HGUC No.179 NZ-666 クシャトリヤ・リペアードです。
HGUC クシャトリヤ・リペアードを成形色仕上げ+αで作ってみました。この機体で第26回全日本オラザク選手権に参加しています。自分の夢は「一度だけでいいからホビージャパンやガンダムウエポンズの製作記事を書いてみたい」でそのホビージャパン様が開催しますオラザク選手権に参加する事は目標の一つでした。ホビージャパン様のプロモデラーはオラザク出身者が大変多く「審査の際に万が一でもプロの方に目を掛けて貰えれば・・・」と思いましたが今までは自信が無く、自重してきました。ですがツイッターで新作、過去作問わずに作品を上げますと・・・沢山のイイねやお褒めのリプ、RTをして貰い、少しづつですが自信が付いていきます。それでも参加には躊躇していましたが連れに相談したら「いいじゃない・・・結果はどうであれオリンピックじゃないけど『参加する事に意義がある』ではなくて?」と答えてくれたので結果はどうであれ自分の作り方である成型色仕上げで日本で一番レベルの高いコンテストに参加する事にしました。
塗装箇所とカラーレシピ
上腕、プロペラント・ブースター合わせ目部→(クレオス)アクリジョン・よもぎ色
プロペラント・ブースターオレンジ部→(ガイア)ビビッドオレンジ
プロペラント・ブースターグレー部、改造ファンネル先端部等→(クレオス)エクストラダークシーグレー
ハイパー・ビーム・ジャベリン白部→(クレオス)旧ガンダムカラーホワイト17
各部バーニア、ビームガンドリングガン先端→(ガイア)フレームメタリック(1)
コクピットブロック→(クレオス)新ガンダムカラーMSレッド
腕装飾部白→(クレオス)クールホワイト
装飾部黒→(タミヤ)エナメル・ブラック
メタリック以外の部分は最後に(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーをビーム・ジャベリンのビーム刃部には(ガイア)Ex-クリアーを吹き付けて、らいだ~Joe先生のお気軽汚しを参考に(クレオス)水性ホビーカラー焼鉄色をスポンジを使ってチッピング、(クレオス)ガンダムマーカー リアルタッチマーカーブラウン1でへこみ部分に塗って神ペンでぼかし、(タミヤ)ウェザリングマスターでオイルをエッジ部分、バーニア周りはススを付けて、見えるフレームにはエッジ部分にチタンをハゲチョロ風に付けています。
デカールはガンダムデカールのHGのシナンジュ用とMG ジェガンD型、HJモデラーズデカール マーキング01をメインに使えそうなデカールは片っ端から貼っています。コンテスト用なので時間は掛かりましたが丁寧に貼っていき、うるさくならない様に気を付けています。
まずは何故クシャトリヤ・リペアードを選んだか?は前にガンスタのコンテストに参加した事があるのですが・・・丁寧には作ったのですが全くクセの無い作品でしたから全て予選落ちで情けない気持ちになりました。最終選考まで残った方がフォロワーでおめでとうリプする際にアドバイスを聞いたら「コンテスト受けしそうなのを選ぶと良いですよ」と教えて頂き、そうなるとνガンダムやストフリ、ユニコーンみたいな主役機なんでしょうがガンダム系はライバルも多そうで余程作り込まないと目立たないと思い、ディテール作りが苦手な自分は諦めました。そうなると次は大きめの機体で過去にビグザムやクシャトリヤが大賞になった事を思い出し、インパクトを考えると・・・デンドロビウム、ネオ・ジオング、ナラティブガンダムA装備、ペーネロペーそしてクシャトリヤ・リペアードが作る候補にあがります。最近は全然再版されないからネット上でもあまり作例が無く、オラザク参加の素体としても作ってみたいと思っていたので・・・今では中古ショップで1万超えはザラなレアキットでありますクシャトリヤ・リペアードをチョイスしました。
作る際にいつもテーマを決めているのですが今回は二つあり「鹵獲兵器としてのクシャトリヤ」と「らいだ~Joe先生がクシャトリヤ・リペアードを作ったら」でまずは丁寧に表面処理や合わせ目を消していきます。プロペラント・ブースターみたいな大きいパーツからファンネルミサイルみたいな細かいパーツもあり亡くさない様に気を付けながら作業していきます。合わせ目消したのは上腕とプロペラント・ブースターのタンクの一部ですが、案の定白化してしまったので指定色でありますよもぎ色を吹くのですが・・・ラッカーでよもぎ色は無いのでアクリジョンにしました。アクリジョンなら乾けば上からラッカー塗装しても大丈夫なのでいつものスムースクリアーが吹けるようになります。腕や脚のフレーム部分や肩、バックパックの一部なんかにも合わせ目は出ますがタガネやダンモでモールドにしてなるべく違和感を感じさせない様にしました。腕や肩の剝き出しフレーム部分を始め、かなり細かい所までグレーで塗り、これで精密感がかなり出ました。
