ガンダムキャリバーン(ウォーターリリー)〜前半〜

吹っ飛んだせいでコンクリートに頭をぶつけた。
耳がキーンと鳴る。頭もクラクラする。視界がぼやける。
でも、「今すぐにここから逃げないといけない」それだけははっきり
分かった。

なんとか体勢を立て直した俺は目の前にある大きな影に気づいた。
「これが…GUND-ARM?」
つい言葉に出してしまうほどの怖さだった。
目は赤く、巨大なキャノンが付いている。そこに虹色の角という
不気味で、化け物のようなMSが立っていた。俺は逃げた。
ただ逃げた。でも俺の後ろからは、悲鳴と鳴き声しか聞こえなかった。
俺は足が痛くなるまで走った。

何とか逃げ込んだ先の街は、もうすでに襲撃された後のようで、
戦争した後のようだった。人は1人もいなかった。すると地面が揺れる。
後ろの方からはキュイイインという音が響いた。とりあえず隠れたものの相当な距離がある街の間を短時間で行き来できるのか。
そんな事を考えていると足音が無くなっていた。MSが俺を探すために
周りを見渡している。
どこかに逃げなければと思っていると、誰かが建物の一室から手招きしていた。他にも数人いる！行くしかない！

その人たちの所に行くと、「アイツを離れた場所に連れて行く！」
そう言って銃を持って行った。
部屋には色々な資料があったが、その中の「キャリバーン」という
資料が気になった。こいつはウォーターリリーと呼ばれているらしく、
ウォーターリリーは四葉のクローバーの事。花言葉は「復讐」
元になったキャリバーンが復讐に使われたからついたらしい…
そういえば、最初に襲撃されたのは俺の街だよな？じゃあ最初からここはボロボロだったのか？しかもどこか懐かしさがある。ここは何なんだ…

しかもルブリスという無人機を制御しているらしい。
写真は2体でビームライフルを撃っている姿だった。
元々は人が乗る予定だったようだが、破壊されたらしい…
破壊された…何故か聞き覚えがある。すると急に頭が痛くなってきた。
少し休むか…

後編へ続く…
実はガンプラが壊れてこの話を続けられなくなったので、話を少し短く、わかりやすく変えてきました！今は中編を後編に変えているので
後編はまだ時間がかかります。
後編投稿までしばらくお待ちください…( ；∀；)