CFK-029FA MICHAELIS GNOME
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【これまでのあらすじ】
手慣れた試合運びを見せた歴戦の戦士ですらも容易く葬り去る圧倒的強者・漆黒の騎士。ミオリネとエリクトは秘宝“フレイヤの花婿”を賭けて、ついに仮面武闘会(マスコリーダ)に姿を現した前回優勝者との闘い(ダンス)にのぞむ…
「前の試合では、流石の戦いぶりで経験の違いを見せつけたと思ったが、、、その“夜明けの狼”が瞬殺とはな…」
「あの黒いMS、未だに傷一つ受けて無いぜ。前回の優勝も圧倒的強さだったが、もはや“化け物”じみてるな。」
その黒きMSは対戦相手だけでなく、闘技場の観客全てをも圧倒していた。
彗星の如く現れた前大会も、驚異的な強さを見せつけて優勝したが、そのパイロットは黒ずくめの甲冑を着込んだ金髪の男であるという事以外は依然として謎に包まれている。
「猟犬ヲ失ッタ狩人デハ相手ニナラヌ」
漆黒の騎士は静かに呟く。
「ご覧のとおり、いよいよ今大会の決勝戦のカードが決定いたしました。
さてここで、最後の試合を前に、優勝者に贈られます賞品を会場の皆様にご披露いたしましょう。
今大会の優勝賞品は、古の剣と魔術の時代より、錬金術により生み出されし不老不死をも叶える魔女の秘宝・フレイヤの花婿に御座います!!」
闘技場のバルコニーに、ザザ商会の幹部、イエル・オルグに付き添われて赤毛の女性が現れた。
「スレッタ!!!」
金色の仮面に目元を隠されているが、それは間違い無く捜し求めていたスレッタ・マーキュリーの姿だった。
「ミオリネさん!!?ミオリネさ〜ん!助けに来てくれたんですかーー!?」
ミオリネの姿を見つけて、スレッタも嬉し泣きの表情を浮かべる。
「ミオリネさま、お気持ちは分かりますが正体を気取られぬ為にも、いま少しご辛抱下さい。」
隣に立つラジャンの忠告で我に返ったミオリネは、叫び返したい気持ちを押し堪える。
「そ、そうね。スレッタが無事で居るのは分かった。あとは、目の前の試合に勝ってスレッタを取り戻すだけよ!」
決勝の舞台を迎えた闘技場は、暗礁宙域の深く、人目を盗んで開催されている非合法MS格闘技だとは思えぬ程に、これまでの試合を更に上回る盛り上がりをみせている。
「さて、今宵もいよいよこれがラストダンスとなります!!
決勝の舞台にあがる踊り手は、、、
純白のドレスに薔薇の花を纏いし麗しき令嬢・
ローゼッテを駆る、エントリーネーム・ミオミオ!
対
無傷の前大会王者、圧倒的な力、日没する処の戦士・ミカエリス・ノームを駆る、エントリーネーム・漆黒の騎士!」
各々の応援する選手への声援で会場が揺れる。
「決勝戦の開始を告げる口上は、お二人にあげて頂きましょう!」
「西に弱き敗者あり」
「東ニ強キ敗者アリ」
「勝者はただ最期まで踊り続けた者のみ!」
「勝者ハタダ最期マデ踊リ続ケタ者ノミ!」
「決心解放!!(フィックスリリース)」
開始が勢いよく告げられたものの、互いの手と手を取りダンスが始まる様に、決勝戦は緩やかにスタートする。
互いのステップを合わせる様に展開される、完璧に隙の無い攻防。
引いては押し、押しては引く。その軌道はあたかも円を描いている様だ。
「ぐッ!」
これまで以上に激しい機動に歯を噛み締めたミオリネをエリクトは心配する?
「ミオリネ、大丈夫⁉︎」
「私のことは構わず、全力で闘って!!」
武器を交えた際に無駄な力みは全く無く、間合いを取っている時にも互いに見えない攻撃を放っているかの様な緊張感が走る。
「イイダロウ。貴公ノ力量ヲ認メテ、我ガ眷属ノチカラ解放スル!」
ミカエリス・ノームのシェルユニットに赤い光が疾って、背中の大きなフライトユニットが独立機動を始めた。
「GUND-ARM!?あのユニットはガンビットだ!攻撃が来る!!」
フライトユニットだったバックパックは幾つかのビットステイヴに分離して襲いかかってくる。
ローゼッテもエスカッシャンを展開し、ビット同士の激しい応酬は、闘いをさらに派手なものへと変えていった。
「お、おい…こんな闘い、今まで見た事ねぇぞ…」
「あぁ、これまでのどの試合よりも間違いなく激しいぶつかり合いのはずなのに、、何処となく優雅さすら感じる…
あの二人、まるで踊っているようじゃ…」
両者の力は見事なまでのバランスを保って均衡していた。
「メガビットライフルで決める!スレッタを助け出すんだ!!」
エスカッシャンたちがローゼッテのライフルに合体を始めると、ミカエリス・ノームのガンビットたちも集合し一つの巨大なビームソードに姿を変えた。
「必殺ノ一撃カ。斬リ伏セテクレヨウ!!」
闘いは…次の一撃で決まる!!
