砂漠の前線基地〜KÄMPFER〜

この設定から

①戦争終盤の物資が少ないと思われること

②機体などは急ごしらえで砂漠仕様になっていること

③現地改修的な改造が行われていること

などを考えながら改造しました。それではよろしくお願いいたします！

いきなり恒例の回転画像です。

改造ポイントはスジボリ、メタルパーツ、0.5ミリ穴、ブチ穴、プラチップなどでいつも通りの情報量を追加しました。出渕さんのデザインしたMSのためブチ穴が元々入っているので、控えめに入れました。

砂漠（地上戦）をイメージしてツィンメリットコーティング、つま先のトゲみたいなのは延長し、かかとにも追加。

現地改修のイメージで装甲やボルトみたいなものを追加。肩のバーニアは構造上塗り分けが難しそうだったので別パーツを塗装後にくっつける方法にしました。

あとは完全に好みというか、性癖として漢臭くかっこよくなるように肩のトゲはビルダーズパーツでシャープにしたり、アンテナを長くしたりしました。

また、カラーリングはタミヤラッカーのバフとNATOブラックを中心に一部青系に塗装することでもともと青い機体を塗ってますよ感出してます。

普通のケンプファーと何か違ったことがしたいなぁと思い、ジャンクを見ていたらギラドーガの足を見つけ、なんか似てるなーって思ったので変えてみました。（後から知りましたが両方とも出渕デザインだったみたいですね）

結果として足が長くなり、腰の部分もポリキャップのはめる位置を変えて延長したので元の設定がよりもシュッとしたスタイルになったかと思います。

ということで早速ジオラマです！（サイドの２体は過去作です。よろしければそちらもご覧ください。）

サムネイルの写真がそうですが、背景をしっかり作っておくと撮影の際に臨場感が出てとても楽しい！ということがわかったので、キンバライト基地のような岩石の中に基地があるような施設をイメージし、その出入り口付近を切り取りました。

設定が嘘になると冷めてしまうので、アフリカに岩山はあるのかとか、どんな形しているかなど、たくさん調べたので検索履歴は「アフリカ　岩山」で溢れています笑

なんとなくお気づきの方も多いかと思いますが、川口名人の伝説の作例「砂漠の駐屯地」からたくさんインスピレーションをもらっていますし、各所に作例リスペクトの要素を入れました。

以下細かにお話しします。

作例リスペクト要素のはしご車と電源供給車です。はしご車はMGシャアザクに付属するものから流用し、電源供給車はハセガワの「アメリカ武装搭載作業セット」を一部改造して使用しました。

先人のブログを参考にしましたが、なんとDB氏、バンダイ以外のプラモ初めて触りました。如何にバンダイの技術がすごいかを思い知りました。

こちらも作例リスペクトで、ミサイルランチャー搭載車とミサイルランチャーを運ぶ台車（…とそれをチェックしている作業員）です。

同様にハセガワのキットから作成、ミサイルランチャーはザクのジャンクパーツです。

ガンプラを始めてから最初に見た映像作品がイグルーだったため、ワッパはどうしても作りたくて、なんとか見つけてきました。

幸い静岡ホビーショーでAFVのジャンクランナーの袋詰めに参加し、細かなパーツがたくさんあったのでそれぞれの機体に特徴を持たせ、遊びました。

補充弾薬のセットと燃料タンク（…と燃料を小分けにしている作業員）です

野外での整備ということで、地面にベタ置きだと砂が入り込んだりしそうですよねってことでブルーシートを作ってみました笑

Nゲージの方たちのテクニックですが、アルミホイルを使うなんて考えたこともありませんでした。ミッチャクロンを吹いてからスカイブルーで塗装するだけでそれっぽい感じでますねぇ。

大きい方のドラム缶はAFVのパーツみたいですが、なんとオリジンザクの方のマガジンがシンデレラフィットするんです！なんかこうすると軍用の規格で大きな弾薬を運搬する用に作られたでかいドラム缶っていうこじつけができてる気がしてます。

ほんのりと全体に砂漠系の色を吹いて外に置かれてる感出してます。

燃料タンクは自分のジオラマではもはや定番になっている大好きなパーツですね。

まだまだ初心者のつもりなのでいろんなパーツを使ってみたく、色々買うんですが、これだけは減ってきたらすぐに補充してます。

出入り口の屋上部分は階段等はないので基本的に立ち入ることができないんですが、ワッパ部隊の人たちだけは行くことが出来るので、自分たちだけの秘密基地にしている妄想です。

