皆様、どの様な年の瀬をお過ごしでしょうか?
今年10月頃に作った作品でしたが、11月30日に開催されましたアワ模デラーズフェス2025内で行われたガンダムWコンテスト用に制作したものの為、発表出来ずにいたウイングガンダムフェニーチェを今年最後に投稿したいと思います…
が、しかし!
年末は何から何と用事が重なるもの、、、
もう年が明けようというのに、いつものショートストーリーが完成しておりません!!泣
このガンプラに寄せた小説はまた後日投稿ということで、今日は何とか編集した画像のみでお楽しみください!
皆様来年もどうぞ良い模年を❗️
【追記】
お待たせしました!
何とかお正月の間にショートストーリーが完成しましたので、是非ご覧ください!
ガンプラ───
それは、ガンダムという作品がいちアニメ作品という枠を超え一つの文化を形成した様に、今やプラモデルのいちジャンルという枠を超え、日本を飛び出し、遥か彼方のヨーロッパ・イタリアの地でも熱狂的な人気を集めていた。
歴史上イタリアで初めて放送されたガンダムシリーズといえば「新機動戦記ガンダムW」であったのだが、この物語の舞台となる世界では何やら少し様子が違うようだ。
これは、現実ととてもよく似てはいるのだが、何か、どこかが少し違う。そんな世界でのお話…
「勝者、ウイングガンダム!
映えある今年のガンプラバトル・イタリア大会優勝は、リカルド・フェリーニ!
チャンピオンにはスポンサーであるピアッジオ社から、サイドカー付きベスパ150VL1Tが贈られます。」
イタリア大会が終わってから数週間後、フェリーニはガンプラバトル世界大会が開催される日本へと一足先に乗り込む。優勝景品であるベスパに愛機と荷物を積み込み日本の各地を巡っては各地で道場破りを申し込むという、武者修行の日々を送っていた。
その日、立ち寄ったのはシコク地方のとある田舎町。どこにでもありそうな街の模型店のドアを叩く。
こじんまりとした店内だが、ガンプラはもとより、キャラクターモデル、AFV、航空模型、船舶、城など、店主の渋いチョイスが目を引く品揃えだ。
塗料棚の前まで来てようやく人の後姿が見えた。
若い女性のようだ。
「やぁ、君この店にはよく来るの?」
彼女はイタリア語が分かる様子ではなかったが、フェリーニの手慣れた口説き文句とジェスチャーで雰囲気は伝わっているようだ。
「何?外国語?観光客??」
「(イタリア語)おねえさん、塗料見てたの?俺ね〜、こう見えて塗装にはなかなかうるさいんだよね!よかったら、ここの店の塗装ブース借りて、ちょっと手取り足取り教えようか?」
「えっ⁉︎もしかしてナンパしてきてる?この外国人!あっちでお茶しようって言ってる?」
「(イタリア語)おいおい、俺の腕前が信じられないって?じゃあ見てくれよ!俺の愛機をさ!」
「じゃあ、ガンプラバトルに勝ったら付き合ってもらうからな!って?
…甘く見られたもんね。望むところよ!!」
「Set your GUNPLA. 」
何故だか分からないが、成り行きで出会ったばかりの彼女と、店の奥にあるバトルシステムでガンプラバトルをする流れになったフェリーニ。
愛機はもちろん子どもの頃から使い続けてきたウイングガンダムだ。
かたや相手の女は、キュベレイのカスタム機のようなガンプラを台にセットする。
「Ready GO!!」
「キュベレイか。ファンネルを使われると厄介だ、悪いが狙い撃ちさせてもらうぜ!」
ウイングガンダムは上空からバスターライフルを発射する。
直撃し、爆散するキュベレイの外装。
勝負は一撃で決まった
…かに見えた。
「よそ見はいけないよ!」
全く警戒していなかった背後からの一撃が、バッサリとウイングガンダムの右翼を切り落とす。
「な、何だ?」
見た事の無い細身のMSがウイングガンダムの装甲を次々と剥ぎ取っていった。
「キュベレイの外装を被っていやがったのか⁉︎」
飛行能力を失い、きりもみ状態で落ちてゆく中、フェリーニは闇雲に肩のマシンキャノンを乱射するが、もはや片方のツインアイは潰されて、視界の半分は奪われている。
「Winner Jean Doe」
墜落し、戦闘能力を喪失したウイングガンダム。
「“名無し”って…おい、あんた!名前教えてくれよ!」
狼狽えるフェリーニの問いかけに、足早に店を後にしようする女は答えた。
「世界で初めて“カワグチ”を名乗ることになる女よ!」
「何てこった…世界にはまだこんな強い女が居たとはな。」
天を仰ぐものの、ガンプラバトル世界大戦を目前にして、愛機は大破してしまった。
「さぁて、どうしたもんかね…」
今回の敗北は、第一にはフェリーニ自身の慢心と油断が招いたものだが、同時にウイングガンダムの弱点も露呈していた。
今から元通り修復したとして、果たして世界の強豪たちを相手に何処まで闘えるだろうか。
バトルシステムに散らばった、プラスチックの破片を拾い集めながら、ぼんやりと思い出していたのは幼い日の出…
「確認する。シェルターシールドは張っているな?シェルターは完璧なんだな?」
「もちろんです!貴方たちの無力を思い知りなさい!」
「了解した。」
バァーーーーん!!
