴がHGのそれよりも1センチほど上にあるため、まとまりがなくなっています。そこで接続部を大幅に改修。設定通り、バックパックに密着するようにしました。
GディフェンサーとMk-2の接合部分は可動箇所を追加して角度を変更できるようにしました。これが、後に飛翔感を高めるポージングにつながります。
バックパックに開けた3ミリ穴は、可動するハッチで隠すギミックを追加。
また、目立たないところですが、この部分の装甲がバックパックのバーニアの位置と合わないので、MGを参考に形状を変更してあります。合体のための3ミリダボがあった部分は切除して、設定通りにバックパックを挟み込む形に改修しました。ここは以外と大変でした💦
ドッキング前のGディフェンサーです。航空機のイメージを強めたかったので、主翼はジェット機を参考に、エルロン、フラップ、スポイラーなどを、後端部にはラダーをイメージさしたディテールを追加。各部にポジションランプも追加しました。
ポンツーンの裏や後部装甲板の裏には、垂直離着陸装置として機能する核熱ジェットエンジンをプラ板で制作し追加しました。
本来、右側面にマウントされるロングビームライフルですが、あまりにも航空機としてバランスが悪いので、後部装甲板に追加したウェポンラックで上面にマウントするように変更しました。
合体後に切り離される。コアファイターです。キットのものは翼もなく、明らかに宇宙専用。大気圏内では飛べません。そこで左右のエンジンがスライドして広がり、小さいながらも主翼を展開する変形ギミックを追加。
カナード(前翼)、フロントのランディングギア、垂直離着陸装置、コクピット展開ギミック、ポジションランプも追加。
これで飛ぶんじゃないかな😅
Gフライヤーです。この形態を整えるのが最も大変でした💦
Gディフェンサーの全長を大幅に延長して、Mk-2をできるだけスッポリ覆うことができるようにしました。脚を抱え込むアームには関節を追加し、ホールド感をアップ。
機体横に装着されていたロングビームライフルを背面にマウントすることで、ビームライフルやシールドを捨てることなくドッキングが可能になりました。
また、元キットでは、着陸すると、Mk-2のコクピットが開かなくなるので、ポンツーンに厚みをつけてクリアランスを確保しました。
写真の通り、元キットのままでは、GディフェンサーとMk-2が密着せず、スカスカで一体感がありません。しかし、先ほどの結合部の改修で、Mk-2とGディフェンサーが密着させることで、まとまりました。
設定と違い、両脚が妙にニョキッと出てしまうのも気になるポイントでした。劇中では膝をホールドするアームは、太ももをホールドしてしまっています。この問題を解消するため、後部装甲板とエンジンブロックを大幅に延長。Mk-2をできるだけスッポリ包み込むように改修しました。
ポンツーンは底を分厚くしつつ、スラスターなどのディテールを追加。可動式の脚は、2ミリほど厚みをつけたり、後ろのカバーごと切断し取り付け位置を下へずらすなどして、接地位置を調整しました。
一昨年には完成していたMk-2ですが、度重なるGディフェンサーとのすり合わせによってボロボロになってしまったので、リペイント。ところがこれが地獄の始まり。パーツの劣化もあって、割れる、折れる、心砕ける😢RGの改修は荒行だと改めて悟りました。
ついでに、RGで省略されていた肩と袖口のディテールをこっそり追加。動力パイプもシルバーの太いものに変更。
驚異的なバランスでギリギリ自立します。
カラーリングはNT-1ガンダム・アレックスをイメージ。Gディフェンサーのほうは、プロモデラーMAX渡辺さんのMGスーパーガンダムを参考にしました。この機体は、エゥーゴ、カラバ、アナハイムの3勢力が関わっている設定なので、デカールが大渋滞を起こしてますwww
アムロのMk-2は苦戦を強いられていた。ドダイ改で3機のギャプランと空中戦を行うのは、流石に部が悪い。しかも、味方機は全て撃墜されていた。そんな状況で、敵は止めを刺しにくる。3機が一直線に編隊を組み向かってきた。
「これは…ジェットストリームアタックか!」
押し寄せる波のような攻撃に、ついには避け切れずにドダイ改を撃ち抜かれしまう。
「ちぃっ!ゼータがあれば!」
絶体絶命。しかしそこに割って入るものがあった。バルカンを斉射しながら、一機の大型戦闘機が突っ込んできた。
「何だ?…Gディフェンサーだと?」
その問いに女の声が答える。