観客の誰もがその思いで舞踏のゆくえに目を奪われていたときだった。
「全員、その場を動くな」
「な、何の騒ぎだ!?」
「何なんだ、あのMSたちは?」
気が付けば、闘技場には無数のMSが降下して包囲されている。
「な、何なの?これ!?摘発なの?ドミニコス隊?グエル?」
「いや、俺は何も聞いていないぞ…それに、あれはドミニコスの部隊じゃない…あれは、、、」
所属不明の無数のMSからは、観客やザザ商会の組織員たちへ向けて警告が発せられている。
「全員、無駄な抵抗はやめて投降せよ。この場所は我々の艦隊によって包囲されている。繰り返す、武装を解除して投降せよ。
この場所は宇宙議会連合が制圧した。」
【機体解説】
CFK-029FA ミカエリス・ノームは漆黒の騎士の駆る専用MSである。
ベース機となっている旧グラスレー社のミカエリスは第5世代のGUNDフォーマット非搭載MSであったが、同社もまた他のベネリットグループ御三家の動向を察知し、秘密裏にGUND-ARMの研究を開始していた。
通常、GUNDフォーマットは、MSのフレームなどの根幹部に設計段階から組み込まれる事が定石であったが、グラスレー社は、MSの増加装甲に
その機能を持たせる事で、自社のGUNDフォーマット非搭載機にも、ガンビットの運用能力などを後付け的に付与する方向性を模索した。
その結果開発されたのが、GUND-armorであり、本機はこれを装着したミカエリスのフルアーマープランとしてロールアウトしたものである。
各所にシェルユニットをを配した増加装甲は、防御力を格段に向上させつつも、MS本来の高い可動性を維持している。
手持ち式の大型盾・キネティックシールドにも、本来のアンチドートとしての機能は廃され、シェルユニットが増設された。
背部に装備されたマントの様な大型フライトユニットは、本機の運用する複合型GUNDビット「ゼルギウス」であり、切り離しての運用や、7つに分離させてビットステイヴとしての全周囲攻撃も可能である。
またこれからのビット自体が、ミカエリス・ノームの手持ち武器として使用可能であり、ブレードピストル、キャノンジャマダハル、ビームソード「エタルド」「ラグネル」といった多彩な兵装を装備する。
さらに、再合体させることにより出現する巨大ビームソード「オルティナ」は、本機最強の大型武装であり、あらゆる攻撃を切り裂きつつ敵を薙ぎ払う必殺の一撃を放つ。
その他にも、ワイヤーハンマー「トール」、ビームサーベル付きショートシールドなど、死角の無い武器を装備した本機は、突如として現れた漆黒の騎士の愛機として前大会を無傷での優勝し、今回の仮面武闘会においても他を圧倒する強さを見せつける。
前話の投稿から、あっと言う間に一カ月が経っていました…
年末年始は怒涛の忙しさで、制作も遅々として進まず、2週間に1話の公開ペースなど保てるハズもなく…
幸い今作は、昨年6月頃に完成させていたものなので、今になって何とか撮影まで済ませて第4章公開させて頂きます!
写真や解説の通り、この機体はミカエリスをベースに、アーマーやら、バックパックを被せていってのフルアーマー化というコンセプトで制作していきました。
アーマーや追加武器は30MF、フライトユニットはコトブキヤのmsg、盾や両腕はベギルペンデから。
素体となるミカエリスは森の精霊ノームにあやかりオリーブ系に塗装し、漆黒に塗装したアーマー類は全てパージ出来る細工にしてあります。
今回は暗めのカラーリングになるので、白インクが出ない自作デカールはともかく目立ちにくいですが、一応いつもと同じく貼ってあります。
素体エリス。
この姿で活躍する日はあるのかどうなのか…乞うご期待です。
フルアーマー形態。ミカエリスが、GUND-armorを纏うことでGUND-ARM化するがコンセプトなので、マスクもV字アンテナを生やしています。
モチーフにしたのは、かつてやり込んだシュミレーションRPGの金字塔ファイアーエムブレムシリーズの蒼炎の軌跡・暁の女神に登場する漆黒の騎士です。表情の伺えぬマスク、漆黒の鎧に白い縁取り、赤いマント…あの圧倒的強者感を感じて頂けたなら幸いです!武装の命名も同作をリスペクトして。
ストーリーでは、決勝戦を描くということで、これまた、大ドロボウJINGザザの仮面舞踏会篇の神回をオマージュさせて頂きました!“日出処の戦士”とジンとの「あの二人、まるで踊っているようじゃ」の見開き二ページは未だに忘れる事が出来ない名シーンです。
突如、謎のMSたちにより摘発された仮面武闘会。舞台を移し、物語はいよいよ核心へと迫ってゆく…
もう、制作しておいたストックも無いので、いよいよ背水の陣で制作頑張ります❗️
また、次回もお楽しみに✨
「あの二人…まるで踊っているようじゃ!!!」
コメント
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待ってました‼️😆 待望の続編😁
漆黒のミカエリス、細身のイメージがありますが、増加装甲と大型シールドにハンマーのスタイルがとてもかっこいいですね😆
物語も戦闘の良いところでの第3勢力の介入、果たしてどうなるのか⁉️
UC.60生まれ
ジオン第四工科大卒
1年戦争時 工兵の不足により工業科学生でありながら学徒動員・徴用され第603技術試験隊においてオリヴァー・マイ技術中尉付きのメカニック見習いとして、様々な機体に携わり無事終戦まで生き残る。これは、彼の肉眼に映った兵器たちの記録である。
主に微改造・全塗装で仕上げている初心者モデラーです。
ガンプラの取説にある機体解説やショートストーリーが好きで、それに寄せた文章を考えてみました。
お目汚しですが、よろしくお願いします。
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