「やっぱ最高だよなー!ガンダムWは!プラモが出たら俺はヘヴィアームズを買うぜ!リカルド、お前は?」
「…ウイングガンダム。」
「あ〜!ウイング・ゼロもカッコいいよなー!」
「違う!…パンフに載ってたカトキ先生の設定画、、俺はあのウイングガンダムを…ヴァルツェル・インフィニート版のウイングガンダムを作りたいっ!!」
在りし日の記憶、子供の頃の無邪気な憧れを思い出したフェリーニは、バラバラになってしまったパーツを大事に繋ぎ合わせてゆく。
「なぁ、相棒。軟派な俺が言っても説得力無いかも知れないが、あの時のお前に対する想いは何一つ変わっちゃいない。それどころか、一緒に積み重ねてきた年月が積み重なるごとに、お前への情熱も更に増してるんだからな!
まだまだ付き合ってもらうぜ……相棒!!」
───数日後のガンプラバトル世界大会初戦
「さぁ!続いての登場は、今回ガンプラバトル世界大会初出場のルーキーの登場です!
イタリア代表、リカルド・フェリーニ選手!
そして、彼は何と先日優勝したイタリア大会からは愛用していたウイングガンダムを少し改造してきたようです。
その時に破損は無かった様ですが事前の取材情報によりますと、世界大戦までの間にアクシデントで機体が破損してしまった為に修復・改修を行なったという事です。果たしてそのガンプラは更なる進化を遂げているのか⁉︎
機体名のフェニーチェはイタリア語ではフェニックス、つまり不死鳥を意味しますが、その名の通り奇跡の復活を見せてくれ!ご紹介しましょう‼︎
ウイングガンダム・フェニーチェ!!
【機体解説】
ウイングガンダム・フェニーチェ(VI)は、ガンプラバトルイタリア代表となった、リカルド・フェリーニの駆るガンプラである。彼が初めて見たガンダム作品であるガンダムW EndlessWaltz(イタリア名Valzer Infinito)にて設定されたウイングガンダム・アーリータイプをベースに、武者修行の旅での敗戦で破損した機体をリビルドした。彼の愛機に対する強い愛着から、なるべく破損した自機のパーツを使い修復されたが、脱落した右側ウイングを片側に寄せるなど、左右非対称とすることで、予測不可能のトリッキーな機体特性へと変化した。射撃武装の長大なバスターライフルを手持ち武器ではなくアームを介したキャノン方式としたことで、取り回しの悪さを解消している。マガジンカートリッジも右半身に集約する事で、給弾能力を向上させると同時にカウンターウェイトとして機能する。
左肩には新たな防御兵装としてビームマント発生機が追加された。
左膝に新たに取り付けられたニーアーマーも、破損した自機のアーマーパーツを組み合わせて制作された。
武者修行でのバトルで破損した頭部右側のカメラアイも修復され、元の緑色から赤系へと変わりオッドアイとなった。
今回の改修にあたり、切り札として本来搭載されていないはずのゼロシステムも追加で搭載された。急遽入手出来たのが鉄血系の機体のパーツだったためか、システム稼働時には赤い残光の様な光を放つ。
ベース機の近接武器は通常のビームサーベルのみであったが、接近戦強化の為に改造されビームレイピアとなった。中世の刺突剣をモチーフにした外観だが、その出力は大幅に強化され、刀身には余剰エネルギーから形成されたプラズマを纏っている。
元キットは何と20年前に購入し素組したままだったWガンダムver.k.a.です。学生時代に組んだ2体目のMGであり、フェリーニ同様、自分にとっても思い出深いキットだった訳です。
その取説にカトキ先生自身も書かれている訳ですが、小顔でスラリとした四肢、9頭身を意識してデザインされたというそのスタイルは20年経った現在でも全く破綻の無いプロポーションでした。
作品のテーマとしては「もしもフェリーニが見たガンダムWがEW版だったら…」をコンセプトに作ったフェニーチェです。
カラーリングはver.k.a.の箱絵をイメージして明るく淡目に。白もフェニーチェイメージのアイボリー系と、EWイメージの純白の2色で塗り分けました。
自分で考えた機体解説の通り、なるべくウイングガンダムから切ったパーツを貼って、フェニーチェのデザインに仕立て上げてゆきました。プラ板、プラ棒以外だと、右肩アーマーの部品と、ビームレイピアの柄くらいです。
あ、その柄はデミトレの頭部だったりしますw
コンテストの結果は、残念ながら受賞ならず!