奥の作業員はどうやらトイレまで我慢が出来なかったようですね…

わかる人にはわかる名作へのリスペクトです。

テントはジオコムのものを流用しました。余ったドラム缶を集めて廃材置き場的なものを作り、一部をベッドにして作業員をサボらせています。

もう一人の作業員ですが、なんか焦りながら電話しているようにしか見えなくなり、

「いやだから、仕事だって。そうそう、戦争。…ちがうよ！女なんかいないよ！戦場だよ？」とメンヘラ彼女に問い詰められている兵士ということにしました笑

おふざけもほどほどに制作工程です。機体の改造方法はいろんな方がたくさんやられているので今回はジオラマに絞って書いていこうと思います。

土台はいつも100均の写真立てを使っています。今回はたくさんMSのっけたかったのでA3サイズのものを用意し、使いたいものを置いて位置決めをします。

仮組みの２体は今後制作予定のものです。細かなサイズがあるので位置決めの時に用意してあると便利です。

位置決めをしたらセリアのスチレンフォームで壁や地面を作っていきます。

砂漠の岩山の画像を見ながらカッターで大まかな形に切り出します。岩の中にディスプレイベースが埋まっているように見えるよう両面テープで２枚重ねています。出入り口もイメージを掴むために工作用紙で仮に作っておきます。

切り出した岩肌にはんだごてを使って横方向に溝を掘っていきます。均一にならないようにランダムにするといい感じになるんですかね。

塗装します。矢印の順に①〜③とします。

①ダイソーのカラー粘土にボンド、水、砂を混ぜたものを全体に筆塗り

②ウェザリングペーストのマットホワイトを全体に筆塗りし、だめになった筆などで表面をポンポンして筆ムラを消します。

③タン、オレンジ、ライトブラウンなどを調色し、それっぽい色になったらエアブラシで吹いていきます。下地のマットホワイトが見えるくらいまばらに吹きました。

岩山の凹んでいるところにはスモークグレーでシャドウを吹いて、角などエッジ部分は再度マットホワイトでチッピングして完成です。

こういったタイプの砂漠は植物も生えているみたいなのでフォーリッジを水溶きボンドに浸してから接着しました。ポロポロ対策です。

ディスプレイベースはサビ防止みたいなイメージでオキサイトレッドで塗装、エナメル筆塗りで部分塗装のあと、マルチブラックでウォッシングしました。

出入り口はプラ板箱組みで作成し、100均のトラスなどで雰囲気出しました。

今回はジオラマを使って、「皆さんのMS、出撃前の最終整備の状態にできますよ！」がコンセプトです。

先日のオフ会から完全に模型観が変わり、自分が作るもので誰かが喜んでくれているのがたまらなく嬉しく、オフ会への積極的な参加や、展示会にも挑戦してみようという気持ちになっています。

自分の作品の完成度を極限まで上げるという楽しみ方以外にもこんな楽しみ方があったのだと気付かされ、まだまだ奥が深い趣味だなぁとワクワクしています。

また、置いてるものは自由に動かせるので複数体並べたり、ドダイやサムソントレーラーを置くことまでを想定してます。

というわけで以上になります！今までは自分が思うがままに作っていたところから、他の人が考えた設定を元に考察して作るという経験はとても楽しかったです。

また、ジオラマも自分だけではなく誰かのために頑張るということで、普段は手を抜くところも細部まで頑張ったりと良い経験になりました。

最後にちょっとだけ告知させていただきます！

上記画像にある日程でオフ会を行います。ちなみに場所は秋葉原になります。

展示会ではなくオフ会なので見学のみはNG、1年戦争終了までに製造された1/144のMSならば全て参加可能ですが、アフリカ戦線をイメージした改造があるとなお良いです。

参加費用は場所を押さえる前なのでなんとも言えませんが1000円〜1500円を予定しています。

もしご興味ある方がいらっしゃいましたらこちらにコメントかTwitterでDMいただけると嬉しいです。（もちろん作品に対してのコメントもたくさんお待ちしております！！）

オフ会で同じ趣味の方と一緒に遊べるっていうめちゃくちゃ楽しい経験をぜひ多くの人に味わってもらいたいなぁと思い、宣伝させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございました！！