MSJ-R122 DEMI FULL BARDING

普段の生活で使われる家電から、作業用・軍事・警備用に使われる重工業製品までを一挙に手掛ける総合電機メーカーでありながら、自社製品におけるその主張は一貫しており、主力モビルスーツ製品のデミシリーズも、おおよそ兵器と言うには似つかわしく無い、丸く可愛らしい見た目をしている。

駆動系統も実にシンプルで、マニュピレーターに至っては指は3本しか無いが、これはロボット工学的には最小限かつ充分な本数であり、何も人と同じ5本指である必要は無いのだと言う。

その恩恵か、少ない部品数かつ丈夫な設計になっており、初めてモビルスーツに触れるアスティカシア高専の学生や、日常的に発進回数の多いフロント管理社の現場には好評だという。

さらにはデダラスというギリシャ神話の名工の名を冠したマルチツールシステムが用意され、MS用の工作機械から、オプション兵装までが共通規格化されているが、これもパイロット・メカニック双方の立場において非常に使い勝手のいい仕様となっている。

それはデミシリーズの次世代コンセプト実証機であるデミバーディングにおいても、変わらない事なのだが、、、

「アスティカシアのブリオン寮から帰ってきたデミバーディング、ビームライフルの銃身がどうも曲がっているようなんです。テストの為に搬入されていたタイミングで、先日の学園襲撃事件に巻き込まれたって言うのは聞いていたんですけどね。。

ただ、専用ライフルの素材には剛性に優れた新型合金を使用してるんで、通常戦闘の範囲内なら、鈍器みたいな使い方でもしない限り歪みが出るような事は無いはずなんですけどね〜？」

開発チームの先輩技術者は呆気に取られた様な表情で、タブレット端末の画面を見せてくる。

「お前さんの嫌な予感だけは当たるようだね。ミッションレコーダーの記録映像、まさかまさかの様子が拝めるよ。俺もブリオン社の開発者として現場のパイロットの反応には常々アンテナを張ってたつもりでは居たが、こんなのは初めてだ〜」

学籍番号MP039 チュアチュリー・パンランチ

地球寮在籍

地球寮学園艦の航海演習で寄港中、プラント・クエタ襲撃事件に遭遇。他の寮生と共に無事帰還するも、当時のショックからPTSDと見られる症状を認む。日常生活に支障は無いものの、MS操縦訓練においてフラッシュバックを発症。

「ごめん、チュチュ。。

私が隠れてアーシアンの組織と連絡役を引き受けたばかりに、結果的にみんなを巻き込んでしまった。チュチュの心にも消えない傷を残してしまった、、」

ニカ・ナナウラは涙を必死に堪えて、秘密にしていた全てを打ち明けた。

メカニックとパイロット、学園の先輩と後輩、同郷である地球寮の仲間。彼女との関係性はその全てに当てはまるが、そのどれも以上の固い絆で結ばれているはずだった2人。人生でやっと見つけたはずの大事なものを失ってしまった。

全ては自分の業だ。

「あーしは、確かに怒ってる。ニカ姐は何でも教えてくれるって思ってたから。楽しいこと、嬉しかったこと、MSのわかんないとこ、、でも、あーしが気付けなかった。一番側にいたあーしが。一番信頼関係があるって思ってたあーしが、、、

あーしは、そんな鈍いあーし自身が一番許せなかったんだよ！」

必死に堪えていたニカの眼に、堪えきれず熱い涙が溢れた。

「チュチュ。。ありがとう。私、チュチュに失望される事が一番怖かった。チュチュとの関係を失うことが。

私はメカニックだけど、チュチュのこと支えるから。チュチュが怖くて戦えないなら、私が代わりに戦う。私が引金をひく。その覚悟は出来てるから。」

地球寮の天才メカニック、ニカ・ナナウラが完成させた、ブリオン社より貸与されていたデミバーディングの最終強化装備案。

当初より機体のオプション装備として用意されていたバオリパックではあったが、分離後の弱体化、宇宙専用装備の為、重力下では分離出来ない等の問題点を重点的に強化。大胆にも、追加の自立式小型機体を追加し、合体時には多脚化による安定性、分離時にバオリパックの脆弱性を強化するという設計思想である。

自立式小型機は、モビルクラフトなどの技術から発展したものであり、将来的なMSの小型化を提唱するためのプロトタイプとして作られた試作機が充てられた。また同じく長腕短脚のバランスでありながら優れた機動性をみせたルブリス ・ソーンの内骨格フレームのデータもバランス調整に参考にされたという。構造自体はMSに比べると簡易ながら、各種オプション武装を懸架する為のハードポイントが充実しており、バオリパック装備時には優れた機動性も発揮する。

自らの罪と向き合い、仲間と共に戦う事を選んだ彼女の生み出した機体は、馬上の騎士を護る馬鎧の如く、その決意が溢れた堂々とした姿を現した。

こちらも発売日当時に並んで購入出来たキットで、デミバーディング本体はアニメ最終回前には塗装・デカールまで完成させていました。

塗装自体はオリジナルになるべく近い色で。ただビームサーベルは白にしたくて塗り変えました。

デカールはパイセンの学籍番号やら、髪の色からピンクハロやら。

オリジナルの強化案は、デミトレーナーオプションパーツで武装を強化する、バオリパックを二人羽織を超える三人羽織に強化するなど色々と考えたんですが、接続の関係や、バーディング＝馬鎧という由来などから、ケンタウルスのような半人半馬のスタイルに落ち着きました。

そう言えば、その昔SD武者頑駄無でこんなギミックを持ったキットもありました、、、よね？

騎馬シーンでよくある跳ね馬のポーズが映えるし格好いいなと思ったのですが、あれはなかなか難しいですね😅

バオリパックにニカ姐が乗り込み分離すると聞いたのですが、若干頼りなさそうとも思えたので、支援機であるバオリパックの支援機ともいう何とも逆転の発想のような小型機を作りました。

四肢はあるものの、何とも言えないターミネーター感あります笑

自分は未プレイではありますが、最近話題のアーマード◯アみもありますね😅笑

30恐らく皆様10月6日のドムの日に向けて忙しい時期かと思いましたが、今日が10月3日ということで、今年からデミ(10テン3ミ)の日も広めていきたいと思い投稿しました❗️

使用キット

HG 1/144 デミバーディング

デミトレーナー用拡張パーツセット

30MM エグザビークル(小型量産機ver.)

30MM ヘビーウェポン1

水性ホビーカラー

スジボリ堂　ロボデカール　ホワイト

ガンダムデカール