「技術部の者です。アムロ大尉、あなたの翼をお待ちしました。ドッキングして下さい!」
Gディフェンサーはマイクロミサイルで弾幕をはりつつ、Mk-2の背面へ周り込み、そのままドッキングする。コアファイターが分離され、Mk-2ディフェンサー(通称「スーパーガンダム」)へと瞬時に変形していく。(どうやら、合体による隙を小さくするために、色々と対策が練られたようだ。)
「翔べ、ガンダム!」
アムロの気合いと共に、スーパーガンダムは、背面とポンツーンのスラスターを一斉に噴射して急上昇、太陽を背にした。
太陽に向かって闇雲にビームを放つギャプランたち。しかし、翼を得たガンダムは、滑空しつつ太陽光をキラッ、キラッと反射させながら全てを回避してしまう。(太陽で視界を奪いつつ、左右のポンツーンに追加されたスラスターを使って自在に軌道を変化させているのだ。)
海面スレスレで降下から上昇に切り替わるスキを狙い、ビームサーベルを抜き放った2機が立て続けに接近戦を仕掛けるが、しぶきで視界を奪われた上に赤外線誘導式マイクロミサイルの群れがカウンターで襲いかかる。完全に1機が3機を翻弄する展開になった。
焦った2機のギャプランたちは、両手のフレキシブルシールドを反転させ、逆噴射でミサイルの追尾を逃れようとする。しかし、赤外線センサーはミノフスキー粒子散布下であっても有効である。ミサイルの群れがそのまま追尾してくる。待機していた1機が、ビームでミサイルを迎撃するがたまらずそのまま加速し、距離をとった。一度、体勢を立て直すつもりのようだ。再び3機が一直線に編隊を組む。
「大尉!ジェットストリームアタックが来ます!」
しかし、その瞬間こそが、アムロの狙いだった。
「そうくると思ったよ。」
背面装甲板が跳ね上がり、薄型の核熱ジェットが作動する。これに脚部とポンツーンのスラスターの推力を使ってホバリングするスーパーガンダムは、そのままロングビームライフルを構えた。
「お前たちの敗因は、この武器を知らなかったことだ。落ちろ!」
狙い澄ました銃口から太い閃光が放たれる。その一閃は、3機を一瞬で飲み込み、跡形もなく蒸発させた。
アラートがコクピット内に鳴り響く。モニターには、推進剤残量低下の表示が点滅していた。
「燃費が悪すぎる。考えものだな。」
「そこが、悩みの種でして…」
苦笑しながら、若い女の声が答える。
「しかし、助かった。……ああ…。」
「申し遅れました。カラバ技術部所属チェーン・アギ少尉です。チェーンと呼んで下さい。よろしくお願いします!!」
モニターに、ぎこちなく敬礼をしたチェーンの笑顔が表示される。その屈託のない明るさに、アムロは、張り詰めた心がほどけていくのを感じた。
この機体を作るにあたり、周りから「これあったらゼータプラスいらないよね?」という意見が。
そこで解説を。この機体、どう考えても空気抵抗が大きすぎて、燃費が最悪のはずなんです。エンジンのパワーで無理やり飛ばしている状態なのです。長い距離を巡航する際はGフライヤーに変形して燃費を上げるわけですが、それでも戦地でスーパーガンダムになって戦闘すれば、推進剤を使い果たし、戻って来ることはできません。さらに言うと、格納庫の場所もとるし、パイロットも2人必要だしととにかくコストが高い。一方、ゼータプラスは、ウェーブライダー形態の飛行性能が向上しており、空戦時の燃費も良いはずです。パイロットも一人だけ。ということで高い運用コストにより、ゼータプラスの導入とともに、バトンを渡すことになるわけです。
ただ、単機でMS形態を維持したまま空戦能力を得られることが評価され、空気抵抗を減らすための技術開発が続けられていきます。そして、ビームバリアを展開して空気抵抗を減らすペーネロペーやΞガンダムへと繋がっていくというわけです。
全部妄想ですけど🤣
最後に比較のため、元キットHG GディフェンサーとRGガンダムMk-2の写真を。
(バンダイホビーサイトより引用 https://bandai-hobby.net/item/01_3834/)
ここまでご覧いただきありがとうございました。体調を崩して3か月入院したこともあって、完成まで本当に長かった…(遠い目)
イイネやコメントを頂けたら幸いです🙇
















コメント
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格好良い〜!!🤩この作品を元にキット化されないかなぁ〜(笑)ってゆうぐらいすごい手の込んだ作品ですね。色々と参考にさしてもらいますね😊
