HGUC No.36 PMX-003 ジ・オです。
HGUC ジ・オを成形色仕上げ+αで作ってみました。このジ・オでガンスタ様の投稿かつガンプラ制作復帰してから記念の100体目になります。ジ・オは昔から憧れのモビルスーツでしたが放送当時はキット化されずHGUCで出るまで17年も待たされる事になりました。今もジ・オはMGもHGUCも大人気で中々買いにくい状況でしたがHGUC発売当時の2002年も品薄気味でお店を何件か廻ってやっと買えた記憶があります。その時は筆塗り全塗装したのですが大きい割には思ったよりは簡素で意外と手間が掛からずに作れたと感じました。100体目に近づいた時に宇宙世紀で人気のあるキュベレイ、Hi-νガンダム、V2アサルトバスターガンダム、そしてジ・オをツイッター上でどれをメモリアルに作って欲しいか?とアンケートをした所、ジ・オが圧倒的に1位になり(因みに全体で136票も入りました・・・投票してくれた方には本当に感謝しています)気合を入れたデカールマシマシの(笑)ウサ男流成型色仕上げの集大成としてのジ・オを目指す事にしました。
塗装箇所とカラーレシピ
肩、太腿、腕合わせ目部→(クレオス)旧ガンダムカラーイエロー4
手首、脇の動力ケーブル、首周りメカ部等→(クレオス)旧ガンダムカラーグレー5
動力パイプグレー部、ミドルスラスター、ビームライフル一部等→(クレオス)ニュートラルグレー
隠し腕動力パイプ、つま先の赤部等→(クレオス)新ガンダムカラーMSレッド
各部スラスター外部→(ガイア)フレームメタリック(1)
各部スラスター内部→(タミヤ)エナメル・クリアーグリーン
メタリック以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けております。
デカールはMGジ・オ用のメインにまずは順番に貼り付けました後に余っていたグレー系のコーションデカールを更に貼って精密感を出しました。MGサイズのデカールでもジ・オは機体サイズがかなり大きいので貼っていても違和感はあまり感じませんが大きさによっては貼り難いのがあるのでその辺は貼る位置をアレンジしました。
ジ・オは一度作った事があるのである程度は要領がわかっていましたからまずは金型がくたびれているのかモールドがかなり甘いので0.15~0.2のタガネでほぼ全て彫り直しました。20年以上前の設計ですから合わせ目も結構あり頭、肩、腕、太腿などを消して白化した箇所はジ・オ用のガンダムカラーを持っているので旧ガンダムカラーイエロー4を薄く吹いてわからない様にしています。同梱しています旧ガンダムカラーグレー5でビームライフルの合わせ目や首周り、脇、脛なんかを筆塗りし、更にニュートラルグレーで細かい箇所も塗っていき精密感を出しました。ビームライフルや腕部は特にMGまではいかなくてもそれに近い色分けは出来たと思います。
ジ・オを作る上で最大の難関は全身の装甲上には50基もある姿勢制御用スラスターでこれは最初からメタリックにしようと思いました。まずはガイアカラーのフレームメタリック(1)を吹いて一日以上乾燥させますと次にタミヤのエナメルのクリアーグリーンを吹いてある程度乾燥する前にエナメルシンナーを付けた綿棒ではみ出した箇所を綺麗にしていきます。ラッカーのメタリックでもエナメルシンナー使うと落ちてしまうという事がありますがガイアカラーのフレームメタリック系はその心配が全く無く、キャンディ塗装風の仕上がりになりました。ただ腰のある小さいスラスター三機はマスキングに大変手間が掛かりますから筆塗りで仕上げました。一体成型のスラスターはつや消し吹く際にマスキングして質感を落とさない様にしています。
デカールはMG用のを持っていたのでオーバースケールなのですがそれを番号順に貼っていきます・・・このデカールにはジュピトリスや形式番号、ティターンズのも入っているから貼るだけでかなりアピール出来ると思います。ジ・オはかなり大きい機体なのでMGサイズでもそれ程違和感を感じず、100枚以上まずは貼りました。MGのはほぼグレー系のデカールなのでかなり余っているガンダムデカールや市販のデカールを間が開いてる箇所に更に貼っていきます。当時のイラストにもありましたが膝部のTHE-Oの大判デカールはMG用のインレタで部品請求の際に頼んでおきました。夏場の湿気のせいで駄目になる事もあるのですがコツコツ貼っていき・・・5日で200枚ほど貼り、無理せず二日掛けてつや消しクリアー吹きをして最後にセンサーに赤のラビーテープ、隠し腕のシリンダーにミラーフィニッシュを貼って完成です。センサーを赤にしたのは劇場版で頭頂部のセンサーから十字状の可視光線を照射していた描写があり、神の意思の名に負けない様なカトキ風のジ・オになったと思います。
最後は説明書と。
ジ・オは沢山の方が作られていて筋彫りやディテールを入れる作品は多数有りますが意外とデカールに凝るという作品はネットで見なかったので成型色仕上げながらもカトキ風の決定版的な物を目指し、苦労しながらも形になる事が出来ました。発売された2002年時と今では模型の工具や塗料はかなり進化していて、基本は成型色仕上げで生の感情丸出しでも(笑)コツコツ作れば、カッコいいのが出来ると確信しました。難関の姿勢制御用スラスターは下地はラッカー、グリーン部はエナメルか水性塗料で拭き取りを前提にやればストレスなく綺麗に仕上がると思います。力士みたいな体形ながらもシロッコが乗ってカミーユを精神崩壊に追い込んだ神の意思の名を持つ機体・・・ラスボスらしい貫禄を出す事は出来たので100体目のメモリアルに相応しい作品を投稿出来て本当に僥倖さと思い、筆を置かして頂きます。
ご覧して頂きありがとうございました。
「死にに来たか・・・シャア!」
シャアをあそこまで見下していたのはシロッコだけだと思います。
お尻に3mmの穴を開けて(笑)、台座を付けられるようにしました。
隠し腕もシリンダー部にミラーフィニッシュ、手はメタリックにしています。
膝部のEFSFのマーキングはガンダムver.kaから使い、ビームライフルはMGに見える様に塗り分けました。
見えにくい後ろのスカート裏も抜かりなしで塗り分けたりデカール貼ったりしています。
スラスターは外はラッカーのメタリック、中はエナメルのクリアーグリーンで拭き取り出来るので精度良く仕上がりました。
前作の99体目のキュベレイと。シャアはこの二体を相手にして良く生き残ったと思います(汗)。
ウサ男流成型色仕上げの集大成且つ100体目に相応しいメモリアルなジ・オを作れて大変満足しました。
HGUC No.36 PMX-003 ジ・オを作ってみました。
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ホビージャパンのらいだ~Joe先生やセイラマスオ先生の作例に憧れていつか同じステージ立ちたいと夢見ているブタウサギです(笑)。基本は成型色仕上げですが設定重視の姿勢や既存のモールドの丁寧な彫り直しや塗り分け、デカールによる精密感、つや消しによる仕上げに品質には自信があり、作り込みの質はプラ板やスジボリによるディテールアップ勢やスクラッチ勢にも自分は負けてないと思います。成型色仕上げでも無差別級に通用するというのポリシーにして信じており、それを証明したいのでオラザクに参加する事にしました・・・大人なのに見栄っ張りの承認欲求モンスターより慎ましくて謙虚が一番だと思っているので良かったら応援して下さいね。
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