g MS-Ω +AMX-004 GQubeleyX
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久しぶりに夢を見た。
不思議な夢。
夢の中での私はキラキラと煌く光の粒に満たされた空間に浮んでいて、それだけでとても居心地が良いのだけれど、誰かが私に向かって呼びかけてくる。
「ひと…じゃない あなた…きっと本当のつよさを…ているはず」
ノイズが混じりうまく聞き取れない。
きっとミノフスキー粒子を使った実験のせいだ。
NT研究の第一人者だという科学者たちも、だれも私たちの気持ちにまで配慮してはくれない。
UC0080.ジオン共和国と地球連邦政府との間で終戦協定が結ばれた。
ジオン公国は負けたのだ───
「お久しぶりですね、アマテさん、ニャアンさん。
地球での暮らしにも、もうだいぶ慣れたんじゃないですか?」
久々に会うシャリア・ブル大佐は、相変わらずニヒルな笑みを浮かべていた。イオマグヌッソの一件以来、擁立されたアルテイシア・ダイクン公女殿下付きの影の部隊としてあちこちを飛び回っているらしい。
「まぁねぇ〜。で、何?ヒゲマン。
わざわざ宇宙にまで呼び出しておいて、そんな事聞きたかったんじゃないでしょ?」
「さすがは新世代のニュータイプ。
お察しのとおり、少々厄介なことが起こりました。
数週間前のことです。
いまはシャア元大佐のパートナー、貴方もご存知のララァ女史から連絡が入ったのです、
『久しぶりに向こう側の世界の"夢"を見た』と。」
「それって…」
マチュとニャアンが聞いたその言葉で、場の雰囲気は一瞬にして変わった。
「女の子が出てくる夢。桃色の長い髪で、歳は私たちよりも少し下ぐらい?」
「やはり貴方がたもでしたか…
そして、時を同じくしてシスルナ宙域で小規模なゼクノヴァ現象を観測。再び正体不明のオブジェクトが現れたのです。」
「また違う世界のララァの乗ったシャロンの薔薇
なの?」
「いえ、今回はシャロンの薔薇よりは遥かに小さいMSサイズの白い機体でした。損傷が激しかった為、ガンダムクアックスを使って何とか回収する事は出来たのですが、、、コクピットは無人だったのです。」
「あの子の機体なの?」
「恐らくは。あれもあちら側のニュータイプの乗るサイコミュ兵器。開発コードなどからも、シャロンの薔薇の後継機に当たる機体かも知れません。
アレが現れて以来、ゼクノヴァの発生件数も大幅に増加しています。ふたつの宇宙同士がまた歪んで交じり合って不安定になっているのでしょう。
それに、前のイオマグヌッソ事故の真相を嗅ぎつけた連邦の特殊部隊が、機体の奪取を狙っているとの噂もある。
一刻も早くあちら側へ送り返さなければなりません。」
「それで私たちを呼び出したって訳ね。
でも、ゼクノヴァを起こして向こう側への入り口をつなぐ装置がイオマグヌッソだったんじゃ?」
そのときシムス技術大尉がちょうどソドンのブリッジに上がってきた。
「それについては心配要りません。
エンディミオンユニットを覚醒させたクアックスと、あちら側からやって来たオブジェクト、そして本物のニュータイプが居れば理論上は可能かと。
お預かりしていたガンダムクアックスの改修も間もなく完了します。」
「ジーーーークアクス!!」
地球に降りて以来、久々に愛機との再会を果たしたマチュの表情はイキイキとしている。
「あれ?この色味、、、どこかで見たような?
