MS-09 DOM

ツイマッド社は、ヨーツンヘイムにて技術試験中であったEMS-10ヅダにも使われていた土星エンジンを使用し、独立戦争の主戦場となった地球での主力機採用を目指し地上戦用MSの開発を進めていた。

地球の広大な大地において、戦線が拡大するにつれて主力兵器であるMSの進出速度は深刻な問題となっていた。

そこで、前述した高効率な土星エンジンの開発成功により、"歩行"ではなく"ホバー"で移動するという新機軸のアイデアが実現可能なものとなり、MS-09ドムとしての完成に至っている。

ザクやグフを上回る大型で重装甲な機体ではあったが、ホバー走行による圧倒的な機動性を誇り、主兵装とされたジャイアントバズは口径360mmを誇る、最大級の実弾携行砲であった。

またその機体のベイロードを活かし、多数のオプション兵装を搭載する事も可能であった。

オデッサでの反攻作戦に際し、連邦軍は艦砲射撃を行うべくホバークラフトの大型陸上戦艦を投入してきたが、それに対して大型ミサイルランチャーを始めとした多数の火器を搭載した重火力支援仕様のドムが出撃し、対艦攻撃を行ったとの記録も確認されている。

後にドワッジなど主に砂漠戦を想定した局地戦改良機に施されたものと同系統の塗装が施されていたこの機体は、前衛機であるb3型グフと臨時編成の小隊を組み、後衛としてHLVの発射までの防衛を担ったものとみられる。

この時、連邦軍はオデッサ基地防衛に当てられた我が方の実に七倍にものぼる大戦力を投入していた事を私は後に知った。

オデッサは、まさに鉄の嵐に見舞われていたのだ。

初代アニメ凖処で非常にシンプルながら、必要なところにこだわりのディテールが入り、クリアパーツやリックドムとのコンパチ仕様、大型武装ビームバズーカ等のプレイバリュー満載で定価1870円という「ドムのキットにハズレなし！」の格言にも頷ける名キット。

ここ1年でも全く店頭で見かけず、出かけた平日12時からの再販で行列を成して買い占められていく様子を目に、「そりゃあ目にしない訳だ💦」と、ようやく手に入れることが出来ました❗️

カラーリングは、重力戦線に登場しそうな土臭いドムをイメージして、ほぼドワッジを参考に一度塗装しました。が、組み上げると少ししっくり来ず、胸部アーマー、腰部、肩球体部をリカラーしてようやく落ち着きました。

水性ホビーカラーのエアブラシ全塗装。カラーは、ドイツ戦車色のサンディイエロー、サンディブラウンを中心に、メタルブラック、グレーメタリックですが、差し色の腰のオレンジが綺麗に塗れたけど彩度が高すぎて、ややジャイアンツカラーになったのは内緒です🤫(巨人ファンじゃない笑)

同時制作したグフカスと同様、こちらも各所に初挑戦であるピンバイス加工。大柄のシンプルな面に、自分でディテール追加出来て満足しています。

ドム系の他の1/144キットがシールなのに、このキットはクリアパーツのモノアイシールド＋内部構造再現なのも得点高いですよね。頭部を露出させても絵になるし、ドムの十文字モノアイは、中央にある時は無機質でロボット的な印象なのに、モノアイを振ることでものすごくキットに表情が出てきて、歌舞伎の見栄を切る的な事なのか、良い演技してくれてる感が出てきます！

連邦軍から「スカートつき」と呼ばれるくらいの大きなリアアーマーですから、ドムはバックパックよりもこちらに武装をマウントしたくなります。

オリジナルの重火力支援仕様ということで、MSGの大型ミサイルランチャー、J型のミサイルポッド、ザクバズーカ、シュツルムファウスト等を他の機体からぶんどって盛りまくったシルエットは、さながら武蔵坊弁慶w

大柄なので、MMPマシンガンもFZザクに付いている大きめのものが似合います。

前衛の格闘戦重視のグフカスと、後衛の砲撃戦支援仕様のドムのコンビ。

さながらオデッサの義経と弁慶⁈w

11月9日はオデッサ攻防戦終結の日にして、いいドム(MS-09)の日ですね❗️

以上、ジオン陸上部のみなさんでした！

HGUCドム

MSG大型ミサイルランチャー

水性ホビーカラー

ガンダムデカール