HGUC No.4 AMX-004 キュベレイです。
HGUC キュベレイを成形色仕上げ+αで作ってみました。純白な色は正に搭乗者のハマーンのイメージに合わせて配色されておりますから今見ても色褪せないデザインで、これをデザインしました永野護氏の先見の明の鋭さは流石だと思います。大変美しい機体なのですが・・・肩を始め面が大きい箇所が多く、自分はこういう機体を作るのは大変苦手です。昔、MGをパール塗装した事があるのですが・・・初めてのパール塗装は酷い出来でとても見れる物ではなく「二度と作りたくねー」と思ってましたがTwitterでmole(もーる)様とコラボをする事になり、お題がキュベレイになったのです。mole様は腕が立つのでREVIVEを綺麗に作ってくれるでしょうから自分は今では中々見ない旧HGUCの方をなるべく装甲裏まで塗分けて、つや消しで仕上げ、永野護氏のテイストを入れた戦術兵器としてのキュベレイを目指す事にしました。
塗装箇所とカラーレシピ
スリットピンク部→(クレオス)旧ガンダムカラーピンク1
青部→(クレオス)GXスージーブルー
装甲裏等グレー部→(クレオス)新ガンダムカラーMSグレージオン系
ファンネル砲身、脚部スラスター→(ガイア)フレームメタリック(2)
メタリック以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けております。
デカールはRGジオングとベルテクスのコーションデカール、そしてMGキュベレイ用のガンダムデカールをメインに余り派手にならない様に貼っています。ハマーン様はエレガントで女子力が非常に高いから(笑)、ジオンの国章はガンダムデカールDXのユニコーン用にありますゴールドにしています。
新旧両方とも仮組みして思ったのは・・・旧はポリパーツむき出しの箇所や可動に難はありますがプロポーションは全然悪くなく、作り込めばそれなりになると思いました。24年前に出た物なので金型がくたびれているのかディテールが大変甘く、まずはディテールをほぼ全て彫り直しました。大きい合わせ目は太腿、踵ぐらいなのでそこはちゃんと消し、胴体、腕なんかの合わせ目はダンモやタガネを使ってモールドにして情報量を上げています。曲面主体のキュベレイは光沢やパールが本当に似合いますがそれは表面処理があっての事で自分は光沢塗装は大変苦手だからつや消しにしましたが・・・表面処理は1000番までペーパー掛けしています。
各所にあるピンクのスリットはREVIVE版はほぼ別パーツですが旧HGは一体成型なので付属のシールの余白を使ってマスキングしてエアブラシで吹きました・・・当時物のガンダムカラーがあるので成型色とほぼ違和感無しです。肩のバインダーは設定では赤ですが派手な感じがしたのでグレーを吹き、裏側が見えそうな装甲裏も全てグレーを吹きはみ出した箇所はシンナー付けた綿棒で綺麗に拭いています。脚や踵はのっぺりしていてそのままでは味気ないからホビージャパンのモデラーズパーツのエグゼスラスター、コトブキヤの丸型スラスターを付けてディテールアップしました。ファンネルの砲身は10個全てマスキングしてフレームメタリックを吹いており、ここは拘りポイントです(笑)。
キュベレイのコードネームでありますLMES2はキットにも刻印されていますから有名ですが永野護氏の設定画には肩のバインダーにX-129やMNMADE85というのが肩に書かれており、作り時から「これは入れたい」と考えてました。キュベレイは専門のガンダムデカールが出てないので考えていたのですが・・・ジャンクのデカールを探してみるとMGの転写式のガンダムデカールに全てあり、迷う事無く導入しました。ややオーバースケール気味ですがおかげで永野護氏のテイストも入れる事が出来ました。キュベレイは派手にデカール貼ると煩そうになるので赤だけじゃなくRGジオングのデカールにあります黒と赤のコーションを使い、やや地味目に貼っています。少し控えめになりましたが・・・今回は間を空けながらも精密感を出すという課題があったのでまずまずの結果だと思いました。
最後は説明書と。
24年前に出た旧HGのキュベレイはディテールこそ甘めですがプロポーションはREVIVE版と遜色無いから作り込めばそこそこのが出来ると確信してました(旧キュベレイはもう中々再版され難いと思いますがプル機のMK-Ⅱは再版されてますからまだ入手可能だと思います)。自分レベルの腕前ではどんなに頑張ってもREVIVE版には敵いませんが装甲裏をほぼ塗ったのとスムースクリアーのおかげで上品ながらも兵器感あるキュベレイにという理想にかなり近い物が作れました。デカールも適度に貼ったおかげで間を取る事が出来て、そのデカールの無い純白の間のおかげでハマーンの潔癖なイメージを少しは出せたかな?とも思いました。100体目がジオと決めているのでその一体前の99体目でライバルのキュベレイが完成したのは嬉しく、REVIVE版はパールを入れた光沢仕上げで作りたいと思います。
ご覧して頂きありがとうございました。
ピンクのスリットは付属のテープの余白を使ってマスキングしましたが・・・古いのでズレる事もありました(笑)。
ファンネルはピンパイズで砲身の穴を開けて、メタリックで塗り分けています。
バインダー裏も三色で塗り分けました。
脚や踵はのっぺりしていてそのままでは味気ないからホビージャパンのモデラーズパーツのエグゼスラスター、コトブキヤの丸型スラスターを付けてディテールアップしました。
ファンネル射出ポーズ。そのままだとアクションベース使えないのでお尻に(笑)3mmの穴を開けています。
ビームサーベルも全てクリアーパーツなのでマスキングしてピンク1を吹いています。
因縁あるシャアの百式と。Zガンダムの最終回の決戦はこの位の色合いだったと思います。
モノアイはクリアパーツにしたかったのですが・・・真ん中にスジボリ入れるのが大変難しいので断念しました(汗)がつや消しでもキュベレイは大変カッコいいです。
HGUC No.4 AMX-004 キュベレイを作ってみました。
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ホビージャパンのらいだ~Joe先生やセイラマスオ先生の作例に憧れていつか同じステージ立ちたいと夢見ているブタウサギです(笑)。基本は成型色仕上げですが設定重視の姿勢や既存のモールドの丁寧な彫り直しや塗り分け、デカールによる精密感、つや消しによる仕上げに品質には自信があり、作り込みの質はプラ板やスジボリによるディテールアップ勢やスクラッチ勢にも自分は負けてないと思います。成型色仕上げでも無差別級に通用するというのポリシーにして信じており、それを証明したいのでオラザクに参加する事にしました・・・大人なのに見栄っ張りの承認欲求モンスターより慎ましくて謙虚が一番だと思っているので良かったら応援して下さいね。
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