あーー!!!バリ女の制服!」
「情報統制もされてはいますが、エンディミンユニットの覚醒が確認されたイオマグヌッソの一件以来、あなたと同じくジークアクスもあちこちから狙われる身です。
ですので、今は民間企業を隠れ蓑にクランバトルに参加している体で我々も活動をしていますが、いささか資金が乏しい。
アマテさんの無事を知ったご学友たちから有志でのご寄付も頂きましたが、何分、名門校の名前を非合法競技に参加する機体に入れる訳にもいきませんので…せめて、ハイバリー女学院のスクールカラーでリスペクトを。という、コモリ中尉発案の図らいです。」
「センスあるじゃーん、コモリン♪」
シャリア大佐に続けて、シムス技術大尉が機体の改修に関する説明を行った。
「再起動に成功したシステムから、この機体のデータを抽出し復元。ジークアクスを母体として、再構築しました。
これにより、ジフレドとシャロンの薔薇同様、任意で小型のゼクノヴァを発生させる事が出来ます。
次元の壁を超えることで起こる不確定要素は未知数ですが、こちら側へとやって来たこの機体の装甲を纏うことで、クアックスもまた、あちら側へと渡ることの出来る存在となるはずです。
追加武装や増加装甲等、変更点は多々ありますが、最大の変更点はタンデム(二人乗り)になったことでしょうか。」
「早速ですが、アマテさん、ニャアンさん、起動テストを。お二人のM.A.V.を見せて下さい。」
「ジーク…ジーキュー?」
更新されたOSの起動画面を見てマチュが戸惑う。
「あぁ、キュベレイ。この機体の元の愛称か何かでしょう。ジークアクスのプレースホルダーだった場所に無理矢理押しこんでありますので、皆は便宜上、ジクベレと呼んで居ますが。」
「うっしっし。やったねニャアン!これで、向こう側の世界に行ける。シュウジに会いにいける!」
「お喜びのところ申し訳ないのですが、あなた方にはおまだ伝えしておかなければならない大事な話が一つあるのです。この機体を解析していく過程で得られた情報からなのですが、、、それによると、どうやらこれが元いた向こう側というのは、ジオンの独立していない、、
ジオンが負けた世界らしいのです。」
「ジオンが負けた世界、、、」
「ええ、これが開発されたのは敗れたジオンが落ち延びたアクシズという小惑星らしいのですが、敗戦国の辺境の基地ですらこのレベルの機体を作る技術力があるという事は、勝利した地球連邦はさらに強大な力を持っていても決しておかしくはありません。
貴方がたの向かう先は、こちらの常識など通用もしない、まさに未知数の領域…」
「だとしても行くよ。
夢の中のあの子は、淋しそうだった。
NTの力に目覚めても、それがかえって自分を苦しめているみたいな…
だから、助けるとか、守ってあげるとか、そんなんじゃないけど、何千光年離れてたって
“あなたはひとりじゃない あなたもきっと本当の強さを知っているはず”
って伝えてあげたい。
だから行くよ。ね、ニャアン?」
「マチュ…うん!」
何ということでしょう。
『今日よりもっとつよくなる』と言った、あの日より、あなた方は、本当にずっとずっと、もっともっと、強くなった。
真のニュータイプとは、『進化し“た”者』ではなく、現在進行形で『進化し続けている者』のことなのですね───
「わかりました。では、いってらっしゃい。
あぁ、もしも向こう側の彼に会うことがあって、どうしようもなく不甲斐無い大人ならば、その時は、“修正”でもしてやって下さい。」
「シュウセイ? 何、それ、ヒゲマンw」
「よろしくお願いします。」
「わかった!いってくるね!」
ソドンのブリッジで皆が見守るなか、セファ軍曹から報告があがる。
「サイコミュシステム起動。エンディミオンユニット覚醒状態。ゼクノヴァ反応の発生を確認。あちら側への道が開けた模様です!」
「カタパルト接続。マチュ、ニャアン、ジクベレいきまーす!」
二人の息のあった声とともに、ジクベレは星々の海の彼方へと飛び出してゆく。
「って、勢いで飛び出して来ちゃったけど、この広い宇宙で、たった一人の名前も知らない女の子の居場所なんてわかるの?」
変わらず、少し不安症なところのあるニャアンの言葉にマチュは迷いなく返した。
「大丈夫、“きっとこの宇宙(そら)でめぐり逢える”って、ガンダムが言っている」
思い返せば1カ月前、ジークアクスの最終回を目前に日本中に考察の嵐が吹き荒れる中、私も一丁前に持論の考察を展開し、盛大🤣に爆死したのでした…
という、謎の超前向きマインドで、今まで改造案が思い浮かばずお蔵入りしていたジークアクスとキュベレイのミキシングを敢行することになったのであります!
最初はジークアクスの背中にキュベレイの羽根をちょちょんと付けるだけのつもりだったんです、、、
それが、このパーツをここに、、うむ、意外にいけるな、じゃあ今度はこっちはどうだ?、とどんどん工作の手が進み、もうどうなってもいいや!と最終的にこの様な形でおさまりました。
全体的にネオジウム磁石埋め込みによる接続で、ジークアクスにキュベレイの装甲をつけて、擬態させています。
ジャスティスがズゴックかぶる時代だから、、、こんなんあってもええやん☺️笑
キュベレイの機体を切り刻んでいるときは、ハマーン様に見つかったらどうしよう😨とビクビクしながらも、ハマーン様の機体をこんなに無茶苦茶に出来る機会なんか、そうそうねーぜ!と興奮していた私はSですか?Mですか?宇宙って自由ですか?
今回塗装での大きな試みとして、劇中で非常に印象的だったあの“キラキラ”を塗装で再現することに挑戦してみました!