クシャトリヤ・リペアードは鹵獲兵器ですから・・・ミノフスキー粒子散布下ですとレーダーが効かず有視界戦闘が主流なのでかなりデカデカと所属のマーキングが見えないと味方から撃たれる可能性もあるから大きめのEFSFやネェル・アーガマのマーキングを貼り、連邦所属をアピールしています(自分はいつもミノフスキー粒子の設定を頭に入れ、基本的にどの作品も大きめの所属マークのデカールを貼っています)。プロペラント・ブースターはギラ・ズール用の大型試作オプションなので少し配色を変えてグレーを多めにしています。改造ファンネルは12個もあり、これも大変で設定上はシュツルム・ファウストの弾頭を先端を接合しているので敢えて赤いラインは入れず、弾頭っぽくこちらもグレーで塗装しました。ハイパー・ビーム・ジャベリンは成型色が暖色系の白でイメージと違いますからユニコーンガンダム用の寒色系の白を使い、片寄になっています接合面はもう片側もスジボリを彫り、モールドに見立て、ビーム刃部分は光沢クリアーを吹いています。自分はらいだ~Joe先生を作品も人柄も大変尊敬していて先生が作品を発表してますホビージャパンのコンテストなら「やはり先生のリスペクトを!」と思い、派手目に先生らしいお気楽汚しを施し何とかオラザクの締め切りに間に合いました。
最後は説明書と。
クシャトリヤ・リペアードはやはりボリューム満点の大キットで表面処理や部分塗装だけでも大変で細かいパーツも多数有るのでかなり気を遣いました。「なるべくは成型色を活かして・・・」と思うのですが右手の袖の部分やコクピット周り、大型プロペラント・ブースターなんかはどうしても塗装しないと話にならないのでマスキングしたり、細かい箇所は筆塗りしたりと結構塗り分ける所があり、それも本当に大変でした。塗装終わっても墨入れ、デカール貼り、クリアー吹き、ウェザリングと工程が多く、やってもやっても終わらない感覚でしたが・・・「一次突破はしたい!」という確固たる目標があった為に何とか完成しました。今まで作った物の中では最も心を込めて作った物で魂は入ったと思うので(笑)・・・だから大変気に入り、コンテストの結果はどうであれ大切に飾って置こうと思います。
ご覧して頂きありがとうございました。
ガンダムユニコーンの最終決戦でのイメージで派手に汚しました。
脚の部分も手抜きなく作り込み、足裏のバーニアとガトリングガンのマズルはメタリックに塗装しています。
プロペラント・ブースターはほぼ設定通りの塗り分けですがグレーをやや多めに差し色にしています。
右腕の袖の部分は先にラッカーの白を吹いて、エナメルの黒を吹き、装飾の部分だけエナメルのシンナーで落とし、わかりにくいですがジャベリンも塗り分けています。
改造ファンネルは先端はエクストラダークグレー、姿勢制御のスラスターはメタリックに塗装しました。
コクピット周りはほぼ筆塗りで時間短縮しています。
隠し腕も手の部分やシリンダーにメタリックを入れて、メカ感を出しています。
掲載は残念ながら切手サイズでしたが・・・自分の今やれる事を示す事が出来て、最高傑作の一つになりました。
HGUC No.179 NZ-666 クシャトリヤ・リペアードを作ってみました。
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ホビージャパンのらいだ~Joe先生やセイラマスオ先生の作例に憧れていつか同じステージ立ちたいと夢見ているブタウサギです(笑)。基本は成型色仕上げですが設定重視の姿勢や既存のモールドの丁寧な彫り直しや塗り分け、デカールによる精密感、つや消しによる仕上げに品質には自信があり、作り込みの質はプラ板やスジボリによるディテールアップ勢やスクラッチ勢にも自分は負けてないと思います。成型色仕上げでも無差別級に通用するというのポリシーにして信じており、それを証明したいのでオラザクに参加する事にしました・・・大人なのに見栄っ張りの承認欲求モンスターより慎ましくて謙虚が一番だと思っているので良かったら応援して下さいね。
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