ですが、とても良い経験となりました!
コンテストには同じくフェニーチェをモチーフにした作品も数体。
何よりも20年越しのプラモの供養が出来た事が嬉しい✨
今回のこだわりポイントのひとつが、ド派手な自作エフェクトです!
エフェクト類の自作は今回初めて挑戦しました!
野外で恐る恐る、プラ板やらプラ棒をカセットコンロで炙ってみると、、あら!意外と何だか楽しい♪
初めてながら、非常に躍動感のある仕上がりに満足しております☺️
そして蛍光塗装でビコビコに光ります!
暗闇でのド派手さなら、負ける気がしない!笑
もうひとつのこだわりポイントは、毎度お馴染み自作デカールだった訳ですが、今回、イタリア代表のガンプラという事で、なかなか無いイタリア語のデカールを制作してみました!
ペラペラ喋れる訳じゃないけど、初めて行った海外がイタリア、その後長期滞在した経験も有りなどと、イタリアには並々ならぬ思い入れがあるワタクシのイタリア愛を注ぎ込みました❤️🔥
2025年内には間に合わなかったショートストーリーですが、何とか仕上げる事が出来ました!
コンテスト用という事で制作後直ぐに投稿出来ず、その後も次の作品に取り掛かった事で制作から時間が経つと、中々執筆の筆も乗らないものですね…
イタリア人は古い物を結構大切に使い続ける気質があるので、フェリーニのウイングガンダムに対する愛着も何となく通じるものがあると感じました。
今回、この一体を仕上げる中でも、新しい挑戦や、自分らしいこだわりなど、色々な要素を盛り込む事が出来、とても良い時間を過ごすことが出来ました!
2026年も、より進化した自分を目指して制作していきたいと思いますので、宜しくお願い致します☺️
ありがとうございました🪽
















まだまだ付き合ってもらうぜ……相棒!!
コメント
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明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
いつものような引き込まれるストーリー、期待していますね。
あけましておめでとう御座います✨
今年もよろしくお願いします❗️
実は、なかなか筆が進まない時もあるガンプラショートストーリーですが、ようやく構想が固まりました!
年越しまであとわずか、来年もガンプラ、楽しみましょう👍
あけましておめでとう御座います✨今年もガンプラ楽しんでいきましょう✌️
楽しみにお待ちしておりますm(_ _)m
カッコ良いですね🤩👍✨🥰😆💖🌟
来年も宜しくお願い致しますm(_ _)m
あけましておめでとう御座います✨今年も宜しくお願い致します☺️
ありがとうございます❗️
明けましておめでとうございますm(_ _)m
この緑色が大好きですm(_ _)m🥰💖💖💖
本年も宜しくお願い致しますm(_ _)m
UC.60生まれ
ジオン第四工科大卒
1年戦争時 工兵の不足により工業科学生でありながら学徒動員・徴用され第603技術試験隊においてオリヴァー・マイ技術中尉付きのメカニック見習いとして、様々な機体に携わり無事終戦まで生き残る。これは、彼の肉眼に映った兵器たちの記録である。
主に微改造・全塗装で仕上げている初心者モデラーです。
ガンプラの取説にある機体解説やショートストーリーが好きで、それに寄せた文章を考えてみました。
お目汚しですが、よろしくお願いします。
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