ネットを漁ってもまだそれらしき前例が見当たらなかったので、恐る恐るテストピースを塗装してみましたが、コレの出来が思いの外良く、脳汁が溢れました☺️
百均の花形のパンチでタックシールをくり抜き、さらにその花を分割して小さなマスキングシールを制作。
白下地→蛍光カラーでグラデーション塗装→マスキング→メタリックホワイトの本塗装→クリアグリーンで緑色部分の塗装
という手順で塗り上げます。
マスキングでグレーサフの色を一部残すことで、影の部分の表現もしてみました。
ブラックライトで綺麗に光ます。
ララ音がきこえそう、、、
今回も色々考えながらデザインした自作デカールを貼っています。
まずは、キュベレイアーマー編。
白い外装パーツは、デカール後、さらにパールコート→クリア→中研ぎ→追いパール→クリア→コンパウンド磨きで仕上げております。
自分史上最も輝きが増したパール塗装となりました✨
続いて素体のジークアクス編。
一つの機体ですが、アーマーとジークアクス、それぞれ違う世界のメカ感を出すために、デカールもそれぞれ違う系統を使い分けました。
キュベレイ部分はドイツ語か英語主体、
ジークアクスはイズマ出身のマチュに合わせて日本語表記主体など。
以下、ガンプラの取説風に機体設定など。
ビームライフルは、永野先生版キュベレイ設定画のロングライフをリスペクトして、ジークアクスのライフルをベースにジャンクパーツで制作しました。
サイドのセンサーサイトがお気に入りポイント👍
ビームサーベルも磁石埋め込みで、フリーダムよろしく連結ギミックを搭載しました。ジオン伝統のビームナギナタ文化w
リアアーマーへのマウントも磁石による接続です。
下のエンディミオンユニット覚醒エフェクトパーツも百均のトークンカプセルとBB弾を使って制作してます。蛍光塗装で、結構いい感じに光ります✨
まるで思い浮かばなかったこの機体のショートストーリーも、制作の方向性が固まることで、どんどんアイデアが湧いてきました😆
ララァが大佐を救いたいなら、おいらはハマーン様を救いたい、、、その為には、Zがはじまるずっと前、萌えハマーンさまの時代に遡って、人間不信の原因を取り除くしかない!ってな着眼点です笑
ジークアクス・2ndシーズンでは、
ひょんなことからニャアンとはぐれてしまったマチュが、金髪グラサンノースリーブを修正したり、宇宙海賊と化した元・木星船団のシロッコがアクシズを襲ったり、ハマーンとマチュが即興でMAVを組んで立ち向かったりと、盛りだくさんな内容!
って予告編を見たのは、え?私だけ?
ゆ、夢?…
今回もありがとうございました✨
ジークアクス×キュベレイ 混ぜるな危険⚠️と、ガンダムが言っている。
コメント
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面白い発想です🤩👍💕
独自の路線でストーリーが進むと面白いものに成りそうですね🩵
Zの機体等を使って進めて頂きたい🥰✨ストーリーはブッ飛んだものになると、カナリ楽しみになります😀🥰💖
Gクアクスとキュベレイのミキシング素晴らしい出来映えデシタ🤩👍💘✨
いつも有難うございます☺️
なるほど〜
続編を匂わせながら、ほんの予告編だけのつもりでしたが、ZGQuuuuuuXやってみましょうか!笑
ガンプラもお褒め頂き、光栄です✨
新たなストーリーが!キュベレイに繋がる?やはり立体物を見ると説得力が有りますね😁
キラキラや自作デカールも良き👍
コメントありがとうございます☺️
脳内裏設定ですが、ゼクノヴァにより流れ着いたキュベレイは実は正史世界の「戦士再び」でジュドーに敗れた後のキュベイの残骸で、これを纏ったジークアクスがさらに別次元の宇宙世紀に飛ぶことで、その世界線でのキュベレイの元になる的な、時間軸と世界線が交差するパラレル四次元的なイメージで考えてます!笑
お褒め頂き光栄です✨
ジークアクス後日談?続編👍 キュベレイとのミキシングも素晴らしい仕上がり。キラキラのマーキングやパール塗装も綺麗でキュベレイの美しさも引き立ちますね👍
いつも有難う御座います☺️
ショートストーリーは、ジークアクス最終回の後日談をイメージして書き上げました!こんな第二期作ってほしい😭笑
最初合わないと諦めていたキュベレイとのミキシングが、こうも上手く纏まるとは、と自分でも驚いとりますw
UC.60生まれ
ジオン第四工科大卒
1年戦争時 工兵の不足により工業科学生でありながら学徒動員・徴用され第603技術試験隊においてオリヴァー・マイ技術中尉付きのメカニック見習いとして、様々な機体に携わり無事終戦まで生き残る。これは、彼の肉眼に映った兵器たちの記録である。
主に微改造・全塗装で仕上げている初心者モデラーです。
ガンプラの取説にある機体解説やショートストーリーが好きで、それに寄せた文章を考えてみました。
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