Falconさん、ありがとうございます☺️
光栄です🙇
凄く格好良すぎて マークIIのちょと残念感のある所が好きでしたが、新たな扉が開いてしまったくらい 良いです
ありがとうございます。苦労が報われます😭
RGにGディフェンサーつけたら、カッコいいはず!と思ったのですが、旧HGにつけた時よりバランスか微妙でして😅もう、これは「やるしかない!」と。頑張りました💪
あの日、浅草の夜を颯爽と飛翔したスーパーガンダムの勇姿が忘れられない😍
ところで「これがあればZプラスいらなくね?」なんて誰が言ったんだろうね〜😅
ふふふ、知る人ぞ知る…ですな🤣
「ゼータプラスいらなくね?」は良い視点でした。もともとゼータプラスの前段にこのスーパーガンダムが入るということにはしていて、そこから更に乗り換える理由が必要だったんです。でも作っているうちに、「これ、ゼータプラスよりメカニックが悲鳴をあげるやつだ😅」って気付きましたね。作るのも大変だったから🤣
コメント失礼します。
単にカッコ良いだけでなく、理由のある改修、大好物です😃
長々と寝かせてるキットなので、見ていたら作りたく…最後の元画像見たら無くなってきました😅
密着感UPによるスタイリッシュなまとまりと、それでいて干渉しないポンツーンの両立が見事ですね!😆
切り離す機首はおざなりになりがちな印象ですが、可変機構まで組み込む上にデザインも見事で、強い心意気を感じました!
眼福です!😊
ろぶやんさん、いつも嬉しいコメントありがとうございます🙇設定まで読み込んでいただき感激です✨
HGは合体箇所の機構が設定とまるで異なっているので、大幅に改修しました。
コアファイターのデザインも悩んだポイントです。ダブルゼータのコアファイターを参考に考えてみたところです。
ろぶやんさんもぜひ☺️✨
ありがとうございます!調べてみます
はい!そのとおりでございます。
私の場合はハイキューパーツのガンマズルを差し込みましたよ☺️
素晴らしい作品で参考になりました。Gディフェンサーの先端ビーム砲どうやって作ればいいか?悩んでました
ありがとうございます🙇
先端のビーム砲というのは左右に2門ずつあるバルカン砲のことですかね?
こりゃすげえ!理想のスーパーガンダムですね!RGに見劣りしないGディフェンサーの仕上がりに脱帽です!
ありがとうございます☺️
Gディフェンサーはかなり頑張ったので嬉しいです😆✨
かっこいいですね!アレックスカラーだと一気にアムロっぽさが出るのが素敵です。燃費の悪さが次世代のMSに繋がるストーリーも素敵です!
アムロはシンプルと継戦能力を重視する気がするので、チェーンにはたくさん注文をつけて大変になりそう!
こんな長文にも目を通していただき、ありがとうございます☺️
アムロは恐らく、チェーンに相談はしても、結局、自分でなんでもやってしまうような気がしますwww チェーンは横で「さすがです!」とか言って上手いこと持ち上げて…で、気づいたら宇宙へ上がっていた…という流れですかね🤣
2枚目画像の飛行スタイルが特にカッコイイ!
大幅な改修と独自解釈でMk-2との一体感が出て素晴らしい😆
航空機のようなカラーリングもイイ✨
NASUさん、ありがとうございます😆✨
ポンづけ合体にならないように、頑張って改修しました。なかなかに難しかったので、嬉しいです😭
1年超えの新作!大迫力ですね(zaku-kao2)
大型大出力のユニットで空を飛ぶ!その発想堪りません🤤そのフォルムまでしっかり改修されていて最高に格好良いです!
いつもコメントありがとうございます😆✨
絶対に燃費は最悪だと思うのですが、もうロマンしかないですね🤣
Gディフェンサーの延長は、なかなかに困難なミッションでしたが、やり切りました👍✨
コメント失礼します。
製作者さんの拘りを全てカタチにして詰め込んだと思われる圧倒的な完成度の作品ですね。
メチャメチャカッコ良いです。😆
ヘビー老ガンさん、ありがとうございます😆✨
RGマーク2にHGのGディフェンサーをつけてみたら…あまりにもポンづけ感が強く…いじっていじって、気づけばこうなってました😅
苦労が報われます🙇
大人になってガンプラの魅力にハマってしまいました。設定を考えながら、改造するのが好きです。
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